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早稲田地球再生塾第5回「食と社会受容」ご案内

主催:  早稲田大学理工学術院総合研究所
協賛:       バイオインダストリー協会(JBA)
          新化学技術推進協会(JACI)
開催日時:2022年8月26日(金) 14:00~16:00
開催方法:Zoomウェビナー
参加登録:早稲田地球再生塾 第5回勉強会「食と社会受容」申請フォーム
(参加登録いただいた方にZoomの接続先をご連絡します)
申し込み期限:2022年8月26日(金) 12:00
詳細は、以下をご覧ください。
https://www.waseda.jp/fsci/wise/news/2022/07/24/7939/

【開催趣旨】世界的な食料不足の解消や持続的な食料供給に加え、社会からは安全かつ健康的で豊かな食材の供給が求められており、それら解決策としてフードテックに大きな期待が寄せられている。代替肉や昆虫食のような新たな食品開発や植物工場や陸上養殖による付加価値の高い食材の増産など多面的に検討がなされている。その中で、培養肉技術は動物福祉を実現する食肉生産方法であり、世界的な食料需要に応える重要な技術でもある。しかし、こうした技術が社会実装されるには、それらを受容する人や社会の理解に加え、いくつかの規制や法的課題がある。本勉強会では、フードテックの現状や課題について紹介し、文と理の垣根を超えた議論の場を提供したい。

14:00-14:05 開会挨拶 木野 邦器 早稲田大学理工学術院総合研究所・所長

14:05-14:15  趣旨説明 坂口勝久 WERS第5回勉強会コーディネーター

14:15-14:40 講演Ⅰ     坂口勝久 早稲田大学先進理工学研究科生命理工学専攻 ・准教授
      『藻類・動物細胞を用いたバイオエコノミカルな培養肉生産システムの開発』

14:40-15:05 講演Ⅱ     大野次郎 ティシューバイネット株式会社・CEO
      『ネットモールド法による本物の食肉に近い培養肉の製造』

15:05-15:30 講演Ⅲ     片岡孝介 早稲田大学総合研究機構・次席研究員(研究院講師)
      『昆虫を起点とした循環型食料生産の実現に向けた学際研究の最前線』

15:30-15:55 講演Ⅳ    下川 哲  早稲田大学政治経済学部・准教授
      『持続可能な「食」を取り巻く世界的動向』

15:55-16:00 閉会挨拶   高橋大輔   早稲田大学理工学術院総合研究所・副所長

問い合わせ:早稲田大学総合研究所・地球再生塾(WERS)事務局 E-mail :wers@list.waseda.jp

 

早稲田応用化学会 交流委員会主催 第38回交流会講演会ご案内

2022年9月10日(土)15:00~17:10 (対面と遠隔方式を併用して開催)

講演テーマ;『カーボンニュートラルについて』
講演者;
【講演第一部】宍戸圭介氏  デロイト トーマツ グループ マネジャー
 演題;『サステナビリティとは何か』
 副題;「日本のカーボンニュートラル」
【講演第二部】望月浩二氏  ドイツ(欧州)環境規制調査
 演題;『サステーナブルな世界に向けて』
 副題;「ドイツのカーボンニュートラル」

宍戸圭介氏

望月浩二氏

 今回も、前回に引き続いて対面方式と遠隔方式を併用したハイブリッド開催と致します。
 本講演会は交流会講演会として初めて、講演者をお二人お招きしての開催となります。また、第二部の講演者である望月浩二氏はドイツのケルン市在住で、交流会講演会の講演者として初めて海外から遠隔で参加されます。
 講演のテーマについてですが、これまでの講演会参加者からのアンケートでは、環境、SDGs、カーボンニュートラルに関する講演企画依頼が複数ありました。環境、及びSDGsは対象範囲が広いため、応化会会員がシニアから現役世代、学生に到るまで専門性が多様化する中で多くの参加者に知識を得て頂くために、環境、SDGsの中でも化学系に馴染みの深いカーボンニュートラルにフォーカスし、一般知識から海外での規制や最近の話題まで分かりやすい説明を上記のお二人にお願いしたところ、快諾を頂きました。ご期待下さい。

【講演第一部】(対面による講演.遠隔も併用)
デロイト トーマツ グループについて
 デロイト トーマツ グループは、日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループのひとつであり、各法人がそれぞれの適用法令に従い、監査・保証業務、リスクアドバイザリー、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務等を提供しています。また、国内約30都市以上に1万名を超える専門家を擁し、多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています。

本講演の概要
 ①サステナビリティ入門
  ・サステナビリティとは?(SDGs, ESG, CSR/CSV等の用語解説を含む)
  ・サステナビリティの潮流
 ②気候変動問題、カーボンニュートラルについて
  ・気候変動がなぜ問題になっているのか?
  ・カーボンニュートラルが求められる背景
 ③日本のカーボンニュートラルに向けた取り組みの現状
  ・国の動き
  ・産業界・企業の取り組み
 ④コンサルタントとして関与しているプロジェクト例
  ・【産官学連携】カーボンニュートラル技術の社会実装に向けた取り組み
  ・【企業様支援】私が展開しているサービス事例(ネットゼロのロードマップ作成支援、情報開示支援)

講演者略歴
 2007年 早稲田大学 理工学部 応用化学科 卒業(新制57回、酒井・小堀研究室)
 2009年 早稲田大学 大学院 先進理工学研究科 応用化学専攻 修了(酒井・小堀研究室)
 2009年 サントリーホールディングス(株)入社
  ・国内外の環境戦略立案、再生可能エネルギー導入,オペレーション改善等のプロジェクトマネジメントに従事
 2018年 米州立ノースカロライナ大学チャペルヒル校 フルタイムMBA 入学
  ・コペンハーゲンビジネススクールに交換留学(半年)
  ・マッキンゼー・アンド・カンパニー、ヤンセンファーマにてインターン実施
 2020年 米州立ノースカロライナ大学チャペルヒル校 フルタイムMBA 卒業
 2020年 監査法人トーマツ ESG・統合報告グループに入所

 <業務内容>
  ・主に国内外のコンシューマー、パブリックセクター分野において、環境・戦略分野を中心としたESGに関するアドバイザリー業務を実施
  ・社内ベンチャーのコアメンバーとして、カーボンニュートラルに向けた技術の社会実装を目指すための技術リスト作成や関連プロジェクトの組成、執筆・講演活動を兼務

【講演第二部】(遠隔による講演)
講演者の業務内容
 ドイツおよび欧州の環境規制の調査・コンサルティング業に30年以上従事
 毎年一時帰国して企業、大学、学会、市民団体などのために報告講演を実施

本講演の概要
 ①ドイツ人の環境意識
 ②ドイツのカーボンニュートラル制度、政策
  ・再生エネルギーの取り組み
  ・産業界、企業の取り組み事例など

講演者略歴
 1969年 早稲田大学 理工学部 応用物理学科 卒業

 卒業後、企業内でエンジニアとして品質管理および研究・開発の業務に8年間、従事した後、退職してドイツに移住。1991年以来、ドイツおよび欧州の環境規制の調査・コンサルティング業に従事。毎年一時帰国して企業、大学、学会、市民団体などのために報告講演を実施。ドイツのケルン市在住。

《講演の日時、形式、場所、スケジュール、等》
 開催期日;2022年9月10日(土)
 講演形式;対面方式、及び遠隔会議用ソフト Zoomを使用した遠隔方式を併用.
 対面方式での講演会場;西早稲田キャンパス 56号館 101教室

