去る8月27日土曜日、早稲田大学と慶應義塾大学の化学系学科の合同研究会である早慶ワークショップが早稲田大学理工学部55号館で開催された。当日は残暑が厳しく、外を歩くだけで汗をかくほどであったが、参加者総数126名を集め盛大に行われた。応用化学科主任清水功雄教授の開会の言葉で始まり、15時30分から17時までポスター発表会が開催された。
発表者は早稲田応化が16名、早稲田化学が14名、慶応応化が25名、慶応化学が9名の計64名であった。早慶両校から選抜された学生だけのことはあり、非常に高度で有意義な議論が展開されていた。学生と教員が全員審査員となり、64名のポスター発表者の中から優秀賞を決定した。慶応から2名、早稲田から1名の優秀者が表彰された。早稲田からの選ばれたのは応用化学科博士後期課程1年小川竜平君で、発表タイトルは「キラルパラジウム触媒による双環状アリル化合物のエナンチオ選択的反応」であった。
ポスター発表会のあと懇親会が行われ、非常に和やかな雰囲気の中、早慶化学系の関係をより深くすることができた。来年度は慶応主催で日吉にて開催される予定である。今後もよきライバルとして慶応との交流を進めていきたいと考えている。
(文責 応用化学科 小堀 深)