月別アーカイブ: 2016年6月

2018年度応化会役員

 2018-09-20更新

会長

西出 宏之(新20)

副会長

橋本 正明(新21) 奨学生推薦委員長
黒田 一幸(新24)
濱 逸夫(新27)
安達 博治(新30)

監事

河野 恭一(新14)
中井 裕夫(新18)

役付理事

庶務

和田 宏明(新29) 奨学生推薦委員
井村 正寿(新36) 基盤委員

編集

井上 健(新19) 広報委員
桐村 光太郎(新33)

会計

津田 信悟(新22)
門間 聡之(新40)

理事(学外)

三島 邦男(新17) 中部支部長
関谷 絋一(新18) 交流副委員長
保谷 敬夫(新19) 交流副委員長
入江 伸一(新20) 基盤委員
常見 宏一(新31) 交流委員
佐々木 一彰(新31) 広報委員長
村松 治郎(新32) 基盤委員
岡野 泰則(新33) 関西支部長
下村 啓(新34) 基盤委員長
町野 彰(新34) 交流委員長
新谷 幸司(新34)広報副委員長
臼田 雅彦(新36) 基盤委員
梅澤 宏明(新36) 基盤委員
椎名 聡 (新36) 交流委員
真野 陽子(新47) 広報委員
松永 真理子(新53) 交流委員
斉藤 ひとみ(新58) 基盤委員
           奨学生推薦委員

 

理事(学内)

平沢 泉(新26)
木野 邦器(新29)
菅原 義之(新33)
松方 正彦(新34)奨学生推薦委員
本間 敬之(新37)
小栁津 研一(新40)
下嶋 敦(新46)
関根 泰(教員)
野田 優(教員)
山口 潤一郎(教員)

事務局長

寺嶋 正夫(新23) 

評議員

2018応化会委員会

2018年度の各委員会名簿

2018-9-8:更新

基盤委員会

下村委員長

 
委員長 
下村 啓 (新34) 
委員
長門 英俊(新15) 入江伸一(新20)
津田 信吾(新22)  
村松 治郎(新32) 上宮成之 (新35)
臼田 雅彦(新36) 井村 正寿(新36) 
梅澤 宏明(新36) 澤村 健一 (新53) 
米山 依慶(新57) 斎藤 ひとみ(新58)
 
学生委員(20180828更新)
(修士1年)政本 浩幸 
(学部4年)神守 広一郎
(学部3年)田中 亮祐
学部2年)岡 康太
 
  • テーマ①:個人情報管理体制の確立と会員名簿の作成
  • テーマ②:会員の会費納付率向上
  • テーマ③:応化会の会則・細則類の作成・整備
  • テーマ④:評議員制度の確立と評議員会の開催
  • テーマ⑤;応化教員との定期懇談会
  • テーマ⑥:支部活動の支援
  • テーマ⑦:研究室同門会および同期会活動の支援
  • テーマ⑧:学生部会との定例懇談会
  • テーマ⑨:ネット応化会の支援

交流委員会

町野委員長

 
委員長
町野 彰(新34)  
副委員長
関谷 紘一(新18)  保谷 敬夫(新19)  
委員
小林 幸治(新23)  鈴木 智之(新31)
田中 保之(新31)  保谷 尚登(新31)
常見 宏一(新31)
伊井 憲一(新32)  安達 昌文(新35)
椎名 聡(新36)   大山 雅江(新42)
松永 真理子(新53)
学生委員
(修士1年)政本 浩幸、古川 周平、住田 裕代
(学部4年)神守 広一郎、増田 陸、黒澤 美樹,
村本 奈穂
(学部3年)田中 亮祐、脇本 紗梨
(学部2年)岡 康太、江波戸 直也 