 講演会場での受け付け                
 Zoomによる聴講者への案内       
 開会宣言、開会挨拶、講師紹介 
 講演第一部(対面、及び遠隔) 
 第二部の講師紹介                       
 講演第二部(遠隔)                    
 質疑応答(対面、及び遠隔)     
 閉会挨拶、終了宣言                    

;14:30~14:55
;14:50~15:00
;15:00~15:10
;15:10~15:50
;15:50~16:00
;16:00~16:40
;16:40~16:55
;16:55~17:10

 
 

《申し込み方法について》
 応用化学科の学生、及び早稲田応用化学会会員であるOB/OGの皆様は、別途送付されるメルマガか下記のリンク先から申し込みをお願いします。
 上記以外で、本学の学生、卒業生・修了生、教職員の方は下記のリンク先から申し込みをお願いします。
 申し込み先  https://forms.gle/57S8ne113YAYrcrK8

 申し込みをされた方には、講演会聴講に必要なZoom情報(URL, Meeting ID, Pass Code)等を、9月6日頃にメールで配信致します。なお、新型コロナウィルス感染状況によっては、対面による講演は取り止め、講演第一部も遠隔方式とする場合があります。9月6日頃のメールで最終的な開催方法もお知らせ致します。

 皆様、是非奮ってご参加下さい。
 宜しくお願い致します。

――― 以上 ―――
(文責;交流委員会)

第3回「先輩博士からのメッセージ」のご案内

内容に一部変更が生じました。青字部分が追加、変更点です。

早稲田応用化学会主催 第3回 先輩博士からのメッセージのご案内
2022年8月20日(土)13:00~16:00 (Zoom、Spatial Chatによるリモート開催)

昨年8月、並びに12月に開催した「先輩博士からのメッセージ」で博士後期課程を身近に感じ、進学にご興味を持たれた方もいらっしゃるかと思います。今回は現役の博士後期課程学生と、社会でご活躍されている先輩博士に、在学中の様子から学位取得後のキャリアパスまで、パネルディスカッション形式でお話ししていただき、学部生及び修士課程学生の皆様と交流する会を開催することといたしました。

普段はなかなか接する機会のない先輩博士と直接話すことができる機会ですので、奮ってご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

【パネルディスカッション】
パネリスト①;千島 健伸さん(LD1 関根研究室(触媒化学部門))

千島 健伸さん

パネリスト②;渡辺 清瑚さん(D2小柳津・須賀研究室(高分子化学部門))

渡辺 清瑚さん

パネリスト③;齊藤 杏実さん(D3 山口研究室(有機合成化学部門))

齊藤 杏実さん

パネリスト④;山本 瑛祐さん(名古屋大学助教 黒田・下嶋・和田研究室(無機化学部門)2018年博士修了)

山本 瑛祐さん

パネリスト⑤;梅澤 覚さん(長谷川香料株式会社、木野研究室(応用生物化学部門)2020年博士修了)

梅澤 覚さん

パネリスト⑥;林 宏樹さん(早稲田大学助教、門間研究室(応用物理化学部門)2021年博士修了)

林 宏樹さん

【座談会】

パネリスト6名に加え、OB/OG博士、博士後期課程学生、多数参加予定

講演の日時、形式等
 開催期日;     2022年8月20日(土)
講演形式;     遠隔会議用ソフト Zoom、Spatial Chatを使用したリモート講演
開会挨拶;     13:00~13:05
パネルディスカッション; 13:05~14:05 (Zoom利用)
座談会;           14:10~14:40 (Zoom Breakout Room利用)
応化及び応化会関連の奨学金説明; 14:40~15:00 (Zoom利用)
閉会挨拶;         15:00~15:15(Zoom 利用)
個別相談会;     15:15~16:00(Spatial Chat 利用)
その他 ;参加費無料.要事前申し込み(8月6日締め切り)
     本講演ならびに座談会は日本語で実施いたします。

申し込み方法について
出席申し込みは、下記URLから8月6日までにお願いします。
※申し込みの際は、wasedaメールのアドレスをご入力ください。
※今回のイベントは早稲田大学応用化学科に所属する学部1~4年生および応用化学科の教員の指導を受ける大学院生が参加申し込みの対象となります。

⇒    https://forms.gle/d4P7Hx1DsETtScpN8 

 

 

参加申し込みをされた方には、ご入力いただいたwasedaメールアドレス宛に、参加のためのZoom情報 (URL、ミーティングID、パスコード) 及びSpatial Chat情報(URL)を8月17日頃に配信いたしますので、そちらからご参加をお願いします。

皆様、是非奮ってご参加下さい。
宜しくお願い致します。
――― 以上 ―――

(文責;早稲田応用化学会給付奨学金 奨学生推薦委員会)

 

 

公開シンポジウム「みんなで考えるカーボンニュートラルと化学」のお知らせ

日本学術会議シンポジウム「みんなで考えるカーボンニュートラルと化学」が以下の要領で開催されます。
Zoomとのハイブリッド形式で開催されす。

開催日時 令和 4年 7月30日(土)13:00~17:10
開催地 早稲田大学・西早稲田キャンパス63号館2階 01・02教室(ハイブリッド開催)
定員 現地会場先着300名 オンライン先着500名

関根先生のご講演や野田先生が司会をされる全員参加型のディスカッションといった新しい試みもあります。
日本学術会議の主催であり、国民との双方向の対話に主眼を置いているとのことですので、
是非ご参加ください。
宜しければご家族・ご友人も一緒に参加できるとのことです。参加は無料です。

詳細:公開シンポジウム「みんなで考えるカーボンニュートラルと化学」|日本学術会議 (scj.go.jp)

早稲田応用化学会 交流委員会主催 第37回交流会講演会

   2022年5月28日(土)15:00~16:00 (対面と遠隔方式を併用して開催)

講演者 杉村 純子氏  日本弁理士会 会長
演題 『ワセジョが語る知的財産世界の魅力』
副題 「~グローバル経営資源に知財を活かそう!~」

 

 

 


                                       

                               講演者  杉村 純子氏

講演者略歴
1984年 早稲田大学 理工学部 応用化学科 卒業 (森田・菊地研究室 新制34回)
石油会社研究部門に所属後、弁理士登録
特許事務所勤務後、プロメテ国際特許事務所設立(2001年度)~現在に至る
裁判所調査官(2003年度~2005年度)・現在 裁判所調停委員・専門委員(知的財産)
日本弁理士会 副会長(2011年度)
内閣府 知的財産による競争力強化・国際標準化専門調査会委員、評価・検証・企画委員会委員、
   知財教育タスクフォース委員、等
講演者の現役職(日本弁理士会 会長 以外)
プロメテ国際特許事務所 共同代表 弁理士
早稲田大学ビジネススクール 非常勤講師
内閣府 知的財産戦略本部 本部員(同 構想委員会 委員)
裁判所調停委員・専門委員(知的財産)
Licensing Executive Society International Vice President(Licensing Executive
   Society Japan 元会長)
アジア弁理士協会 日本部会 理事
産業構造審議会 知的財産分科会 委員(同 特許制度小委員会 委員、不正競争防止
   小委員会 委員)
日本工業標準調査会総会委員・ISO知財マネジメント策定委員

