月別アーカイブ: 2021年11月

中部支部活動報告

 

第17回交流講演会を2021年11月13日(土)「ウインクあいち」にて開催しました。 最初に友野支部長より、中部支部の講演依頼に対してご快諾いただいた黒田一幸名誉教授への感謝の言葉と、先生のご略歴の紹介がありました。

黒田先生の講演「ナノ空間物質の化学」の要旨

黒田先生

ナノ空間物質の一つであるメソポーラスシリカは、孔径2-50nmの細孔が規則正しく並んだ多孔質シリカである。 一般の合成法としては界面活性剤のミセルを鋳型としてシリカを合成し、その後の焼成により有機物を除去することで、均一な細孔径のメソポーラスシリカが得られる。 
我々には、加藤忠蔵研究室から受け継いだ、材料の熱分析技術があったため、世界に先駆けて層状ケイ酸塩からのメソポーラスシリカ合成法を発見し、その論文を発表することができた。 その後、1992年に発表された米国モービル社のメソポーラスシリカに関する重要な論文には我々の1990年の論文が引用されている。
メソポーラスシリカのナノ空間は、吸着材、触媒担体などの反応場のみならず医療、分離、エネルギー分野にも有用であると考えられる。
我々が発見した当時は数えるほどだったメソポーラス材料に関する論文は、いまでは世界で年間9000件も発表されている。
SDGsには、マテリアルの革新が不可欠である。 有機物と無機物の複合化というこれまでのハイブリッド材料だけでなく、空間の設計という概念を加えた新たな「ハイブリッド材料」が役に立つに違いない。

先生のユーモアあふれる興味深いお話を、参加者一同熱心に拝聴しました。 思い通りの実験結果が得られなくとも、「できませんでした」だけではだめで、何がどうなったかを考えることが重要だ、という先生のお言葉が印象に残りました。

黒田先生は、2021年より日本セラミックス協会の会長に就任されたそうです。 ご講演後、技術的な内容に加え現在の先生のライフスタイルに関する質問にも丁寧にお答えいただけました。

コロナ感染防止のため、恒例の懇親会は開けませんでしたが、本当に久しぶりに対面で交流でき、参加者には満足していただけました。 その後、集合写真を撮り、研究室出身の山本理事から先生への謝辞と締めの挨拶でお開きとなりました。 

 

参加者26名(敬称略) 

堤正之(17回)、三島邦男(17回)、柿野滋(19回)、小林俊夫(19回)、友野博美(22回)、黒田一幸(24回)、木内一壽(24回)、浜名良三(29回)、鳥居良彦(29回)、服部雅幸(32回)、上宮成之(35回)、北岡諭(36回)、新村多加也(39回)、加藤克久(40回)、大高康裕(41回)、木村辰雄(44回)、浦田千尋(56回)、若林隆太郎(58回)、大西健太(62回)、山本瑛祐(63回)、永田皓也(64回)、斎藤翔平(64回)、村松佳祐(66回)、森ゆきの(66回)、山口真悠(67回)、齋藤由実(69回)

(文責 服部)

黒田先生の御略歴:
1974年早稲田大学理工学部応用化学科卒(新24回)
1979年同大学院博士課程修了工学博士(早稲田大学)
同年早大理工学部助手
1980-1981年 British Council Scholarship(英国アバディーン大学)、
1982年同専任講師
1984年同助教授
1989年同教授
2004年理工学術院教授、
2008-2010年ストックホルム大学, Affiliated Professor
2013年Ecole NormaleSupérieure de Chimie de Montpellier, Invited Professor
2017年パリ第6大学  Invited Professor

その他: 
早稲田大学環境保全センター所長7年間
早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構長
東大をはじめとする多数の国立大学の非常勤講師歴任
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の研究主幹、研究総括ほか
日本学術振興会 学術システム研究センター専門委員
日本化学会理事、同関東支部長、同筆頭副会長
日本セラミックス協会理事、同副会長、2021年 6月より会長
日本化学連合副会長
International Mesostructured Materials Association会長
ゼオライト学会会長、日本粘土学会会長、日本ゾルゲル学会会長、私立大学環境保全協議会会長等歴任