  •  
  • テーマ① 交流会・講演会、フォーラムの企画・実行
  • テーマ② 総会講演会の企画
  • テーマ③ HP企業ガイダンス掲載企業の勧誘・維持
  • テーマ④ フォーラム「先輩からのメッセージ」企画・実行
  • テーマ⑤ フォーラム「企業が求める人材像」企画・実行
  • テーマ⑥ 特別講義の講師選定
  • テーマ⑦ その他産学連携等の計画検討、実施
  • テーマ⑧ 学生の企業工場見学の支援

広報委員会

佐々木委員長

 
委員長
佐々木 一彰(新31)
副委員長
新谷 幸司(新34)
委員
相馬 威宣(新13)   平中 勇三郎(新14)
野際 基実(新14)   見並  勝佳(新17)
井上 健 (新19) 久島 史治(新27)   
真野 陽子(新47)   澤田 真(新55)
柴田 俊 (新59)
  
学生委員
(学部3年)村瀬 菜々子、鑓田 祐太郎、武者 樹、疋野拓也、荒木豪、山本直輝
(学部2年)佐藤 由弥、野々山 慶一、青木 優真、徳本 彩花、西尾 博道、太田 圭、坂木 俊介、足立 裕樹、植田 紗綾
(学部1年)田中 杏佳、松下真大、甲斐田 敬済、内田諒真、大橋美彩子、松本桃子、小野 文雅、岸田龍祐、惣田 晴巳、斎藤 剛輝、成田優希
 

  •  
  • テーマ①:応化会各委員会活動に関する新しい情報の広報活動支援
  • テーマ②:OB及び教員並びに学生間の交流促進のための企画
  • テーマ③:ホームページ更新及びメールマガジン配信

奨学生推薦委員会

 
委員長 
橋本 正明(新21)
委員
大林 秀仁(新17)
和田 宏明(新29)、 松方 正彦(新34)
安達 昌文(新35)、 斎藤 ひとみ(新58)
 
 
  •  
  • テーマ①:応用化学会給付奨学生の推薦
  • テーマ②:里見奨学会給付奨学生の推薦

2016年度総会 会長挨拶(2016年5月28日)

応用化学会・会長 三浦 千太郎

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会の開会に先立ちまして一頃ご挨拶を申し上げさせて頂きます。
本日はご多忙の中を定期総会にご出席賜り、誠に有り難うございます。
2014年河村前会長から引き継ぎ、すでに1期2年が経ちました。
他に類を見ない活力のある会の運営に現体制メンバーと共に懸命に取り組んで参りました。しかしながら活性化の原動力であったボランティアメンバーの世代交代期と重なり、十分な新体制の作り込みが出来ないまま早2年が経過したというのが偽らざる思いであります。

本総会で引き続き会長継続のご承認をいただければ、後ほどご紹介する理事および委員の皆さんとともに、応用化学科そして応用化学会の活力強化のために内部体制の充実そして魅力ある新しい試みに挑戦していく所存であります。

さて、この2年の間、ご案内のように応用化学科そして応用化学会は幾つかの大きな事件に直面しましたが、その影響もようやく癒えてまいりました。
一方では昨年もご紹介しましたように、ここ数年来の教授の皆さんのご活躍は目覚ましいものがあり、数多くの授賞など高い社会的評価を受けていることは周知の通りであります。私たち会員一同にとっても大変喜ばしい限りであり、大いなる誇りでもあります。

この応用化学科そして教授の皆さんの名を、さらに幅広く社会に認識して貰うために一昨年からタスクフォースの形で実施してきました「未来社会創成の会」はおかげさまで逢坂、西出そして黒田お三方の高名な教授の主導のもとに成功裡に実施することが出来ました。
3回の講演に約70社から合計約300名の参加者が集り、まさに「早稲田応用化学科ここにあり。」を産業界に示すことが出来ました。
このフォーラムを今年度から応用化学会の正式な活動として取り込み、引き続き教授の皆さんから社会に発信をして頂く場として活用していくことに致しました。今回からはOB・OG会員そして学生諸君にも参加出来るものと致します。

次いで、学生諸君の活動の場である学生部会の動きについて少し述べさせて頂きます。
学生の自主による新しい試みである「新入生歓迎会」は昨年度からスタートして4月に新入生100〜120名に対して65名の在学生から応化会活動の啓蒙をしてもらいました。

