学 生 工 場 見 学
2015年度学生工場見学報告
応用化学科 | 教授 | 関根 泰 |
| 専任講師 | 小堀 深 |
応用化学会 | 交流委員 | 関谷 紘一 |
| | 保谷 敬夫 |
1.見学趣旨
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大学側の教育行事として、応化学生の学部2年生を対象に、企業の製造、生産管理、研究開発等の現場を見学し、実態を学び、今後の勉学への動機付を行うことを目的とする。開催時期は夏休み中の後半の平日とし、西早稲田キャンパスから日帰りで往復可能な地区の企業事業所・工場を対象とする。昨年は京浜・都内地区であったが、今年は鹿島地区を選定した。
2.開催日時
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9月14日(月) 7:45西早稲田、理工キャンパス集合
8:00バスにて出発,18:45 理工キャンパス帰着・解散
3.参加者
- 先進理工学部応用化学科2年生 28名(30名の申込があったが、2名辞退)
- 引率教員 関根泰教授(B2担任)、小堀深専任講師(B1担任)
- 同伴交流委員 関谷紘一(新18回、元昭和電工)、保谷敬夫(新19回、元三菱化学)
4.工場見学先(鹿島地区2社)と見学概要
@ 三菱化学株式会社・鹿島事業所(石油化学、ポリオレフィン関連)
〒314-0102 茨城県神栖市東和田17−1
10:00〜10:05 | 総務人事GMご挨拶 |
10:05〜10:30 | 総務人事社員による事業所概要紹介 |
10:30〜11:00 | 事業所内見学会 ※バスで事業所内1周 |
11:00〜12:00 | エチレン製造課及びPP製造課技術系社員による業務紹介・質疑応答 |
12:00〜13:00 | 懇談昼食会(三菱化学若手技術者出席:応化OBを含む10名参加) |
13:00 | 三菱化学出発 |
A 株式会社カネカ・鹿島工場(塩ビ、PS、イソブチレン系エラストマー他機能性樹脂関連)
西地区工場 〒314-0103 神栖市東深芝15
13:30 | 西地区工場到着 |
13:30〜13:50 | 総務チームリーダーによる受け入れオリエンテーション |
13:50〜15:50 | メガソーラー(太陽光発電)見学センター、カネライトフォーム(発泡PS断熱建材)課見学 |
15:50〜16:30 | カネライトフォーム課及びメガソーラー見学センター技術系社員による業務紹介・質疑応答、 本社人事部社員(技術系出身)による企業紹介・質疑応答 |
16:30 | カネカ出発 |
18:45 | 理工キャンパス帰着(帰りのバスでアンケート記入・回収)・解散 |
5.見学後記
- 両社とも事前に当方の学生工場見学の趣旨をよく理解されており、何れの若手学卒技術者の方のプレゼンも該社及び当該工場の概要説明、担当業務・職務の説明に加え、入社後の履歴、公私に渡る体験談、語学の必要性、学生時代と入社後の意識の持ち方の違い等が具体的に話され、質疑応答も活発に交わされました。学生にとっては化学企業とそこで働く技術者のあるべき姿の一端が認識出来、理解が深まったものと思われます。
- 今回は鹿島地区と比較的遠距離な為、例年より15分早めに集合し出発しましたが、バスの移動はスムーズで、ほぼ予定通り三菱化学・鹿島事業所に到着出来、その後のスケジュールもほぼ予定通り進められたことは、両社の事前準備とご配慮によるところが大きく、あらためて両社に感謝いたします。又三菱化学における懇談昼食会の食事はご厚意で、該社負担で賄われたことに関しても感謝いたします。
- 帰りのバスで学生から回収した今回の見学会のアンケート結果も、今回の見学会については実施方法、内容とも概ね好評であり、今後も継続を希望しております。学生の見学希望先は企業の研究所が多かったのですが、今回は研究所が設置されていない工場であったので、研究所見学は叶いませんでした。次回以降考慮したいと思います。
- 今回の参加学生は28名(申込者は30名)と予定の45名には届きませんでした。今年は春先の応化会行事の時期の移動等もあって、見学先の選定・特定が遅れ、学生への見学案内の告知が夏季休暇直前となったため、学生側の予定が埋まってしまい、希望者が少なかったものと思われます。来年は2ヶ月位早め、4,5月頃見学先を選定・特定したいと思います。
三菱化学株式会社 |
株式会社カネカ |
以上