はじめに
今回は、交流会講演会として初めて対面と遠隔方式を併用して開催致しました。
対面方式で使用した会場;西早稲田キャンパス 57号館 201教室
遠隔方式で使用したソフト;遠隔会議用ソフト Zoom
参加者:対面方式;28名(卒業生24名[講演者、先生を含む]、在校生4名)
    遠隔方式;58名(卒業生55名[先生を含む]、       在校生3名)
    合計  ;86名(卒業生79名[講演者、先生を含む]、在校生7名)
まず椎名交流委員長による開会宣言、視聴に当たっての依頼事項、及び早稲田応用化学会100周年記念事業が来年予定されており、本講演はそれに向かって応化会活動を盛り上げていくための第一弾としたいとのお話がありました。次に講演者の紹介が行われた後、講演に先立って早稲田応用化学会の濱会長からご挨拶を頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

       濱会長                      椎名交流委員長

濱会長の開会のご挨拶
杉村先生、今回の講演を引き受けて頂き、有難う御座います。知的財産の世界で活躍されている「ワセジョ」の講演を是非お聞きしたいと思っております。
企業経営の中で、以前は売上とか利益といった財務的指標がメインでしたが、最近は特許、商標、意匠、あるいは著作権といった知的財産や社内ノウハウ等の無形資産に対して興味が持たれています。担当部門としてこれまでは特許は研究開発技術部門、商標や意匠についてはマーケティング部門というように明確に分かれていましたが、今では取締役会とかグローバル会議の中で戦略的な議論をするような時代になっています。これは大企業だけではなく、中小企業やスタートアップ企業においても生き残りのために不可欠な戦略となっています。先日、特許庁の森長官とこのようなことに関してディスカッションする機会がありました。
今日は専門的なお話以外に、知的財産の魅力について分かり易い事例を交えてお話頂けるとのことですので、知的財産に対する興味を高めて頂きたいと思います。
杉村先生、宜しくお願い致します。

続いて椎名交流委員長から講演者の略歴が紹介された後、講演が始まりました。

講演の概要
以下の各項目等について、講演者ご自身の経験や経歴、日本弁理士会でのお仕事、最近の話題を含む豊富なプレゼンテーション資料等を基に、魅力溢れるお話が展開されました。
弁理士になるまで
知的財産世界の魅力
弁理士の役割
弁理士の状況
日本弁理士会について
知的財産について
知的財産を取り巻く環境の変化
 最近のトピック1 経済安全保障
 最近のトピック2 IoT時代の特許紛争
 最近のトピック3 コーポレートガバナンスコード改訂
 最近のトピック4 特許をめぐるトラブルの裁定
 最近のトピック5 農林水産物
戦略的に知的財産をマネジメントする
技術の保護戦略(オープン・クローズ)
秘匿化(不正競争防止法の「営業秘密」)

終わりに
今回は最近の半年間で新聞報道された話題を取り上げてお話しをさせて頂きました。応用化学科で講演出来たことを有難く思っております。是非知的財産の魅力に触れて頂いて、この世界に入ってきて頂きたいと思います。本日はご清聴、誠に有難う御座いました。

質疑応答
講演内容について、参加者から日本とアメリカの企業の、投資に対する取り組みの違いに関する質問や、弁理士の醍醐味などに関する質問などに対して、杉村先生からこれまでの経験を元にわかりやすい説明をいただきました。

この後、桐村教授からご挨拶を頂きました。
桐村教授のご挨拶
本日は大変分かり易く楽しくお話を伺うことが出来、貴重な時間を過ごすことが出来ました。
私は1999年から3年間、弁理士の方々のためにバイオ特許を出す時の基礎講座の依頼を受け、担当した経験があります。弁理士会にも少しは貢献したことを自慢させていただきます。
杉村さんは私の1年後輩でして、学生時代(卒業論文研究の頃)は我々の研究室に杉村さんの友人がいたので時々寄って下さいました。本日久し振りにお会いしたのですが、応用化学会の交流会講演会ならではの、こういった奇跡的な出会いもあるのだなと思いました。
ところで、我々が社会に出た頃は知的財産という言葉はありませんでした。そして、米国が特許の申請の仕方をがらりと変えて来たのですが、その時の日本の対応において、かなり苦労されたのではないかと思います。今はグローバル化の新しい波があり、世界標準(制度)をどう作っていくかが重要だと思います。その点において、杉村さんは明るく先導的に道を拓かれていると感じました。大変なことですが、これからも良い世界を作るために貢献して頂ければと思います。本日は良いご講演を有難う御座いました。

 

 

 

 

 

 

 

      桐村教授                      下村副会長

次に早稲田応用化学会の下村副会長から閉会のご挨拶を頂きました。
下村副会長の閉会のご挨拶
杉村先生、面白い講演を有難う御座いました。
杉村先生とは同じ研究室、同じ部屋で一緒に実験をしており、とても楽しい方でしたが、それが何年経っても変わらないと感じました。
先程の桐村先生のお話しにもありましたように、早稲田応用化学会は素晴らしい再会の場を提供してくれる会です。来年5月20日には早稲田応用化学会100周年の記念講演会と祝賀会がありますが、ここではもっと色々な出会いがあると思います。今日の杉村先生のお話のような、素晴らしく、また楽しいお話を聞くためにはそこに集まるのが良いのではないか、と思いまして私のお礼と挨拶に代えさせて頂きます。有難う御座いました。

最後に椎名交流委員長から下記の2点についてお願いがあった後、閉会となりました。
1.メール配信されるアンケートへの回答のお願い
2.2023年5月20日(土)に開催される早稲田応用化学会100周年の記念講演会と祝賀会への参加のお願い

当日の参加者の写真
対面での参加者

遠隔での参加者

(文責;交流委員会)

早稲田応用化学会 交流委員会主催 第37回交流会講演会ご案内

2022年5月28日(土)15:00~16:00 (対面と遠隔方式を併用して開催)

講演者;杉村純子氏
    日本弁理士会 会長
 演題;『ワセジョが語る知的財産世界の魅力』
 副題;「~グローバル経営資源に知財を活かそう!~」

今回は、対面方式と遠隔方式を併用したハイブリッド開催と致します。
日本弁理士会会長の杉村純子氏をお迎えし、上記のテーマにてご講演をして頂きます。
弁理士は知的財産権に関わる仕事を行う国家資格者ですが、今回の講演については講演者より「あまり堅苦しい説明ではなく、身近なことを実例にあげて聞きやすい内容にしたい。」とのお話を伺っております。
ご期待下さい。

弁理士について(日本弁理士会HPより)
 特許権、実用新案権、意匠権、商標権などの知的財産権を取得したい方のために、代理して特許庁への手続きを行うのが弁理士の主な仕事です。また、知的財産の専門家として、知的財産権の取得についての相談をはじめ、自社製品を模倣されたときの対策、他社の権利を侵害していないか等の相談まで、知的財産全般について相談を受けて助言、コンサルティングを行うのも弁理士の仕事です。
 さらに、特許権、実用新案権、意匠権、商標権などの侵害に関する訴訟に、補佐人として、又は一定要件のもとで弁護士と共同で訴訟代理人として参加するのも弁理士の仕事です。

日本弁理士会について(日本弁理士会HPより)
 日本弁理士会は、弁理士及び特許業務法人の使命及び職責に鑑み、その品位を保持し、弁理士及び弁理士法人の業務の改善進歩を図るため、会員の指導、連絡及び監督を行うことを目的とし(弁理士法第56条)、研修を通した会員の能力研鑚と向上、知的財産権制度の研究と普及活動など多様な活動をしています。また、弁理士の登録に関する事務を行っています。