また、学生の自主企画による講演会も昨年の12月19日に開催され、学生82名、参加総数114名の大盛況で実施されました。

加えて応化会委員会活動への学生参加も大変盛んになっておりまして、広報委員会の16名をはじめとして多くの学生諸君が委員会で活躍を始めております。
これらの学生による様々な自主活動が盛んになっていくことは応化会活性化のためにも大変喜ばしいことと私どもも期待しており、支援を続けていくつもりです。

応用化学会での2期目の私たちの取り組み課題は「改革」の推進にありますが、改革の成果として持続可能な体制整備だけではなく「応化会2011ビジョン」以来営々と取り組んでいるテーマ「現役OB・OG世代の帰属意識の高まり」に繋げていかなければならないと考えております。
そのためにも「魅力ある応用化学会」を進める施策のテーマアップと実施が必要です。

先に述べた「新フォーラム」の再構築と具現化もその一つで、応用化学科の教授を軸として、来年の100周年記念を念頭に産学連携そして異業種交流など現役世代に魅力のある場として提供していければ、と考えております。

課題の抽出には一昨年から進めているチェック&レビューは重要な手法であると考え実施して参りました。その結果、評議員制度の検討や名簿の廃止そしてそれに代わる新名簿システムの開発、学生によるホームページの再構築そしてホームページ上に魅力あるデータの掲載、例えば会報などのアーカイブ化などがテーマアップされ、一部は事業計画にも織り込まれ実現の方向で進められています。
新年度も引き続き、学生や若手現役OB・OGを巻き込んで継続的にチェック&レビューを進めていく予定です。

もう一つのテーマ、「持続性のある体制の構築」であります。
この2年間で想定通りベテランOBを中心に退任の動きが進み、その後任の勧誘を進めて参りました。
理事では2014年JX-HDの安達常務、新年度からライオンの濱社長などをはじめ強力な現役OG・OBによる理事陣容が整ってきたと考えております。
また各委員会においても委員総数45名中現役が12名、学生18名と現役及び学生比率が7割近くと大変高くなって、世代交代は着実に進んで参りました。
さりながらベテラン・ボランティア委員の労務提供によって成り立っていた多くの行事を現業に多忙な現役世代や学生諸君に委ねることは限界があり、ボランティアの新規参加によるワークシェアが必須であります。

以上述べて参りましたように2期目を迎え、魅力ある応化会、持続性のある体制構築のための諸施策を強力に進めていく所存ですが、それを支えるのは言うまでもなく会費納付率向上と活動に参画していただくボランティアの有志が一人でも増えることです。
会員の皆さまには、この場をお借りしまして従前に増しますご理解ご協力そして活動へのご参加を切にお願い申し上げます。

最後になりますが、感謝の言葉を述べさせて頂きます。
ご案内のように、当会の副会長を始め要職を務めて頂き会の発展のため多大な貢献をして頂いた逢坂教授が退任されます。もちろん特任教授として大学に残られ、引き続き私たちへのご指導は続けて頂けるものと思いますが、一区切りとして後ほど名誉会員に推薦させて頂く予定であります。ここに今での貢献に深く感謝申し上げます。
また、会長退任の後、特別顧問を務めて頂いた河村先輩には、申し上げるまでもなく応化会現在の繁栄の礎(いしずえ)を作って頂きました。4月の交流講演会では講師を務めて頂き、過去最高の参加者220名という記録を打ち立てて有終の美を飾って頂きました。
同じく名誉会員に推薦させて頂きますが、ここに今までの功績に厚くお礼申し上げたいと存じます。
もうお一方、河村時代を支えて副会長として会を牽引され、その後監事を努めて頂いた平林先輩もこの度退任されます。
その功績に功労者として感謝申し上げます。
お三方には重ねて会員一同お礼を申し上げます。

