交 流 会



学 生 工 場 見 学

2013年 学生工場見学概要報告

応用化学科   教授  小柳津研一
応用化学科   教授    野田 優
応用化学会   副会長  下井将惟
応用化学会  交流委員 関谷紘一
応用化学会  交流委員 長瀬穂積


応用化学科学生工場見学会を9月20日に実施した。
参加人数は、応用化学科2年生38名(男子33名、女子5名)、引率の小柳津教授、野田教授並びに応用化学会の下井副会長、交流委員の関谷、長瀬の合計43名であった。 当日、8時に理工学部キャンパスに集合し、大型バスで出発した。

午前中の見学先はDIC(ディーアイシー)千葉工場。1962年操業スタート、合成樹脂(インキ原料)の製造、研究が中心で、平均年齢41才と若い工場だが、市原市製品出荷額は第2位を誇っている。 バスを下車して、合成樹脂の反応器、分析センター、伝承館を見学した。伝承館では、5年前の事故を忘れないようにダメージを受けた反応器が展示されており、事故の概要の説明があった。終了後は、若手社員とともに、昼食をとりながら、懇談を実施した。少人数ごとに、テーブルに分かれ、各テーブルに若手社員が座り、自由に意見交換を実施した。



午後は、バスで20分ほど移動し、三井化学市原工場、袖ヶ浦センターを見学した。市原工場では、OBの飯田工場長から工場概要の説明があった。エチレンプラトを中心とした石油化学工場で、低密度ポリエチレンプラントの反応器を道路から見学し、その規模の大きさに驚かされた。袖ヶ浦センターは緑に囲まれ、ゆったりとしていた。研究成果の説明の後、ポリウレタンの成型テスト設備を見学した。
それぞれ見学終了後、会議室にて、工場・研究センターの若手社員と、質疑応答が行われた。



昨年の工場見学は、参加者が18名と少なかった。今年は、年初に企業へ工場見学受け入れ可能かのアンケートを実施し、工場見学先の候補、日程を3月末には決定できた。5月には学生への案内ができ、8月1日に参加者全員にガイダンスを実施した。

見学後に実施したアンケート結果では、見学スケジュールに余裕が欲しかった、社員との懇談の時間が短かったとの意見があった。次回(2014年)の工場見学に向けては、更に、改善をしていきたい

以上