 日本弁理士会のHPは下記のURLから閲覧出来ます。より詳細な情報が得られますので是非ご覧下さい。
https://www.jpaa.or.jp/

本講演の概要
 最近、マスコミでも知的財産という言葉を見かける機会が増えました。知的財産はビジネスを展開する上では重要なツールです。DX、AIやIoTなどの新たな技術分野の進展、サプライチェーンの変革、グローバル競争の激化、更にはコロナ時代のビジネスサバイバルなど、知的財産を経営資源とする動きが加速しています。早稲田の精神を心に抱いて激動の知的財産世界を駆け抜けているワセジョが、グローバルな知的財産世界の魅力を、実経験をもとにお話したいと思います。

講演者略歴
 1984年 早稲田大学 理工学部 応用化学科 卒業 (森田・菊地研究室 新制34回)
 石油会社研究部門に所属後、弁理士登録
 特許事務所勤務後、プロメテ国際特許事務所設立(2001年度)~現在に至る
 裁判所調査官(2003年度~2005年度)・現在 裁判所調停委員・専門委員(知的財産)
 日本弁理士会 副会長(2011年度)
 内閣府 知的財産による競争力強化・国際標準化専門調査会委員、
   評価・検証・企画委員会委員、知財教育タスクフォース委員、等

講演者の現役職(日本弁理士会 会長 以外)
 プロメテ国際特許事務所 共同代表 弁理士
 早稲田大学ビジネススクール 非常勤講師
 内閣府 知的財産戦略本部 本部員(同 構想委員会 委員)
 裁判所調停委員・専門委員(知的財産)
 Licensing Executive Society International Vice President
   (Licensing Executive Society Japan 元会長)
 アジア弁理士協会 日本部会 理事
 産業構造審議会 知的財産分科会 委員
   (同 特許制度小委員会 委員、不正競争防止小委員会 委員)
 日本工業標準調査会総会委員・ISO知財マネジメント策定委員

講演者のご趣味、特技、等
 美味しい料理を探索すること
 タイ語

講演の日時、場所、形式等
 開催期日;2022年5月28日(土)
 講演時間;15:00~16:00(応化会役員挨拶、講師紹介、及び質疑応答等を含む)
 講演形式;対面方式、及び遠隔会議用ソフト Zoomを使用したリモート方式を併用.
 対面方式での開催場所;西早稲田キャンパス 57号館 201教室
 その他 ;参加費無料.要事前申し込み.

申し込み方法について
 応用化学科の学生、早稲田応用化学会会員であるOB/OGの皆様、及び同会会員以外で本学の学生、卒業生・修了生、教職員の方は下記のリンク先から申し込みをお願いします。
 申し込み先 ⇒ https://forms.office.com/r/iAwZw5yHas
 5月24日頃、申し込みメールアドレス宛にZoomによる参加方法、また対面参加の方への依頼事項等が配信されます。皆様、是非奮ってご参加下さい。
 宜しくお願い致します。

――― 以上 ―――
(文責;交流委員会)

第2回「先輩博士からのメッセージ」

【開催日時】 2021年12月18日(土) 13:00-16:00

【参加者】:39名(B2:1名、B3:6名、B4:9名、M1:19名、M2:4名)

Zoomにて開催

第1回の「先輩博士からのメッセージ」が現役の博士課程に在籍している先輩博士から修士課程や学部学生に対するメッセージとして企画されたのに対し、第2回に当たる今回の「先輩博士からのメッセージ」は社会人ドクターからの講演を中心にグループディスカッションを交えて実施された。 

開会の挨拶:下村 啓 副会長

下村 啓 副会長

皆さん、こんにちは。
早稲田応用化学会で100周年事業担当をしております新制34回の下村でございます。早稲田応用化学会では博士人材を育成・支援していくことをこの100周年を機に進めることとしております。
博士人材を増していくことによって、より良い世界をつくることにつながると思っているからです。まず、そのためには多くの人達に博士課程をより身近なものとしてとらえて頂くことが必要だと考え、このような企画を行うことに致しました。この開催にあたっては交流委員会の皆さん、教室の先生方、学生の皆さん、そして多くのOB/OGのご努力とご協力とがありました。本当にありがとうございます。この企画はまだ始まったばかりです、これからより良い企画にしていきたいと思いますので、是非ご協力をお願いします。
さて、博士人材支援の面では応化会給付奨学金の取り組みもございます。奨学金については後ほど説明がありますが、その応化会給付奨学金の資金拡充のための募金を始めています。OB/OGの皆さんはよろしくお願いいたします。
本日の会は皆さまにとって意義ある会となることを願っております。それでは今日は皆さま、よろしくお願いいたします。

講演会

講演者①;加藤 遼さん(中央大学助教、2017 西出・小柳津・須賀研究室 博士修了)
演題;『博士号を“取るまで”と“取ってから”』

加藤 遼さん

加藤遼さんは高分子化学研究室に所属され、修士課程修了後に新設された先進理工専攻一環博士課程(リーディングプログラム)に編入学され一貫性博士課程を修了されたのちにシカゴ大学博士研究員を経て中央大学の助教として活躍されている。

博士課程への進学を決めた理由としては自身の生活環境において周囲に教育者がいたことから大学入学当初より研究者かつ教育者でもある大学教員へのあこがれがあり、学部学生の時点で博士課程への進学を既に決断し、また進学にあたっては同期2名が博士課程への進学を決めたことによる安心感もあったとのこと。
一貫性博士課程へ進学した後には必修単位の多さに研究活動も加わり多忙ではあったものの専門分野と異なる座学や異分野の学生との対話によるナレッジ構築が自身の研究のヒントになることもあったとのことで、さらには海外インターンシップと海外研究機関実習の経験もその後の進路に与えた影響は大きかったそうです。インターンシップで訪れたアメリカ・オハイオ州のアクロンにある日本企業の米国中央研究所では全従業員のおよそ9割が学位取得者で海外での生活が大きな自信につながったとのこと。
一方、博士課程の研究では修士課程から研究テーマを大きく変更し、当初は手探り状態で成果がなかなか上がらない時期もあったが、試行錯誤を重ねてメディアにも取り上げられてもらえるような水素貯蔵プラスチックの作製に成功した。このことから、博士課程においては自由に挑戦と失敗が出来る貴重な時間であったと思っており、自分の行動次第でいくらでも能力を磨き、自分自身のやりたい研究が出来ることを学ぶ貴重な機会になったとのこと。
学位取得後のキャリアとしては、入学当初からの目標でもあった研究者かつ教育者の道を進むことを決断し、またインターンシップなどでの経験から海外で長期の研究に携わりたいとの思いから博士研究員の道に進むことを決断した。在籍したシカゴ大学の研究室では学位取得者は一人で研究が進められる人材とみられることとも合わせ、最も研究に集中できる時間を得ることが出来たとのこと。
以上を踏まえて、修士課程及び学部学生には何となく周囲と同じような進路選択をする漠然とした意識ではなく、自分自身での進路選択を考えて頂ければとのメッセージを頂いた。

<質疑応答>

海外生活におけるメンタルについて:一般学生でも対等に議論する雰囲気があった。ディスカッションについては真っ向から否定されるような場面もあったが基本的には真面目な議論の中でのやり取りであり普段はとても仲のいい仲間たちでメンタルについて気になるポイントはなかった。
国内では研究班を構成して同じ目的に何人かが携わることも多いが、海外における個人ベースでの研究と違いについて:アメリカでも2,3人でチームを組んで1人当たりでは2~3テーマを持つ。テーマ切り替えの判断は早かった印象がある。全体としての研究のスピード感を認識したのはこのシステムにも理由があったように思う。

