2008年度給付奨学生からのメッセージ



崔 源成(西出研 M2)

 この度、2008年度早稲田応用化学会給付奨学生として採用していただきありがとうございます。応用化学会の貴重な財源で成立している応化奨学金を賜ることになり、誠に光栄です。推薦委員の方々をはじめ、応用化学会の皆様に御礼申し上げます。

面接時に審査委員の方が「この奨学金は年金にて生計を立てられている多くの先輩諸氏の、なけなしの5000円、1万円というお金を集めてできた奨学金であるということを理解するように。」とおっしゃられた言葉を胸に、感謝とともにこれまでより一層研究に励んで参りたいと思います。また、面接時には在日韓国人としての自分の立場を審査員の方々には深くご理解いただき、様々なご助言をいただき感謝しております。諸先輩方のように世界で活躍し後進にその背中を示したいと感じました。

 現在、私は構造単位にアントラキノンを持つ高分子の合成と負極活物質としての応用をテーマに研究をすすめております。有機アニオンは不安定でその扱いが困難ですが、それを制御することに魅力を感じ、日々研究を進めております。応用化学会の発表等で研究内容をご覧になられる機会がございましたら学術的のみならず社会的なご意見・ご指摘を忌憚なくお聞かせください。この機会を活用いたしまして応用化学会の諸先輩方との交流を深め、貴重な意見を拝聴させていただきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。 最後に、早稲田応用化学会の皆様には重ねて御礼申し上げます


 


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村田 篤(武岡研 M2)

 この度、2008年度応化会給付奨学生として採用して頂き、深く感謝しています。選考にあたり、ご多忙の中お時間を割いていただきました推薦委員会委員の皆様方、また、奨学金の設立にあたり、ご尽力頂きました諸先輩方に厚く御礼申し上げます。皆様方の期待に沿えられるよう、博士後期課程進学後もより一層、勉学に研究にと精進していきたいと考えております。

 現在、私は細胞内での生体分子の可視化を目指した蛍光プローブの開発を行っております。生体分子の細胞内動態を解明することで、種々の疾患の治療法・治療薬開発の足がかりとなるような研究を目指しております。応用化学科で学んできた化学の知識を活かし、生物学あるいは医学分野と融合した研究を進めていきたいと考えており、こうした研究成果を少しでも社会に還元できるような形にしていければと思っております。

 また、応化会給付奨学生として、微力ながらも応用化学会の発展に貢献していければと考えております。この度は、本当にありがとうございました。


 



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