受賞等:
1996年日本粘土学会賞、
2007年日本セラミックス協会学術賞・同論文賞、
2013年文部科学大臣表彰(研究部門)、
2013年錯体化学会貢献賞、
2015年日本化学会賞、
2015年Life Time Achievement Award(IMMA)、
2019年日本セラミックス協会フェロー表彰
2019年 Life Achievement Award (International Sol Gel Society (ISGS))、
2019年 ISGS Fellow、
2019年大隈記念学術賞

以上

領収書および「寄付金控除の証明書(写)」発行について

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    領収書の送付が翌年となる場合がございます。この場合、確定申告を行う直前に書類が到着するためご注意ください。

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2021年早稲田応化展

2021年11月16日から17日に掛けて対面式では2年ぶりになる早稲田理工展・応化展が開催されました。感染拡大防止の観点から入場制限を設定しながらの理工展・応化展になりましたが多くの来場者を得て盛況な理工展になっていました。

例年、応化展は実験班、展示班、屋台班の3本立てで活動しているそうですが、今年は屋台班の活動は取りやめになり実験実演と展示の2本立てで開催されました。

実験班

56号館502実験室にて以下の4タイプの実験実演を実施しました。

【1】ケミカルライト

市販のケミカルライトにも使用されている蛍光色素であるローダミンBとエオシンYを使った実演を行っていました。病理診断のための組織染色にも応用される色素ですが、視覚的には暗所における発光実験は来場者に対するインパクトがあったと思います。基底状態と励起状態の分かりにくい説明も丁寧に来場者に対してされていました。

【2】色付きクリスタルグラス

塩化コバルトや塩酸銅の結晶の色とクリスタルガラスに取り込んだ際の色の変化を含めた説明と実演と実施していました。来場者が直接加熱したガラスに触れることが出来ないため説明が多めの実演ではありますが色付きガラスの原理について来場者に分かりやすく説明をされていました。

【3】人工イクラでスノードームを作ろう

アルギン酸ナトリウム水溶液におけるカルシウムとのイオン交換によりアルギン酸が凝集する性質を使い、アルギン酸ナトリウム水溶液にあらかじめ加えてあった色素をゲルに着色させることで人工イクラを合成する実験、実演ですが用意されている色のバラエティが多く、見た目にも華やかな展示となっていました。

【4】芳香剤を作ろう

吸水性高分子であるポリアクリル酸に香料を添加した水溶液を加えることでゲルに香料を保持させる実験、展示では何種類もの香料が展示されており、水溶液を着色することで視覚にも嗅覚にも訴えることが出来るバラエティに富んだ実演が行われていました。生活用品を中心として幅広く使われている吸水性高分子について実験担当の学部生が実験書を読み込んで理解した内容の説明も熱量を感じました。 

初日は午前中に一日分の整理券を配布してしまったため、午前の遅くからゆっくり来場された方は既に一日分の整理券を配布し終えている状況でしたが2日目には午前の分と午後の分の切り分けを実施したため来場者の待ち時間の改善が見られました。理工展における実演展示の多くは応化会によるものだったため、来場者の注目度も高かったように思いました。

展示班

53-204教室にて応用化学科の紹介として実施されました。

実験展示の人気が高かったことから人数調整の関係で実演に参加出来なかった来場者に対して、展示班は有機溶媒を一切使わない水道水を使った実演が可能な界面活性剤の応用によるシャボン玉の展示及び実験班でも扱っていた吸水性高分子の実演を行い多くの小中学生を含む来場者が学部生の指導のもと実験器具に触れることが出来ていました。

その他に学科の紹介として研究室での研究テーマ、学部生が使用している物理化学や実験指導書、実験ノートの展示及び応用化学科のカリキュラムに周期律表に記載されている各元素の視覚的特徴や性質などが詳述されている資料の展示など盛りだくさんで、久々の応化展で活気がまた戻ってきた印象を受けました。

学生委員会からも報告も投稿されています。学生委員会からの記事も参照ください。

広報・加来恭彦(新39)

第17回評議員会報告(2021年10月30日開催)

議長 西出先生

 

第17回評議員会が2021年10月30日(土)14時より開催されました。コロナの感染状況も落ち着いてきたため、リアル会場+オンラインのハイブリッドで行い、評議員・関係者含めリアル39名、オンライン49名の計88名が出席されました。議長は西出先生です。

