平成17年3月12日(土)大隈講堂にて、平田 彰教授の最終講義が行われました。
最終講義は「異相接触操作における移動現象−スペースシャトル実験から産業排水の浄化まで−」と題して、先生が早稲田大学に入学されてからの52年間を振り返りながら、先生の研究の足取り、研究成果をエピソードを交えながらお話をされました。
引き続きリーガロイヤルホテル東京で、退職記念パーティーが行われました。先生と所縁のあるおよそ400人の方達が集まり盛大な会となりました。先生は、長年支えとなっておられ、車椅子で出席された奥様をいたわりながら、会場を廻り出席者からのお祝いを受けられました。終わりに、先生のご挨拶があり(→こちらへ)、そして、奥様ともども花束を受け取られ、校歌の斉唱、エールを贈られたところでお開きとなりました。(文責 広報委員会 平中)
平田教授ご夫妻 | 白井総長祝辞 |
足立理工学術院長祝辞 | Norman Epstein名誉教授祝辞 (Univ.British Columbia) |
会場風景 | 花束贈呈 |
本日は、大変ご多忙中にもかかわらず、また遠路、私の退職を記念して開催してくださいましたパーティーにご参列賜りまして、誠に有難うございました。心より厚く御礼申し上げます。
思い起こしますれば、昭和28年4月、福島県は会津若松より憧れの早稲田大学に入学を許可されて以来、52年間、昭和38年に助手として奉職させて戴いて以来42年間、お蔭様にて、本務を全うすることが出来、本当に充実した日々を過ごすことが出来ましたのも、これも一重に皆々様のお心のこもりました暖かいご指導・ご鞭撻・ご厚情の賜物と、心より感謝申し上げております。 改めまして、心より厚く御礼申し上げます。
私に取りまして、このパーティーは一生に一度のことでもありましたし、ご参列戴きました方々の中には、もうこれがお会いする最後の機会となります方々がおられるのではないかと思いましたので、私がご指導・ご鞭撻・ご厚情を賜りました諸先生・先輩・同僚の方々に対し、また私が指導・教授させて戴いた方々に、本来ならばお一人お一人に直接親しく接しさせて戴き、心からの感謝の念を表し、御礼申し述べさせて戴き度存じておりましたが、予想を越えるご参列を賜り、それもかなわず、誠に失礼申し上げました。ここに心より深くお詫び申し上げます。
ここに、これまでのご指導・ご鞭撻・ご厚情に改めまして心より厚く御礼申し上げます。
最後に、皆々様のご健康・ご多幸と、今後益々のご発展・ご隆盛をお祈り申し上げまして御礼の言葉とさせていただきます。