新入生オリエンテーション2014

 本年度は約140人の新入生を迎えた早稲田大学先進理工学部応用化学科。本年度の新入生オリエンテーションは昨年までの反省を活かし、昨年までのスケジュールに多少変更を加え、GW初めの4/30、5/1に行われた。大きな期待と不安を抱いて大学生となった新入生に、4年間を共に過ごし、互いを高め合うこととなる友達との交流を深め、今後の生活の指針を与えるのがこのオリエンテーションの目的である。

 我々応用化学科学生委員は一年生担当の関根先生、下嶋先生、小堀先生のご指導の下、新入生に充実した2日間を提供できるようなオリエンテーションにするため、三ヶ月以上前から準備を進めてきた。今年の新入生オリエンテーションを振り返らせていただく。

スケジュール

第1日目 4月30日(水)第2日目 5月1日(木)
9:00  西早稲田キャンパス集合6:30  起床
12:00  昼食(佐久おぎのや)7:30  朝食
13:30 セミナーハウス到着9:00  運動会
14:00 応化ガイダンス     (台風の目・大縄・綱引き)
15:00 講義12:00  昼食(天狗乃茶屋)
16:00 入浴・自由時間16:00  西早稲田キャンパス到着
17:00 GM1
18:00 夕食
19:15 GM2
20:10 GM3
21:10 先輩との懇親会
23:00 就寝 
第一日目 4月30日(水)

 オリエンテーション初日の朝、あいにくの悪天候の中、軽井沢へ向け出発した。本年度は両日ともに平日であったため、予定通り到着することが出来た。セミナーハウスへ向かう途中に、お昼ご飯をとるため、「佐久おぎのや」に立ち寄り、釜飯をいただいた。新入生は皆お腹をすかせた様子で、食堂は大賑わいであった。

 セミナーハウス到着後は応化ガイダンス、先生方による講義を行い、今後の大学生活や先生方の研究内容を話していただいた。先生方の熱い思いを真剣に聞く学生の姿や、熱心に講義の内容を書き留める姿などが見受けられ、新入生にとって有意義な時間になったことが伺えた。

 講義の後は、少人数で先生方のお話を伺うグループミーティング(通称GM)を行った。事前に新入生が興味を持っている化学の分野についてのアンケートを行い、先生方の研究内容や、大学生活を送る上で大切なことなど、様々な内容のお話をしていただいた。目を輝かせながら最先端の研究を行っている教授方のお話を聞く新入生の姿や、積極的に質問をする姿が多く見られた。先生方のお話を少人数で聞くGMは、新入生にとって貴重な経験となり、これから4年間応用化学科で学んでいく上での目標がより明確になったのではないかと感じた。





 GMの後には、新入生と我々応化委員との懇談会を行った。講義やGMとは異なり、お菓子を用意して和やかな雰囲気で、サークルや学生生活のことなどを気軽に聞くことの出来る場となるように心がけた。学生委員との交流だけでなく、まだしゃべったことのない新入生同士が話す機会にもなった。笑い声が絶えず、様々なイベントを行った1日目を良い形で締めくくることが出来た。

第二日目 5月1日(木)

 オリエンテーション二日目。一日目は夜遅くまで雨が降り続き一時は開催が危ぶまれたが、学生の思いが通じ、青空の下、運動会を行うことが出来た。  運動会では、例年通り個人の運動能力だけでなく、団結力が重要となるような競技を採用した。
 まず、第一競技は「台風の目」を行った。この競技はいわゆる棒リレーであり、2人で1本の棒を持ちポールの役割を果たしている学生委員の周りを一周した後、チーム全員の足の下に棒を通すというものである。最終走者は実験には欠かすことの出来ない白衣を着て走るという演出もあり、応化らしい一面も見られる楽しい競技となった。非常に接戦であり、新入生の楽しそうな声が鳴り響いた。
 第二競技は「大縄」を行った。全員で最も多く飛べた回数を競う競技であり、本番前の練習の時間にはどのような並び方にすればより多く飛べるのか、縄の長さはどれ位にすれば飛びやすいかなど、試行錯誤する姿が見られた。本番では、皆で声を掛け合い、大きな盛り上がりを見せた。
 最後の種目は毎年恒例の「綱引き」を行った。今年もトーナメント形式で行った綱引きであるが、今までの競技以上に一体感が感じられ、白熱した競技となった。試合が進んでいくうちに班の結束力が強くなり、盛り上がりも最高潮に達していた。優勝したチームは小堀先生を筆頭とした先生方と応化委員で結成されたチームとのエキシビジョンマッチを行った。結果は先生方のチームの圧勝であり、力の差を見せ付けることとなった。
 全班が優勝を目指し、一生懸命取り組んだ運動会の盛り上がりが冷める間もなく、結果発表が行われた。今年は1位、2位に加えて最下位から2番目となったいわゆるブービー賞も設けた。今後の応用化学科の生活に役立つような景品を用意し、新入生に喜んでもらうことができ、運動会は大成功のうちに幕を閉じた。

 帰り道では、新しい試みとして、「天狗の茶屋」というお店で昼食をとった。長野の名産であるそばと山菜おこわをいただき、運動会で疲れた体を癒すことが出来た。  また、帰りの道中では下嶋先生や助手の先生方に作っていただいた化学に関するクイズを行い、新入生に最後まで楽しんでもらえたのではないか思う。

本オリエンテーションを通じて、新入生同士の仲がより深まったのではないかと思う。今後の大学生活はもちろん楽しいことばかりではなく、困難なことが待ち受けているが、この2日間を通して得た友達との絆を信じて、助け合い、楽しい4年間を過ごして欲しいと思う。
 今回のオリエンテーションは混乱もなく、充実した2日間となったのではないかと思う。大成功を収められたのは、お忙しい中、何度も会議などに時間を割いてくださり、また関根先生、下嶋先生、小堀先生をはじめとした先生方のお力添えが会ったからこそだといえる。その他、セミナーハウスの職員の皆様、生協の皆様も含め、関係者の皆様にこの場をお借りして心よりお礼を申し上げます。

(文責:三谷 彩香(応化B3 応化委員))


1日目の集合写真


運動会後の集合写真


[おまけ] 応化委員によるベンゼン環

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