以上で、総会に先立ちまして私の思いを述べさせて頂き、併せて開会のご挨拶とさせて頂きました。
有り難うございました。

過去の総会会長挨拶

里見奨学会給付奨学金受給者

公益財団法人里見奨学会は日本パーカライジングの創立者故里見雄二(さとみゆうじ)氏が昭和31年に設立されたもので、氏の出身地である大分県竹田中学校(現竹田高校)や氏の母校である東京大学の学生への支援を目的として奨学金や褒賞を行っております。この度、当応化会の元会長であった現日本パーカライジング社長の里見多一(さとみかずいち)氏からのお申し出により2016年度から早稲田大学応用化学科の学生も対象に奨学金を給付して頂くことになりました。里見多一氏は1974年早稲田大学応用化学科修士課程を卒業され、早稲田応用化学会給付奨学金制度を作られたときの本会会長でもあり、また奨学生推薦委員会委員長も努められ、母校への熱い思いで学生支援をして頂いておりました。
本里見奨学会奨学金は、志の高い優秀な学生諸君を対象に修士1年から最長博士課程修了まで5年間給付するものであり、有為な人材の育成と教育の振興に寄与していくものであります。
なお、里見氏の要望で本会奨学生推薦委員会が応化会奨学給付金と併せて審査することになっております。

2016年度

  • 池勇樹君  (平沢・小堀研)
  • 小栗輔矩君 (関根研)、
•池勇樹君

池勇樹君

小栗輔矩君

小栗輔矩君

小栗輔矩君からのメッセージ

この度は2016年度里見奨学金奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。
ご多用の中,選考に貴重な時間を割いていただきました推薦委員会の方々,ご支援くださる里見奨学会の皆さま,並びに日々指導をしてくださる応用化学科の先生方に厚く御礼申し上げます。
現在,私は関根研究室にて「自動車の燃費向上のための排気ガスを用いた燃料の改質反応において高活性を示す触媒の探索」というテーマで研究を行っております。原料ガス中の反応性の高い酸素を反応させずに改質反応を選択的に進行させるべく,担体のスクリーニングを行っております。スクリーニング後はXPSやIR、XAFS等を用いてより深い検討を行いたいと思います。
今後は,いただく奨学金を有効に活用し,論文執筆に向けて研究により一層取り組んでいきたいと思います。里見奨学金の求める「若き有能な人材」へとなれるよう精進してまいりたく存じますので応化会の諸先輩方には今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

第12回(2016年度)応用化学会給付奨学生

平成28年度(第12回)応用化学会給付奨学生推薦委員会が三浦千太郎会長、松方正彦主任教授、和田宏明庶務理事(教授)ほか学外奨学生推薦委員4名出席のもと5月14日に開催されました。書面と面接による厳正な審査が行われ、下記の1名を教室会議に推薦しました。その後教室会議における承認を受け、今年度の応用化学会給付奨学生が決定しました。 5月28日の応用化学会定期総会で紹介があり、交流会(懇親会)にて出席の諸先輩にお礼のスピーチをしました。
応用化学会給付奨学金にご寄付頂いたOB・OGの皆様に深謝しますとともに、今後とも常時受付していますので更なるご寄付、ご支援をよろしくお願い申しあげます。

平成28年度(2016年度)応化会奨学生

•池勇樹君 池勇樹君

  • 池勇樹君からのメッセージ

この度は、2016年度早稲田応用化学会給付奨学金の奨学生として採用して頂き、誠にありがとうございます。御多忙の中、選考にあたってお時間を割いて下さった選考委員の皆様方、応用化学科の先生方、ならびに奨学金の設立・維持に御尽力いただいております応用化学会の諸先輩方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。本奨学金が皆様からのご寄付により成り立っていることを念頭に置き、今後とも精進を重ね、皆様のご期待に添えられるよう邁進していく所存です。
現在、私は晶析時における超音波照射による結晶多形の制御をテーマに研究を進めております。 超音波が晶析に影響を与えるメカニズムは未だに不明瞭な部分が多く、その理論体系の構築は多くの困難が伴いますが、未知のものを解き明かしていくことに遣り甲斐を感じています。
博士後期過程進学後は、応用化学会の発展に微力ながら貢献していきたいと考えています。また、社会に貢献できる人材へと成長することを目標に精進して参ります。
最後になりますが、早稲田応用化学会の皆様に重ねて御礼申し上げます。

