逢坂哲彌教授(早稲田応用化学会会員、早稲田大学教授)が平成22年春の褒章において「紫綬褒章」を受章されました。
逢坂哲彌教授(新制19回、S.44年卒、同大学院博士課程S.49年修了)が、平成22年春の褒章(発明改良)において紫綬褒章を受章されました。
逢坂哲弥教授は、現在、早稲田大学先進理工学部応用化学科応用物理化学分野において電気化学ナノテクノロジーを駆使して電池、磁気記録材料、エレクトロニクスパッケージング材料、 バイオセンサ、マイクロセンサなどの研究テーマを中心とした幅広い分野で公共に役立つかずかずの新しい発明発見をされ、「発明改良又は、学術芸術上の発達に関し事績著明」であると評価されました。更に、新しい材料の世界的情報発信基地の確立にむけてご活躍中です。→詳しくはこちら
受章のメッセージ
陛下拝謁にて
2010年4月29日(木)、紫綬褒章を受け、5月14日(金)伝達式、皇居での陛下拝謁がありました。
対象とされた発明改良「界面電気化学の確立による高密度記録用小型磁気ヘッドの開発」は、早稲田大学における研究成果が発明実用化に繋がり、その結果が評価されてこの光栄に浴するのは大変運がよく、研究室の皆様、特に関係した卒業生の皆様のお陰が大きいことを実感しています。
天皇陛下には、3年前、日本国際賞審査委員として、親しくお話を頂く機会がありましたが、その時は、天皇・皇后両陛下の人柄に触れることができ、すっかり家内ともどもファンになってしまいました。今回は、御病気をされたせいか、ややスリムになられた感じを受けました。多くの褒章者とともに皇居・豊明殿で拝謁に参加できましたことは、なんとも光栄の至りでした。これを励みに、ひき続き、研究・教育に力を入れていきたいと考えています。