講演者②;堀 圭佑さん(住友化学、2020 野田・花田研究室 博士修了)
演題;『企業研究者という選択』

堀 圭佑さん

堀 圭佑さんは、早稲田大学では化学工学を専攻され、軽量、高導電性を達成し、自立膜の形成が可能なカーボンナノチューブの構造制御によるリチウム二次電池電極のエネルギー密度を向上させる研究に従事されたのちに学位取得後、国内化学企業へ進まれている。

博士課程への進学に関しては研究室配属当初はグローバルな企業研究者として早く活躍したいという希望が強かったものの、研究を進めていくうちに、研究そのものの面白さに加えて国際学会に参加することで学位を有する研究者からのインプットや自身の研究内容を世界に発信できる喜びを体験し、研究の継続を強く望み博士課程への進学を決意したとのこと。
一方で、博士課程進学に関して、金銭面、就職活動、国内企業における博士号の有用性について不安もあった。これら不安材料については実際に博士課程進学後および就職後で考え方が大きく変わった。

不安点

不安内容

実際の状況

進学後の印象

金銭面

学費や生活費の工面への不安

早稲田の奨学金制度の充実、また大学からのサポート

奨学金制度などで学費の免除と助手にも採用されたことで収入も安定した。

就職活動

博士卒の就職内定率や採用企業数

化学系企業の多くは博士人材を採用

研究を通じた縁もある。

研究発表会で自身の研究内容に興味を持って頂いた。ひたむきに研究に没頭出来たためかもしれない。

博士号の有用性

修士卒との差別化、学位取得者のプレゼンス

自身の研究能力を高める、研究そのものの楽しさはモチベーションに影響しない

企業に進んでも周囲に学位取得者が多く(3人に1名程度)、具体的な実験計画や実験指示、結果分析及び次のステップでの実験方針決定など自分の裁量で研究内容を決定できる範囲が広く、主体的に考えて挑戦できる環境を頂けた。

また、博士課程に進学した利点として、
在学生数が多い応用化学科において個人個人に研究テーマがありディスカッションを通じて様々な分野の知識が身に付くことで、社内外のスタッフとの交流においても内容が理解できずに話についていけないということがないこと、
1つの研究テーマについて熟考することで論理的思考力を身につけることが出来、企業においてスピード感ある研究が求められる場面でも地力をつけていることで効率よく研究していくことが可能になった
のポイントをあげておられた。
以上を踏まえて、どの様な人生を歩みたいのかを考えて、博士課程進学は一つの選択肢としてじっくり考えて自分自身の進む道を選択してほしいとのメッセージを頂いた。

<質疑応答>

自分で実験を組んでいくことで大変だったと思ったことは:思った時にすぐにやりたいという気持ちが強くワクワク感があった。思った時に直ぐに動き始めた時に結果が伴わないことも多々あると思うが結果には必ず理由があることを突き詰める面白さをまた感じた。

講演者③;中村 夏希さん(東芝、門間研究室D3)
演題;『社会人博士に至るまで』

中村夏希さんは早稲田大学では物理化学(電気化学)専攻で修士課程で国際論文誌に第一著者としての研究論文を2報公開、小野梓賞受賞後企業に進まれ、研究所移転に伴い東京近郊に職場が配置転換されたのを機に博士後期課程に入学され、現在学位論文を取りまとめられている。現在の研究はイオン選択制の高い高分子フィルムを用いた効率性の高いリチウム-硫黄電池の開発である。

中村夏希さんは、修士課程の学生時代に論文投稿を既に行っていたことにより、博士課程にそのまま進んで研究を継続するより企業での新しいキャリア形成を求めて企業に就職という選択をされたが、一方で博士課程での研究推進についても強い興味を持っており論文投稿について学生に分かりやすく説明をされた。
学生時代に論文投稿する意義として、論文化出来るほどの成果ではないと考えたり論文にまとめるのが大変ではないかと躊躇したりする点について、学生時代に授業料を納付して学べる機会が与えられていないのにチャレンジし経験を積まないのはもったいないとのポジティブ思考で、論文誌も種類が多く、研究成果の内容に応じた投稿先を選ぶことや、現時点では評価されないと思われがちな成果であっても将来の糧になる可能性があること、また論文投稿の取りまとめのプロセスにおいて自身の研究成果の発表や公開を通じた成果の開示能力が身に付くといった利点を説明された。
そのためには研究の流れをしっかり見極めて十分な調査に基づき仮説を立て検証実験を実施することが重要で、結果分析とその発表により次の課題の見極めを行いまた十分な調査を実施することで研究を発展させていくことが出来ることを示された。
一方で、日本でのジェンダーギャップレベルは2021年次の調査においても先進国中で下位にある現実もあり、ライフイベントで研究活動の中断が発生する場合で企業内評価で有利に働かないなどの課題は存在することも指摘された。ただ、社会変動の大きな時代でもあり、将来を見越して有力な資格取得を考えるのも必要で博士課程でのスキルアップも考慮する選択肢であることを特に女子学生に向けてエールも送られた。

 <質疑応答>

社会人としてのキャリアを継続しながら学位取得を目指す選択肢について質問があり、社会人ドクターに関しても会社から学位取得のために派遣されてくるケースや中村さんの様に自分で希望して博士課程に進学される方もいることを説明された。中村さん自身は入社当初から博士課程を視野に入れていたことから、入社時にキャリアパスを設定する時に会社にも希望を出し、希望が通り社会人ドクターとして進学出来たので早めに動くことも一つの方法だと思うと回答された。
また、女子学生へのメッセージとして研究者を続ける過程でジェンダーギャップを感じたことはないとのこと。研究分野にもよると思うが全体数としてまだまだ研究機関においては女性数が少ない現実はあるがその点はポジティブに捉えているとのこと。

 

座談会

講演会のあと、講演者3名に加えて博士号を取得している卒業生と現在博士課程に在籍している在校生を交えてブレークアウトルーム6室に参加者を分けて、博士課程や関連する質問事項を取り上げ自由闊達な議論を実施した(20分間のブレークルームセッションを3回実施、参加者がなるべく多くの博士課程経験者から話を聞ける様に配慮した)。

座談会参加者は以下の通り(敬称略)

加藤      遼        西出・小柳津・須賀研究室出身
堀        圭佑      野田・花田研究室出身
大島      一真      関根研究室出身
伊知地   真澄      平沢・小堀研究室出身
徳江      洋        西出・小柳津研究室出身
山本      瑛祐      黒田・下嶋・和田研究室出身
村越      爽人      細川研究室出身
佐藤      陽日      細川研究室出身
梅澤      覚        木野研究室出身
吉岡      育哲      桐村研究室出身
村上      洸太      関根研究室出身
林        宏樹      門間研究室出身
中村      夏希      門間研究室
金子      健太郎   野田・花田研究室
齋藤      杏実      山口研究室
女部田   勇介      本間・福永研究室
林        泰毅      下嶋研究室
渡辺      清瑚      小柳津・須賀研究室
渡邊      太郎      木野・梅野研究室
曹        偉        桐村研究室
中軽米   純        細川研究室
加藤      弘基      山口研究室
松田      卓        関根研究室
疋野      拓也      下嶋研究室
クラーク   ヒュー     細川研究室