習志野台洋画サークル作品展

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応化会HP 「趣味のHPリンク」に以前から「私の東欧見聞録」をはじめ、東ヨーロッパ、スペイン、イギリス、アイルランド、北欧四国の紀行文などを掲載したご自身のHP(http://maruyama.la.coocan.jp/)を紹介し、また、新制13回生同期会(http://www.waseda-oukakai.gr.jp/sotsugyousei/doukikai/doukikai-14-12.html)にも静物画を紹介している丸山征四郎画伯?の新しい作品が展示されている定例作品展(5/31~6/5)が船橋市民ギャラリーにて開催されるとの情報に基づき6/1に同僚とともに鑑賞してきましたのでご報告します。

船橋市民ギャラリー3F第一展示室には油絵、水彩画、はがき絵など多数の作品が展示されていました。

会場につくやいなや、ご自身の作品(10号油絵3点)が展示されている場所で集合写真を撮影し、展示作品を鑑賞しました。丸山氏のほかの作品は、水彩画(2号)1点、油絵1点(SM)がそれなりの場所に展示されていました。

いずれの作品も素晴らしく、特に水彩画に関しては指導講師のそれに匹敵するようなタッチで描かれ、印象深かった。kanpai

このように本来の理工系以外の優れた才能を発揮する同期生の作品他を鑑賞し、すがすがしい気分で会場近くの2時間飲み放題食べ放題のビアガーデンで歓談後、解散しました。

来年もほぼ同じ時期に同じ場所で作品展が開催されるとのことですので同期の皆様他近くにお住いの応化会員は素晴らしい作品を是非ご覧いただくようお誘い申し上げます。勿論、入場無料です。

(文と写真:同期会評議員 相馬威宣)

応化38同期生による鎌倉散策の記(2016年)

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新制13回生は、クラス会の他に健康増進と親睦を図るために適宜幹事が計画し、趣味の会的な行事を行っている。今回は、堀井紀良、市川嘉紀の両氏が幹事となり鎌倉散策を計画した(下記スケジュール)。

38会鎌倉散策r

5月25日(水)午前10時北鎌倉駅に12名が元気な顔を揃えた。久し振りの再会だ。早速、円覚寺門前の記念撮影からプログラムが始まる。薄曇りの寒くも暑くもない散策日和に感謝する。

最初に鎌倉五山第1位の建長寺(1253年北条時宗創建)に立ち寄る。禅宗の雰囲気の境内は木々の葉が新緑から濃緑に移る季節である。総門・三門・仏殿・法堂、奥の方丈の名勝庭園を観る。鐘楼の洪鐘は国宝である。私達は年齢相応の厳粛な感慨に浸る。

鶴岡八幡宮

         鶴岡八幡宮

建長寺から巨福呂坂を登る途中道路右側にひっそりと円応寺がある。本尊は閻魔大王、冥界の十王を祀っている。「この際懺悔しておいた方がいいぞ」などと言いながら頭を下げる。坂を登って下ると鶴岡八幡宮の脇に出る。本殿へ登る階段の左側の大銀杏は、残念ながら今はないが、再生した若芽が育っている。境内散策後近くの日本料理屋「あら珠」で昼食を摂る。乾杯で喉を潤し、ゆっくりと箱膳を頂きながら歓談する。

長谷の大仏

         長谷の大仏

 
 

昼食後、若宮大路を歩く。段葛はすっかり改装され、桜並木も若木である。頼朝が政子の安産を願い造営した時の風情ではないか? 鎌倉駅から江ノ電で長谷に向かう。55年振りの点検・クリーニングを終えた露座の大仏が私達の前に姿を見せる。やや前屈みの姿勢に親しみが湧く。