門間副会長よりコロナ禍での大学の様子ご報告

門間先生

 

会議に先立ち、門間副会長より、大学でのワクチン接種の状況、コロナ禍でも密を避ける・回数を減らす工夫をして実験授業を行っていること、課外活動が再開されたことなどが紹介されました。

濱会長挨拶

濱会長

昨年からのコロナ感染状況も落ち着いてきて、リアル出席も含めて新10回から新74回まで約60世代の評議員にご参加いただいたことへの感謝をまず述べられ、先日のホームカミングデーで話のありました「なつかしい早稲田、新しいWASEDA」のように応化会もなつかしいメンバーによる強い結束と新たなつながりを通じて、沢山の人材を輩出し、世界に輝くイノベーションにつながることを期待し、評議員にはご支援いただきたい旨を述べられました。

 

3つの活動基本方針ごとに活動状況を報告

3つの活動基本方針に沿って、各委員長、支部代表、活動中心メンバーよりアクティビティの報告がありました。

  • 全世代にとって魅力ある応化会活動への進化

左より 椎名交流委員長、佐藤広報委員長、梅澤基盤委員長

椎名交流委員長からは、「交流会講演会」、「先輩からのメッセージ」、今年始まった博士人材の輩出支援の「先輩博士からのメッセージ」などの実績・今後の計画を、佐藤広報委員長からは、先生・卒業生へのインタビュー企画、ホームページの外注化検討が進んでいること、梅澤基盤委員長からは、教員との懇談会開催報告、応化会のDX推進、会員名簿・連絡ルートの整備を進めていること、応化会給付奨学金の仕組み作りを進めていることが報告されました。

岡副委員長と女子会輿石委員

学生委員会からは、岡副委員長より、新入生歓迎会、オリエンテーション、オープンキャンパス、若手OBとの縦割り交流会をオンラインで開催したことが報告されました。また、輿石委員より、応化委員女子会が発足し、横縦のつながりを広げるため精力的に活動していることが紹介されました。

尾崎若手部会長

若手部会からは、尾崎部会長より、Chem-is-Try!のスローガンの元、次代を担う世代代表として次世代応化会ビジョンの策定や情報基盤の構築を精力的に進めていることを報告されました。特に若手OB視点で、応化会企画のポートフォリオ分析から、今後、自分のためになるキャリアチャレンジや異業種交流会等の企画を充実させていきたい旨の提案がありました。

左:友野中部支部長 右:澤村関西支部事務局長

友野中部支部長からは、交流講演会、中部支部若手部会の立ち上げ状況が報告されました。本部の若手とも連携して活性化されていくことが期待されます。澤村関西支部事務局長からは、役員の若返りを図り(齋藤支部長(新33回)、澤村事務局長(新53回)、三品事務局(新59回))、支部・本部連携して、これまで魅力あっても参加できなかった世代に向けてオンライン等を活用して活性化していきたいという意気込みが話されました。

  • 次世代情報基盤の構築

劉氏による説明

世の中が急速にデジタル化に向かっていく中、応化会活動においてもデジタル技術の活用が欠かせません。若い人の頭で将来の情報基盤の構築検討が進められています。若手部会の劉氏(新56回)から、コミュニケーション・プラットフォームを用いた構想の進捗状況が報告されました。事務局機能の負荷低減や会員の皆さんがアクセスしやすい環境になっていくことが期待されます。

  • 100周年記念事業に向けて

下村副会長

100周年担当の下村副会長より、2023年には応化会100周年を迎え、多くの応化会会員の力を結集する機会としたいことを強く宣言されました。記念講演会・記念式典、会報の100周年特集号の準備が進められています。応化会給付奨学金については、次世代展開として、博士人材の発掘と支援強化を行っていく方向性が示され、10月より募金が開始されました。ぜひご協力をお願いいたします。(詳しくは応化会ホームページよりご覧ください)

 