博士後期課程学生への支援体制:基盤委員会 斎藤ひとみ委員

斎藤ひとみ委員

応用化学会のサポートの目的は、経済的支援に加えて博士課程に進学したネットワークの強化にもある。2010年以降の博士後期課程修了者は約90名に達し、進学者の内訳は内部進学が85%、他大学からの編入が6%、社会人が9%であり、ほとんどが修士課程からそのまま博士後期課程に進学している。学位取得後の進路としては過半数が企業に就職している。早稲田応用化学会では、早期から博士人材との交流機会を増やし、博士後期課程に関する真の情報を共有することで、様々なキャリアパスを示す体制を構築している。
博士課程学生の支援体制としての奨学金制度は学外のプログラムとして貸与型、給付型などあり、学科内の奨学金制度は全て給付型で応用化学会の奨学金制度は充実している。学内では早稲田オープンイノベーションエコシステム挑戦的研究プログラムも新設された。奨学金制度を有意に活用して研究室生活の充実を達成頂きたいと考えている。世界的にも博士人材の需要は高くなっており、日本でも博士人材への需要は増加傾向にあることの説明があった。また、応化会奨学金制度は充実してきているので、対象を学部学生にも広げて博士課程に進学する学生を主に審査、奨学金供与を実施していく。

閉会挨拶:橋本 正明 副会長

橋本正明副会長

本日は大変内容の充実した、また意味のある催しを開催できたと思います。この企画を推進し、ご協力いただいた方々、お話をしてくださった博士の皆様に心からお礼を申し上げます。
いくつかの座談会に加わって、印象に残った質問に、いつのタイミングで博士進学を決めたか、また親にその進学をどのように説得したかというものがありました。
確かに私の世代もそうですが、皆さんのご両親の世代には、世の中に早く出て現場を知ることが第一という考え方がありました。戦後のかなり長い期間、日本を支えてきたエンジニアに対しては、自分の働く現場の知識をはやく身に着けて、その知識をベースとして、その生産性(効率)や品質、安全を日々改善し、国際的な競争力を築くことが使命でした。トヨタはまず顧客のニーズをよく知ること、自分の工場の現場の状況をよく見ることから継続的な日々のカイゼンに取り組み、競争優位を築きました。
しかし今日では状況が全く変わってきています。生産現場の機械化や自動化も進み、またISOをはじめとする管理システムが普及定着してきた結果、一定のフェーズ内における新たな改善は限定的になってきました。改善だけで大きな競争優位を得ることは難しくなっています。
今日の競争優位は、従来の制約であったものを飛び越えていく、言い換えれば従来より更に上位のフェーズにステップアップする新しい発想や技術が必要になっています。そこに博士人材の活躍が期待されています。国際間において学術論文数や被引用論文数が競争力の一つの指標になっているのはこうした背景からです。
博士になるというのは、一つの領域で先端の研究に携わるということです。先端の経験、即ち一つの山の頂上から周囲を見渡す視点を持つという経験は非常に大切で、社会に出て何か仕事上のミッションを与えられた時に、目先の作業課題ではなく、高所から全体を俯瞰するという視点をもって、大きなブレークスルーやジャンプアップの可能性を追求できるからです。
現在はこうした能力が、国や企業の競争力の基盤になっています。
皆さんの将来の活躍の可能性を広げるためにも、博士進学を選択肢の一つとして是非お考えいただきたいと思います。

博士人材交流会

講演や座談会にご参加いただいた博士人材の皆様にお集まりいただき、今後の開催に向けたご意見を収集する目的と、博士課程の皆様や博士号取得後社会で活躍されているOB/OGの皆さまとのコミュニケーションの場として交流会を開催した。今回はSpatial Chatをコミュニケーションツールとして設定し、自由に懇談していただいた。

Spatial Chat

(早稲田応用化学会 基盤委員会、交流委員会、広報委員会)

以上

2021年度 企業が求める人材像


開催日 : 2021年11月20日 15:00-17:15
会場  : 西早稲田キャンパス 52-302ほか(オンライン併用)

本年より企業が求める人材像については若手会員を中心とした企画に移行している。
今回は若手会員定期交流会とのジョイントイベントということで総勢50名の参加者となった。
(内訳:B1:8名、B2:6名、B3:9名、B4:2名、M1:5名、M2:3名、卒業生10名、応化会各委員会等によるオンライン参加7名)

なお学生ホームページには学生会員からの報告が掲載されている ⇒ こちら

開会の挨拶
開会に先立ち、下村啓副会長より下記の挨拶があった。

開会の挨拶 下村啓副会長

これまでに和田先生が中心になって進めてきましたこの「企業の求める人材像」の会ですが、今年は応化会の若手の皆様と学生の方々が新しい企画を考えてくれました。感謝申し上げます。
さて早稲田応用科学会は今から1年半後の2023年5月に100周年の節目を迎えます。私たちはこの100周年を機会に次世代に向けた応化会活動に多くの皆さんの力を結集させようとしています。
次の100年に向け応化会が早稲田大学はもとより、日本・世界の発展に貢献する活動を行い、その活動と共に会員の皆さんの参画が呼び起こさせるようにしたい。
この次世代に向けた応化会活動には今日ここに参加されている若手会員、学生の皆さんの行動が不可欠です。次世代のあるべき姿を指し示すのは皆さまであろう、又そうあるべきだと思います。本日の会もそのような趣旨に沿ったものと思います私たちは皆様の活動を支援しつつともに次の世代に進んでいきたいと考えています。今日の会の取り組みが次世代への第一歩となることを祈念して私の挨拶といたします。

テーマ:ストラテジー時代に求められる様々なリーダーシップの視点

イントロダクション

リーダーシップ論について劉 雲龍さん(新56、酒井・小堀研。三菱ケミカル株式会社、早稲田大学大学院商学研究科・博士後期課程商学専攻)より、説明があった.

今回のワークショップの前提としてリーダーシップとして持っているイメージをキーワードからピックアップしてディスカッションにつなげている。リーダーシップに関して画一的な正解は存在しないため、種々のリーダーシップについての考え方を共有、議論することで理解を深めることが出来るが、共通項として周囲との「関係性」重視であることがあげられる。

リーダーシップ論については、1940年代から米国などで論じられており、1990年代以降は、変化、影響、動機づけの3要素を兼ね備えるなどの提示もされているが、学術的な定義は未だに完全には定まっておらず、時代とともに変化し、進化していることをその研究の変遷とともに説明があった。

早稲田大学においても、卒業生が様々なリーダーシップモデルや、リーダーシップに関する持論等を提唱しているが、リーダーシップを発揮する行動規範として目標設定・共有、率先垂範、相互支援を通じたリーダーシップを発揮するための必要な要素についても言及された。

ワークショップ
今回のワークショップ参加者に対して事前に自己分析を実施した。コントローラー型、プロモーター型、アナライザー型、サポーター型にそれぞれカテゴリー分けし(以下参照)、以下のテーマについてOBチームも含めて5グループにてディスカッションを行った。

カテゴリー
コントローラー型:常に自分が判断する立場にいたいと望み、自分をコントロールする人に意識的、無意識的にかかわらず反発します。
プロモーター型:他者に影響することを大切にしています。
サポーター型:人の期待に応えようと行動し、対立を避ける傾向があります。
アナライザー型:自分の行っていることが「正しい」と実感できるとき、彼らの行動は促進されます。
課題:『早稲田応用化学会からの寄付講座を新たに作るとしたらどの様な講座(形式及び内容等)にするか』