裏道を抜け鎌倉文学館へ行く。ここからは由比が浜の海が望める。元前田侯爵邸であった頃、佐藤栄作元総理が別荘として使用していた。当時近所に住んでいた川端康成とは行き来していたとの事。薔薇祭り開催中の庭園は各種の色が咲き誇っていた。

鎌倉文学館

         鎌倉文学館

幹事が事前に二度コースを調査し、無理のない散策プログラムとしたので一人の落伍者もなく無事終了した。午後3時半頃であった。近くのホテルの喫茶室でお変わり自由のカフェを注文し、談笑後、解散した。

心地良い一日であった。

 

 

川 柳(市川嘉紀作)

「愛憎を刻んだ古都はいま緑」(鶴岡八幡宮)

「大仏は我が愚かさをお見通し」(長谷の大仏)

「人生論鎌倉文士に語り掛け」(鎌倉文学館)

 

(文責:市川嘉紀、編集・写真:相馬威宣)

2016年度定期総会

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開催日時:2016年5月28日(土)13:00~14:15
開催場所:西早稲田キャンパス (57号館2階201教室)
出席者:104名(昨年130名)
議  長:三浦会長
司  会:和田庶務理事

 会長挨拶:

会の運営に現体制メンバーと共に懸命に取り組んできたが、今まで活性化の原動力であったボランティアメンバーの世代交代期と重なり、十分な新体制の作り込みが出来ないまま、早2年が経過したという実感と、本総会で引き続き会長継続のご承認をいただければ、後ほどご紹介する理事および委員とともに、応用化学科そして応用化学会の活力強化のために内部体制の充実そして魅力ある新しい試みに挑戦していくという所信を述べた。

miuras三浦会長の挨拶

一昨年から逢坂、西出そして黒田お三方の高名な教授の主導のもと、3回の講演を実施し、約70社から合計約300名の参加者が集まり、成功裡に実施することが出来た「タスクフォース・未来社会創成の会」をOB・OG会員そして学生諸君にも参加出来るよう発展させ、今年度から応用化学会の正式な活動として取り込み、引き続き教授の皆さんから社会に発信をして頂く場を新規フォーラムとして設けることを報告した。

次いで、学生部会の活発な活動について報告した。

  1.  学生の自主による新しい試みである「新入生歓迎会」を昨年度からスタートさせ4月に新入生100〜120名に対して65名の在学生から応化会活動の啓蒙をしたこと。
  2. 学生の自主企画による講演会も昨年の12月19日に開催し、学生82名、参加総数114名の大盛況であったこと。
  3. 応化会委員会活動への学生参加も、広報委員会の16名をはじめとして多くの学生諸君が委員会に参加し、活躍を始めたこと。

これらの学生による様々な自主活動が盛んになっていくことは応化会活性化のためにも大変喜ばしいことと期待しており、支援を続けていくことを約束した。

応用化学会での2期目の取り組み課題は「改革」の推進にあるが、改革の成果として持続可能な体制整備だけではなく「応化会2011ビジョン」以来営々と取り組んでいるテーマ「現役OB・OG世代の帰属意識の高まり」に繋げていかなければならないと考えていること。そのためにも「魅力ある応用化学会」を進める施策のテーマアップと実施が必要で、先に述べた「新規フォーラム」の再構築と具現化もその一つで、応用化学科の教授を軸として、来年の応用化学科100周年記念を念頭に産学連携そして異業種交流など現役世代に魅力のある場として提供していければ、と考えていることを述べた。

チェック&レビューにより抽出された課題は、評議員制度の検討、従来の印刷による名簿の廃止そしてそれに代わる新名簿システムの開発、学生参加によって新しく加わったホームページの新展開、そしてホームページ上に魅力あるデータ・記事の掲載、既刊会報のアーカイブ化などがテーマアップされ、一部は事業計画にも織り込まれ実現の方向で進み始めていることから、今年度も引き続き、学生や若手現役OB・OGを巻き込んで継続的にチェック&レビューを進めていくことを述べた。