各世代のアクティビティ紹介

評議員の各世代代表者4名から、それぞれの世代の交流活動状況が報告されました。

左より:新20回朝山氏、新36回古川氏、新42回市場氏、新59回古田氏

新20回朝山氏からは、名簿整備を進め、研究室ごとの代表者を置き9割の方のメールアドレス・住所を確認できたこと、新36回古川氏からは、2017年の同窓会時から名簿の整備を進めて、オンライン同窓会や野球観戦、ゴルフなどの交流を進めていること、新42回市場氏からは、後輩たちとFacebook等でゆるくつながっていて、その経験から、小規模のオンライン飲み会をミドルシニア層にお勧めしたいとの提案がありました。新59回古田氏からは、応化出身者が多数いる稲門弁理士クラブの活動について報告がありました。現在の日本弁理士会の会長は応化出身の新34回の杉村純子氏なのですね。

 応化会活動に対する意見交換

これまでの応化会活動報告や各世代のアクティビティのご紹介を受けて、応化会活性化のためのご意見・ご提案をいただきました。いただいたご意見と各委員会等での課題を合わせて、より一層存在感のある応化会に向けて改革を進めてまいります。ぜひ忌憚のないご意見を引き続きお寄せください。

会場での意見交換

濱会長による総括

濱会長の総括

 

最後に濱会長より今回の評議員会の総括として、次世代に向けた応化会活動を応化会100周年の柱にしていきたいという決意が述べられました。

 

司会:梅澤基盤委員長

今回はまだ懇親会を開催できる状況にはありませんでしたが、次回はぜひ懇親会ができることを期待して、旧交を温めつつ、新しいWASEDA応化会を形作っていきましょう。評議員の皆さまには、各世代の連絡先整備を進めていただき、1年半後の応化会100周年にはぜひ多数の方にお集まりいただきたいと思います。

 

(文責:基盤委員会 梅澤 宏明、写真:広報委員会 学生委員会)

 

2021年 短信


会員の皆様から個人情報の確認・総会出席シートの通信欄に頂きました近況、ご意見を掲載しました。会報誌No.104にも掲載されています。


旧制・工経・燃料卒業生

●長澤 寛一(昭和25年卒・燃 6 回)
今のところ無事消光いたしております。


新制卒業生(1回~10回)

●樋渡 幸訓(昭和28年卒・新 3 回)
91才になりました。コロナで人混みに行かれませんので自宅から余り遠くない相模川の畔を散策などしております。

●乾 雄成(昭和31年卒・新 6 回)
外出は車椅子、エレベーターのない駅は不自由です。
●八嶋 康(昭和31年卒・新 6 回)
いつも会報をお送りくださり感謝。元気に生活しております。
●杉田 米藏(昭和32年卒・新 7 回)
コロナ禍の一日も早い終息を祈るばかりの日々です。このところ体の衰えを痛感、運転免許の返納と週1回のテニスを取り止めましたが、何とか過ごして居ります。諸兄には充分御自愛の上、ご活躍下さいます様に。
●高柳 晴夫(昭和33年卒・新 8 回)
コロナ巣ごもりで、運動不足・ストレス溜り気味ですが、一人前には生活しております。会員の皆さんもコロナ終結まで身体に気を付けて、頑張りましょう。
●相川 直昭(昭和34年卒・新 9 回)
小林久平先生の講義を聞けなかった事が残念です。石川平七先生のお宅に伺った事がなつかしい思い出です。
●宮﨑 榮三(昭和35年卒・新10回)
Stay homeで毎日自宅に巣ごもりです。最近、「-表面科学と新型コロナウイルス- 新型コロナウイルスの密集感染回避への占有総計理論の応用」と題する論文を発表しました。ご興味のある方は、ご連絡下さい。別刷を差し上げます。


新制卒業生(11回~20回)

●堀内 弘雄(昭和36年卒・新11回)
卒業60年になっても学生時代を思い出します。理工展で泊まり込んで準備を…友人の寝袋姿が写真にあって笑ってしまいます。早慶戦の後の新宿も…今はコロナでダメなのでしょうが…。若い方々の御活躍と応化の発展を祈っています。

