応用化学科の西出宏之教授は、昨年(平成18年)5月に 社団法人高分子学会の会長に就任されました。
今般、西出教授より、応用化学会員にメッセージを戴きました。
西出 宏之教授
1970年早稲田大学理工学部応用化学科卒
(昭和45年、新20回)
1975年同大学院理工学研究科博士課程修了(工学博士)
1987年同学教授
応用化学会理事
昨5月末に (社)高分子学会・第28代会長(任期2年)に選任されました。(社)高分子学会は1938年設立の 日本合成繊維研究協会(後に高分子化学協会と改称)を前身に、「新興高分子科学およびその応用推進」を謳って1951年に設立された学術団体です。櫻田 一郎 先生、同窓大先輩 神原 周 先生(東工大)はじめ、主に京大、東大・東工大から歴代会長に就かれてきました。
(社)高分子学会は、現在13,000名近い会員を抱え、世界の高分子領域を先導し、わが国化学・材料系でも屈指の組織です。年次大会(春)、討論会(秋)、ポリマー材料フォーラムへの参加者数は各々3,500、3,000、900名、ほか事業として、講演会・研究発表会等、8支部での行事とあわせ年間350回超、超分子、医用高分子、ゲル、エコマテ、有機EL、燃料電池材料、フォトニックスポリマーなど24の研究会とその活動、機関誌「高分子」、Polymer Journal誌(70年創刊)、高分子論文集(44年創刊)など毎月刊行、隔年主催の数百名規模の国際シンポジウムなどです。400社近い法人会員の参画も大きな特徴で、産業界執行部から成る「高分子同友会」とも連携しています。4名の副会長、大野 弘幸 先生(東農工大、新26)、春名 徹 氏( (株)アデカ取締役、新19)含む理事26名、事務局職員20名余とともに運営しています。
若手を惹きつけるコミュニティーとして発表・討論の場の充実、アジア諸国からの参加の呼びかけ、会員過半の企業所属メンバーの関心と要請への迅速な対応など具体的に行動しています。度々、各地で本会同窓より温かい励ましを掛けていただき、本当に有難くまた心強く思っております。科学技術への社会と経済の期待が(社)高分子学会にとっても追い風となりますよう運営しておりますので、本会皆様にもぜひ(社)高分子学会をご利用いただくとともに、ご支援をお願いいたします。