もう一つのテーマであった、「持続性のある体制の構築」は想定通りベテランOBを中心に退任の動きが進んできたが、その後任の勧誘を進めてきた結果、強力な現役OG・OBによる理事陣容が整ってきたこと、各委員会においても委員総数45名中現役が12名、学生18名と現役及び学生比率が7割近くと大変高くなって、世代交代は着実に進んだことを報告した。

さりながらベテラン・ボランティア委員の労務提供によって成り立っていた多くの行事を現業に多忙な現役世代や学生諸君に委ねることには限界があるので、ボランティアの新規参加によるワークシェアが課題となっていると述べた。

2期目を迎え、魅力ある応化会、持続性のある体制構築のための諸施策を強力に進めていくためには、それを支える会費納付率向上と活動に参画していただくボランティアの有志が一人でも増えることが必要なので、会員の皆さまに、ご理解、ご協力そして活動へのご参加をお願いした。

最後に、当会の副会長を始め要職を務めて頂き、会の発展のため多大な貢献をして頂いた逢坂教授、会長退任の後も務めて頂いた特別顧問を退任される河村先輩、河村時代を支えて副会長として会を牽引され、その後監事を努めて頂いた平林先輩に深く感謝申し上げた。

(三浦会長挨拶の全文掲載 ⇒ こちら

 議案:

  • 2015年度事業報告案及び決算案の審議

和田庶務理事及び廣谷会計理事より各々「2015年度事業報告案」及び「決算案」の説明がなされた。特に、収支決算書では、正有志会員会費610万円の予算に対して70万円の未達の影響で収入が510万円未達の1,070万円に終わったが、一方で支出減に努めたため56万円を収支準備補填金に繰り入れすることが出来たことを説明した。

DSC04485和田庶務理事からの説明

引き続き、河野監事より、5月10日に監査を行い、会計部門においては領収書、通帳等の各種帳票を確認した結果、適正に処理されており決算書、貸借対照表は正当であると報告された。また、業務部門においても議事録を精査した結果、三委員会とも、計画通り概ね順調に運営されたと判断したと報告された。

DSC04480河野監事からの報告

以上により、2015年度事業報告案及び決算案が承認された。

 2016年度事業計画案及び予算案の審議

 和田庶務理事より、事業計画(案)について説明がなされ、引き続き廣谷会計理事より、それに伴う予算(案)について説明がなされた。

DSC04490廣谷会計理事からの説明

2016年度は特に、会員のデーターベースの変更・改善を学生部会、若手OB交流会支援を充実させることと、会員と応用化学会との繋がりを維持することと応用化学科100周年に向けそれを周知させるため会報の送付範囲を拡大する。そのために2015年度実績と比較して200万円支出が増加するが、その分は収支準備補填金の取り崩しで手当てすることを説明した。

本内容で2016年事業計画案、予算案は承認された。 

  • 名誉会員推挙の件

倉持副会長より、会則に則り、新制9回の河村宏氏と新制19回の逢坂哲彌氏を名誉会員に推挙したいと提案し、拍手により承認された。

DSC04492倉持副会長からの提案

名誉会員になられた河村宏氏と功労者である平林浩介氏が挨拶に立たれた。

 追加議案:会長の継続承認

 三浦会長より議案より漏れていたことのお詫びがあり、あらためて承認依頼が出され、拍手により承認された。

 報告

  •   2016年役員の体制について

倉持副会長から、2015年総会時から改選された点につき資料に基づき説明した。

新任が窪田信行監事(新制15回)、濱逸夫理事(新制27回)、佐々木一彰理事(新制31回)、斉藤ひとみ理事(新制58回)

退任が河村宏特別顧問(新制9回)、平林浩介監事(新制10回)、逢坂哲彌理事(新制19回)、河野善行理事(新制25回)、藤城光一理事(新制31回)、波多野吾紅(新制35回)、笹目由紀子理事(新制39回)、山田賀子理事(新制44回)。