●松村 正道(昭和36年卒・新11回)
現在東京工業大学造林学研究室にて森林微生物、特に菌根菌の調査研究を行っています。いくつになっても未知の世界を勉強することは楽しいです。
●西 敏史(昭和37年卒・新12回)
コロナ禍のもと、大学関係の皆様、学生さんも頑張っておられると思います。私も加齢に抵抗しながら何とか頑張っています。
●竹内 莊一郎(昭和40年卒・新15回)
元気で自粛生活しています。月に 1 度低山独歩します。
●宮本 利雄(昭和40年卒・新15回)
コロナにもめげず週 1 のゴルフプレーを楽しんでいます。同期会の開催ができないことが残念です。
●梶原 茂弘(昭和42年卒・新17回)
昭和は遠くなりにけりですが、理由あって生涯現役を貫いています。石川研の皆様とは今も交流が続いています。
●寺田 和彦(昭和44年卒・新19回)
東レに68才までおりましたが、縁あってITベンチャーにいます。会社としての体制が不十分のため手なおしと改善活動です。


新制卒業生(21回~30回)

●飯田 康夫(昭和46年卒・新21回)
人類史への化学寄与が再着目される中、若々しい研究を頼もしく拝見。願わくば、“勿体ない” “お互い様” 等の日本価値観を具現化する発明・発見で社会貢献し、世界で尊敬されるように。概念寄与なければ無視されます。日本は。“排ガスなし”の新幹線が、中国のものと米大統領が引用したように。実体も印象までも。

●勝 孝(昭和46年卒・新21回)
3 密にはならない、近くの里山を歩くことが多くなりました。
●西川 和子(昭和48年卒・新23回)
2021年 2 月に「エル・グレコ祭壇画物語」(彩流社)を刊行しました。16世紀から17世紀にかけてスペインで活躍した画家の話です。お読みいただければ幸いです。
●長谷川 悦雄(昭和48年卒・新23回)
黒田教授が退官となり、私の学生時代からの教官・同僚の方々は学科から全て居なくなりました。新世代の教員の方々の応化会への増す増すの貢献を期待します。
●鳥羽 博司(昭和50年卒・新25回)
文京区の教育委員会のスクール・サポートスタッフとして週4日、勤務しています。
●前田 哲郎(昭和50年卒・新25回)
若い頃に凝っていた俳句とクラシックギターを再開し、若い頃から続けている水泳と併せて、ボケ防止に励んでいます。
●大野 弘幸(昭和51年卒・新26回)
33年勤めた東京農工大学の名誉教授となり、令和2 年から学振で科研費関係の仕事をしています。
●大野 好弘(昭和52年卒・新27回)
セイコーエプソンを定年退職後、マレーシアで日本の大学へ進学するマレーシア人の教育機関(Pre-U)を経営することになりました。早大へ進学する学生もいます。
●帯金 芳秀(昭和52年卒・新27回)
昨年から、早稲田大学高等学院と公立中学で時間講師をしています。化学の基礎を、中学生・高校生にわかりやすく説明しながら、自分でも勉強しています。
●香田 章(昭和52年卒・新27回)
定年退職後、臨床心理士資格を取得し、現在、クリニックや心理相談室に勤務しております。
●飯塚 直人(昭和53年卒・新28回)
大坪研の隣の加藤研だった黒田先生のご退職を知ってまた一つの時代が終わったと感じました。黒田先生はとてもやさしかった思い出があります。
●菅沼 紀之(昭和53年卒・新28回)
65際を区切りに退職しました。今後もボランティア活動などを通じて社会貢献できればと思っています。
●木村 賢一(昭和54年卒・新29回)
コロナ禍の開催に敬意を表します。会社人人生もまもなく終了となります。アッと言う間の40年でした。
●石川 昌平(昭和55年卒・新30回)
2016年 4 月 DIC(株)定年退職、2021年 4 月 三和商工(株)契約期間満了退職、2021年 5 月現在 就職活動中
●高田 典雄(昭和55年卒・新30回)
コロナ禍の中で65才前に退職して、自宅にて、自治会活動のお手伝いをしながら今後について模索中です。
●寺田 淳一(昭和55年卒・新30回)
職場に新入社員がやって来ました。後輩です。40年以上も前を思い出します。
●山下 明泰(昭和55年卒・新30回)
教室や実験室のコロナ対策にも慣れ、講義もハイフレックスが標準化したところへ、新しいキーワード「人流抑制」が加わり、結局講義の大半はオンラインに逆戻り。「理系の先生方は人流抑制に非協力的」(=毎日来ている)と誹りまで受けて、もはや処置なし。