グループ内での議論に際し、参加者それぞれに役割分担を設定しそれぞれのスタイルでのリーダーシップを体感できるように配慮されている:
リーダーシップスタイル:
先駆者スタイル:チームの成果を高めるために、他の人 に取ってほしい行動をまず自分が取る、また、まわりから批判されそうなアイディアでも提案してみる
司会者スタイル:チームメンバーに話しを振ることでチームメンバーのアイディアを引き出し、話してもらうことでメンバーの 魅力を引き出す
航海士スタイル:チームの議論の方向性を決め、議論が脱線した場合に話しを戻す
補強者スタイル:チームが必要とする支援を行い、地味ではあっても重要なサポート役を担う
応援者スタイル:チームメンバーを精神的に支援、そのたゆまぬ努力を積極的に応援する
提案者スタイル:議論に必要と思えるアイディアを積極的に出し、成果に近づくように様々な視点から提案を行う

議論した内容はパワーポイント(最大5枚)に纏め、各グループの持ち時間6分の中で3分説明、2分質疑応答、1分纏め・振り返りの役割分担を設定した上でプレゼンテーションするスタイルを取り参加者全員に対して共有を行った。

各グループのプレゼンテーション

参加者からは「環境問題について」応化会関係者に限定せず、環境省などのプロフェショナル領域から広く講師を招聘して充実した議論を実施する、「将来設計」としての社会保障や資産形成などについてのナレッジインプット、「就職活動に向けた講義」として進路決定の様々な選択肢に対して企業の取り組みや交渉術などそれぞれ有用な知見を共有して頂く、「化学業界におけるデータサイエンスの活用」としてあらゆる文化でDX活用の事例としてビッグデータの取り扱いと具体的な化学領域への反映について、など様々な検討内容が紹介された。

まとめ
劉さんから早稲田大学と東京工業大学におけるディプロマポリシーの紹介および実行軸・思考軸を基調とした将来設計(1枚の未来地図)をを作っていったらどうかとの提案があった。今回はSTEP1として目標設定をテーマとしてグループワークし、次はSTEP2としての自己認識について理解を深めていければよいと考えている。
また、戦略力についてもあわせて説明があり、方法論としての戦略力ではなく自己にその力を付けるために道筋として備えておくべき力について紹介があった。

今回のグループワークについて最後に北村さん(B1)より、自分の気がつかない能力の使い分けの必要性と経験知の必要性、自主性とメタ認知についても意識の重要性を認識したとの感想が述べられた。

開会の挨拶
橋本副会長より以下の閉会の挨拶があった。

充実したディスカッションが出来ていた様に思います。リーダーシップは必ずしもチームだけでなく自分自身のマネジメントにおいても重要です。自分の実現すべき姿(Vision)、使命(Mission)や大切にする事(Value)を設定して自分をリードすることがまず出発点です。自分自身に対する優れたリーダーは、チームや組織においても優れたリーダーになります。特に海外の人がメンバーのチームをリードするような場合には、日本人同士のような阿吽の呼吸が効かないので、初めにチームとしてのこの三つ(Vision,Mission,Value)をクリアにして明示的に共有し、問題が起こった時にはここに立ち帰ってすり合わせをして、メンバーの納得のもとでチームをリードすることが必要です。これから海外を含めリーダーシップを発揮して活躍する機会の多い若い人たちには是非これを意識して頑張っていただきたいと思います。この企画を計画し実現させて下さった学生委員会、若手部会の皆様に感謝致します。

Zoom参加者

今回の企画開催にあたり対応された事務局メンバー:
B1:磯貝、北村、B2:石崎、内藤、B3:近藤、高田、佐々木(淳)、B4:岡、M1:西尾、本村、LD2:疋野
卒業生:神守(新69)、政本(新68)、尾崎(新65)、大山(新64)、清川(新63)、守屋(新57)、劉(新56)
(報告:学生広報班、広報委員会 加来恭彦(新39))

応化会学生委員会による学生企画フォーラム2021 

WEB開催のご案内

早稲田大学応用化学会 学生委員会委員長 西尾博道(修士1年)
学生委員会学部生部会部会長 髙田こはる(学部3年)

 旭化成株式会社様をお招きし催した第六回学生企画フォーラムに引き続き、今年も学生委員会が企画・運営するフォーラムを開催することとなりまし た。第七回目となる今回は、富士フイルム株式会社様の絶大なるご協力のもと、下記の通りWEB(ZOOM)で開催致しますので、多数ご参加をお願いいたします。

<正会員の皆様へ>

学生による企画・運営でございますが、日頃より学生委員会にご支援頂いております多くのOB・OGの皆様に参加して頂けますと幸甚です。

<学生会員の皆様へ>

本フォーラムは、応用化学の学び舎で培った「役立つ化学、役立てる化学」の理念のもと、社会でご活躍されている先輩の生の声を聞くことができますので、今後の学生生活のモチベーション向上や進路選択および将来設計の助けとなることを期待しております。是非、ご参加ください!

1.  講師

 講師1  (会社概要紹介): 澤田 真 様 

    • 2007年 早稲田大学大学院 応用化学専攻修了(黒田研究室)
    • 2007年 富士フイルム株式会社 入社
    • 2007年 富士フイルム株式会社 先端コア技術研究所
    • 2012年 富士フイルム株式会社 高機能材料研究所
    • 2016年 富士フイルム株式会社 人事部 技術系採用グループ
    • 現在に至る

 講師2 : 村上 達也 様

    • 2009年 早稲田大学大学院 生命理工学専攻修了(清水研究室)
    • 2009年 富士フイルム株式会社 入社
    • 2009年 富士フイルム株式会社 有機合成化学研究所
    • 2009年 富士フイルム株式会社 医薬品・ヘルスケア研究所
    • 2018年 富士フイルム株式会社    バイオサイエンス&エンジニアリング研究所
    • 現在に至る

 講師3 : 赤木 夏帆 様

    • 2021年 早稲田大学大学院 応用化学専攻修了(野田・花田研究室)
    • 2021年 富士フイルム株式会社 入社
    • 2021年 富士フイルム株式会社 精密プロセス技術センター
    • 現在に至る

2. 日時

2021年12月4日(土)15:00~17:30 (受付開始 14:45)

3. 当日のスケジュール

14:45-15:00      zoom受付 
15:00-15:15      開会の挨拶、注意事項説明、社員様紹介
15:15-15:25      会社概要説明
15:30-16:05      第一講演
16:10-16:45      第二講演
17:00-17:30      懇親会

 

参加申し込みはこちらから ⇒ https://forms.gle/LKNRxsfxpyTQDKnW8

来る 11月29日(月)までに申し込み願います。

 

早稲田応用化学会 交流委員会主催 第36回交流会講演会ご案内

2021年7月3日(土)15:00~16:10 (Zoomによるリモート開催)

講演者;上沼敏彦氏  ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
NA事業部 カスタムバイオテック部 部長

上沼敏彦氏

演題;『COVID-19の現状と対策』
副題;「COVID-19にいかに立ち向かうか」

今回も、前回に引き続いてリモート方式による開催となります。
標記の会社でご活躍中の上沼敏彦氏をお迎えし、『COVID-19の現状と対策』というテーマにてご講演をして頂きます。
現在、日本のみならず世界各国で猛威を振るっている感染症の原因となっている新型コロナウイルスについて、皆様が知りたいと思っていることに答えて頂ける講演ですので、ご期待下さい。