新制卒業生(31回~)

●貝沼 雅人(昭和59年卒・新34回)
5 月より37年間勤務したシチズン時計を退職し、日本時計協会に努めております。

●前田 和哉(昭和59年卒・新34回)
COVID-19で、大変ですが、電子機器については好調です。しかし、米国での、ロジスティックスの混乱の影響で苦労しています。
●小林 昭仁(昭和60年卒・新35回)
新コロナの最中の今秋、還暦を迎えることになりそうです。会社の定年延長制度で、65歳まで働けそうです。
●宮田 浩克(昭和60年卒・新35回)
会社を早期定年退職し、34年ぶりに早稲田に帰って参りました。
●相田 冬樹(昭和61年卒・新36回)
この年齢となっても自分で実験しています。うまくいかないつらさもありますが、基本的に楽しくやめられません。
●堀井 正明(昭和61年卒・新36回)
会報を読んで黒田一幸先生の最終講義を聴講した気持ちになりました。高校教員からスポーツ記者に転職した1989年、黒田先生に「サイエンスもスポーツもデータが大事。理工学部で学んだことが生きるはず」と声をかけていただきました。この言葉がどれだけ励みになったかわかりません。黒田先生のますますのご活躍をお祈りいたします。
●徳田 幸紀(平成 1 年卒・新39回)
新型コロナ感染症の早期収束、会員の皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
●柳澤 暁(平成 2 年卒・新40回)
テレワークの環境がなく、車で通勤の毎日です。
●小澤 進(平成 5 年卒・新43回)
ぜひ対面授業でお願いします。オンラインでは学生がかわいそうでならないです。
●若林 隆太郎(平成19年卒・新57回)
応化会の皆様、コロナ禍で奮闘している現役の学生さんたちへのご支援をどうぞお願いいたします。


大修修了博取得生

●横田 昌明(昭和54年修・大27回)
いま、私たちにとって大切なのは、如何に困難な状況のなかでも平然としてベストをつくし、学問の流れを止めないことだと思います。同窓の諸兄の皆様の健康と、益々のご活躍と、少しばかりの幸運を心より祈念しております。

オンライン講演会のお知らせ

2021年11月22日(月) 16:00~18:00の日程で「第13回先端化学知の実装コロキウム講演会」がオンライン開催されます。本講演会は学内だけでなく卒業生へも公開されますので、興味のある方のご参加をお待ちしております。講演聴講にあたり、事前登録が必要ですが講演前日まで受け付けているとのことです。

<ご案内>

「第13回先端化学知の社会実装コロキウム『真に環境に優しい触媒的有機合成反応を目指して』『含窒素非平面π共役系多環式化合物群の簡便合成と評価』」オンライン開催のお知らせ – 早稲田大学 理工学術院総合研究所 (waseda.jp)

詳細及び申し込み(事前登録)はこのURLサイトから
   ⇒ https://www.waseda.jp/fsci/wise/news/2021/10/06/6943/

<プログラム>

16:00- 講演
 名古屋大学大学院工学研究科・教授 石原 一彰 氏
 「真に環境に優しい触媒的有機合成反応を目指して」

17:30- 研究所発表
 化学・生命化学専攻 柴田 高範 教授
 「含窒素非平面π共役系多環式化合物群の簡便合成と評価」

今後、学内で開催される講演会で社会人へも公開されるものは適宜本HPでも案内していきたいと思います。

早稲田応用化学会主催 第2回 先輩博士からのメッセージのご案内

2021年12月18日(土)13:00~16:00 (Zoomによるリモート開催)

前回8月に開催した「第1回 先輩博士からのメッセージ」で博士後期課程を身近に感じ、進学にご興味を持たれた方もいらっしゃるかと思います。今回は社会でご活躍されている先輩博士に、在学中の様子から学位取得後のキャリアパスまで幅広くお話ししていただき、学部生及び修士課程学生の皆様と交流する会を開催することといたしました。

普段はなかなか接する機会のない先輩博士と直接話すことができる機会ですので、奮ってご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

講演者①;加藤 遼さん(中央大学助教、2017 西出・小柳津・須賀研究室 博士修了)
演題;『博士号を“取るまで”と“取ってから”』

加藤 遼さん

講演者②;堀 圭佑さん(住友化学、2020 野田・花田研究室 博士修了)
演題;『企業研究者という選択』

堀 圭佑さん

講演者③;中村 夏希さん(東芝、門間研究室D3)
演題;『社会人博士に至るまで』

中村 夏希さん

座談会参加予定者リスト
<講演者>
・加藤 遼さん    中央大学助教、2017 西出・小柳津・須賀研究室(高分子化学部門) 博士修了
・堀 圭佑さん    住友化学、2020 野田・花田研究室(化学工学部門) 博士修了
・中村 夏希さん   東芝、門間研究室(応用物理化学部門) D3
<OB/OG>
・大島 一真さん  九州大学助教、2015関根研究室(触媒化学部門) 博士修了
・伊知地 真澄さん 三菱マテリアル株式会社、2017平沢・小堀研究室(化学工学部門)、博士修了
・徳江 洋さん   三菱ケミカル株式会社、2017西出・小柳津須賀研究室(高分子化学部門)、博士修了
・山本 瑛祐さん  名古屋大学助教、2018黒田・下嶋・和田研究室(無機化学部門)、博士修了
・村越 爽人さん  塩野義製薬株式会社、2019細川研究室(有機合成化学部門)、博士修了
・佐藤 陽日さん  三井化学株式会社、2019細川研究室(有機合成化学部門)、博士修了
・梅澤 覚さん   長谷川香料株式会社、2020木野研究室(応用生物化学部門)、博士修了
・吉岡 育哲さん  学校法人早稲田大学 学振PD、2021桐村研究室(応用生物化学部門)、博士修了
・村上 洸太さん  三菱ケミカル株式会社、2021関根研究室(触媒化学部門)、博士修了
・林 宏樹さん   早稲田大学助教、2021門間研究室(応用物理化学部門)、博士修了
<博士後期課程>
・金子 健太郎さん D2  野田・花田研究室(化学工学部門)
・齊藤 杏実さん  D2  山口研究室(有機合成化学部門)
・女部田 勇介さん D2  本間・福永研究室(応用物理化学部門)
・林 泰毅さん   D1  下嶋研究室(無機化学部門)
・渡辺 清瑚さん  D1  小柳津・須賀研究室(高分子化学部門)
・渡邊 太郎さん  D1  木野・梅野研究室(応用生物化学部門)
・曹 偉さん    D1  桐村研究室(応用生物化学部門)
・中軽米 純さん  D1  細川研究室(有機合成化学部門)
・加藤 弘基さん       D1  山口研究室(有機合成化学部門)
・松田 卓さん   LD2   関根研究室(触媒化学部門)
・疋野 拓也さん  LD2  下嶋研究室(無機化学部門)

講演の日時、形式等

開催期日;     2021年12月18日(土)
講演形式;     遠隔会議用ソフト Zoomを使用したリモート講演
開会挨拶;     13:00~13:05
講演会・質疑応答; 13:05~14:35 (Zoom利用)
座談会;                   14:40~15:45 (Zoom Breakout Room利用)
応化奨学金の説明; 15:45~15:50
閉会挨拶;               15:50~16:00

その他 ;参加費無料.要事前申し込み(11月末締め切り)
     本講演ならびに座談会は日本語で実施いたします。

申し込み方法について

出席申し込みは、下記URLから11月末までにお願いします。
※申し込みの際は、wasedaメールのアドレスをご入力ください。
※今回のイベントは早稲田大学応用化学科学部1年~修士課程2年に在籍されている方が参加申し込みの対象となります。

    ⇒  https://forms.gle/BvkPS1jvfb6iUzCX9

参加申し込みをされた方には、ご入力いただいたwasedaメールアドレス宛に、参加のためのZoom情報 (URL、ミーティングID、パスコード)を12月15日頃に配信いたしますので、そちらからご参加をお願いします。

皆様、是非奮ってご参加下さい。
宜しくお願い致します。

――― 以上 ―――

(文責;交流委員会)