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社について
ダイアグノスティックスは、“診断(法)”の意味です。ロシュグループには、ファーマ(医薬)とダイアグノスティックス(診断)の2部門があり、ファーマ事業は、Roche Pharma, Genentech, 中外製薬で構成されていて、特にがん治療に特化した分子標的治療をターゲットとした抗体医薬品を開発及び製造販売しています。乳がん治療の“ハーセプチン“、大腸がん治療の”アバスチン“が多くの患者様の命を救っています。ダイアグノスティックス事業では、診断機器、診断試薬を開発及び製造販売しています。健康診断時に血液を採取して中性脂肪、コレステロール、γ-GTP等を測定するのもその一つです。特にPCR検査は、ロシュがその基本原理の特許を長らく有していたこともあり、現在のコロナ禍でのPCR検査においても中心的な役割を担っています。PCRは検査キットのみならず、その原料も多くの企業に提供し、毎日多くの検査が実施できています。その他、抗体・抗原検査も提供しており、抗体検査ではがんマーカーの検出、抗原検査ではHIV,HPV等のウイルス検出に使用されています。COVID-19の罹患の有無についても迅速検査として用いられています。ロシュグループには、診断から治療までの一貫した体制が整っており、例えば、患者様の遺伝子を調べることによりどの治療が最適かを判断するテーラーメイド医療が効率的に行われています。これにより患者様の利益を最大限に考えた治療が実現され、医療費の削減にも貢献しています。その中で演者が所属するカスタムバイオテック部は、少し異なったビジネスを展開しています。カスタムバイオテックの名前の由来は、お客様(カスタマー)にロシュの最先端技術(バイオテクノロジー)をお届けすることを目的に設置された部署です。すなわち、ロシュで開発した診断薬原料(COVID-19の診断として用いられるPCR、抗原検査、抗体検査向けの原料の販売も行っています)、Roche Pharma, Genentechで開発された医薬品原料、例えば、抗体医薬品を製造するための糖鎖、mRNAワクチンを製造するための原料、医薬品製造中の不純物を検出するキット、抗体を製造する細胞の培養が適切に行われているかを測定する装置です。すなわち、ロシュで開発された原料・装置を競合他社に販売する部署です。ヘルスケアー市場の活性化と、貢献を目標としています。 また、COVID-19の診断として用いられるPCR、抗原検査、抗体検査向けの原料の販売も行っており、2020年のロシュの売り上げは、医薬品事業、診断薬事業ともに世界1位を達成しています。

本講演の概要

現在COVID-19制圧に向け、全世界で様々な施策が行われています。日本でもニュース等で政府と感染症対策分科会からの情報が毎日のように更新されています。さらに日本では、17の医療機関がコロナ制圧タスクフォースを組織し、2020年5月より活動を開始しています。自然感染による、集団免疫獲得か、ワクチンによる中和抗体増加による防御か、いまだに多くの意見が出ているのが現状です。また、変異株の出現と感染についても脅威になっています。なぜウイルスは変異するのか。変異することにより何が起こるのか。変異によりワクチンの効き目は本当に影響を受けないのか。心配事が増えるいっぽうです。ウイルスの基本に立ち返ると風邪の原因物質はいったい何だったか疑問が出てきます。ウイルスか?細菌か?いまだに多くの人がウイルスと細菌の区別がはっきりしていないのでは、と考えています。ひと昔前は風邪をひいて高熱がしばらく続くと、抗生物質を処方されたことがよくありました。今は通常の風邪のほとんどがウイルスによるもので、抗生物質が効かないのが常識となっています。

COVID-19の検査であるPCR反応では、COVID-19の本体がRNAであるため、RNAを逆転写酵素でDNAに変換した後にウイルス特異的な構造部位ポリメラーゼ反応増幅させ、増幅されれば陽性として判定します。検体調整時間を含めておおよそ5-7時間程度かかります。抗原反応は、装置を用いない定性抗原検査が主流で、ウイルス粒子内のNucleocapsidを検出する方法で、鼻腔内液をぬぐい取り、セットすると陽性判断の場所にバンドが出て判定します。時間は15-30分と非常に短いのが特徴ですが、PCRに比べると感度が低下します。抗体検査は、過去にCOVID-19にり患したかを確認する方法です。化学発光法、ELIS法、イムノクロマト法がありますが、WHOからは、抗体検査を単独で診断に用いるべきではないとの勧告が出ています。

COVID-19ワクチンはアストラゼネカ、ファイザー、モデルナ製が日本国内で承認されています(2021.5現在)。

それぞれ、製造法が異なり、日本人にとってはあまり耳にしない、mRNAだとか、ウイルスベクターとかの方法でワクチンを製造しています。日本では長らく鶏卵を用いてウイルスを増殖させ、その後不活化する方法が用いられてきています。中国製、ロシア製のワクチンも多く供給されているのも現状です。国内外でのCOVID-19ワクチンの開発も加速されており、国もワクチン製造に向けて予算を確保しています。

本講演では、上記内容を踏まえて、ロシュグループの最新情報(non-confidential)を交えながら、以下について、わかりやすく解説します。

    • ウイルスとは何か。ウイルスの実態と変異について
    • ウイルス感染から抗体獲得までの流れ(特にCOVID-19を主に)
    • COVID-19の検査法解説(PCR, 抗原、抗体、その他)
    • ワクチンについての説明
    • ワクチンの種類と特長(COVID-19ワクチンを主に)
    • 世界のワクチン開発状況(COVID-19ワクチンを主に)
    • 日本でのワクチン開発状況(COVID-19ワクチンを主に)

講演者略歴

1986年3月 早稲田大学大学院 理工学研究科 応用化学専攻(宇佐美研究室)修了
1986年4月 株式会社資生堂 基礎科学研究所
1989年1月 同社ライフサイエンス研究所
1990-91年  東北大学大学院 医学研究科 脳疾患研究施設 脳神経外科 留学
1996年   同社スキンケア研究所
1997年   博士(工学)早稲田大学
1998年6月 旭硝子(現 AGC)株式会社 機能性商品開発研究所
2006年5月 ロシュ・ダイアグノスティックス(現在に至る)
2007年   ロンドンビジネススクール エグゼクティブプログラム
2015年   慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科 非常勤講師

業務内容

資生堂

    • 固定化生体触媒による新規化粧品原料開発
    • 遺伝子組換ヒト型カルシトニンを用いた骨粗しょう症治療薬の開発
    • ハーバードメディカルスクールとの血管拡張ペプチド共同開発
    • 遺伝子組換ヒト型カルシトニン遺伝子関連ペプチドを用いたくも膜下出血後の脳血管攣縮予防薬の開発(東北大学)
    • スキンケア製品の開発

旭硝子

    • 遺伝子組換SODの医薬品開発(ASL, 潰瘍性大腸炎、間質性肺炎)
    • 生体触媒を用いた医薬品中間体の製造(Novartisより最優秀論文賞)

ロシュ・ダイアグノスティックス

    • 診断原料、医薬品原料、培養モニターリング装置の販売
    • カスタムバイオテック事業Global Board member(2007-2017)

講演の日時、形式等

開催期日;2021年7月3日(土)
講演形式;遠隔会議用ソフト Zoomを使用したリモート講演
開会挨拶、講師紹介、講演、及び質疑応答;15:00~16:00
閉会挨拶;16:00~16:10
その他 ;参加費無料.要事前申し込み.

 

申し込み方法について

応用化学科の学生、及び早稲田応用化学会会員であるOB/OGの皆様は、別途送付されるメルマガからの申し込みをお願いします。
上記以外で、本学の学生、卒業生・修了生、教職員の方は下記のリンク先から申し込みをお願いします。

申し込み先 ⇒ https://secure.waseda-oukakai.gr.jp/kouenkai-entryA/enquete.html 

折り返し、申し込みメールアドレス宛にZoomの参加方法等が配信されます。
皆様、是非奮ってご参加下さい。
宜しくお願い致します。

――― 以上 ―――

(文責;交流委員会)