DSC04506濱新理事の挨拶

代表して濱新理事が挨拶をした。

 給付奨学金受給者の紹介

 奨学生の紹介に先立って三浦奨学生推薦委員長より2016年度より給付を開始する里見奨学金についての説明を行った。

DSC05762橋本副会長からの紹介

引き続き、橋本副会長(奨学生推薦委員)より2016年度応用化学会給付奨学金受給学生と里見奨学金受給学生の紹介がされた。

syo手前:小栗輔矩さん 奥:池勇樹さん

応用化学会給付奨学金受給学生:池勇樹さん(平沢・小堀研)
里見奨学金受給学生:小栗輔矩さん(関根研)、池勇樹さん(平沢・小堀研)

 副会長挨拶:

松方副会長より、応用化学科・応用化学専攻の現状が報告された。

DSC04514松方副会長からの報告

  1. 教室は新任の若手の先生2名を迎えて、新しい体制で動き出したこと、また、ここ2年程あった種々の問題も収束に向かっていることを報告した。
  2. 来年応用化学科は100周年を迎えるので、2017年10月7日リーガロイヤルホテルでOB.OG、学生とみんなで喜び合う会を催すこと。また、その他に西出先生を委員長として種々の記念事業を企画していることを報告するとともに会員の皆様の協力をお願いした。

最後に新任の山口潤一郎准教授と須賀健雄専任講師を紹介して閉会した。

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(文責;早稲田応化会事務局)

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2016 先進研究講演会

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「応用化学最前線―教員からのメッセージ」

先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」(応用化学科と共催)は、応用化学科の各研究室の教員が、企業の研究者・技術者や学生に、自らの研究分野を紹介し、その先進性、先導性を熱く語りかけるもので、 引き続き開催される交流会(懇親会)で、教員、社会人および学生との交流や懇談をさらに深め、早稲田応用化学科の研究に関する理解を深めていただく企画です。
今年は、講演順に、化学工学分野 野田優教授、無機化学分野 黒田一幸教授、応用物理化学分野 門間聰之教授、高分子化学分野 須賀健雄専任講師の各分野の先生方に語っていただき、OB・OGも学生も理解を深めることが出来たものと確信しています。

15:00-15:30  化学工学部門 野田優 教授

nodas「演題 簡易に速く無駄なくつくる:ナノチューブと各種薄膜」

ナノテクノロジーは広範な技術革新が可能と十数年来期待されてきたが、一方で実用は未だ限定的とされる。素晴らしい材料・デバイスが沢山生み出されており、それら良いモノを上手くつくるのが化学工学の役割である。カーボンナノチューブやシリコン・金属薄膜の高速・高収率合成技術と、蓄電デバイスなどへの応用を紹介する。

15:30-16:00  無機化学部門 黒田一幸 教授

kuros「演題 ケイ酸塩の化学 ~層状ケイ酸塩からメソポーラスシリカまで~」

層状ケイ酸塩の研究は長い歴史があるが、無機化学的観点からも関連研究は大きく発展し、様々な分野に貢献するメソポーラスシリカも得られている。
講演では最近の成果をいくつか紹介し、層状ケイ酸塩とその関連物質の魅力を紹介したい。

16:00-16:30  応用物理化学部門 門間聰之 教授

 mons「演題 電気化学反応場を診る、そして造る ~リチウム電池の診断と高性能化~」

電気化学デバイスの反応場の状態の評価・把握は、デバイスの状態把握、また反応の進行状況を知るうえで重要である。反応系を乱さず、デバイスとしてリチウム電池を非破壊で解析する評価解析手法開発を紹介するとともに、そこで得た知見をもとにした新たな材料の設計開発を紹介する。

16:30-17:00  高分子化学部門 須賀健雄 専任講師

sugas  「演題 精密重合が拓く機能性コーティングの新展開」

光開始ラジカル重合に代表されるUV硬化反応は極めて迅速で(数秒以下で固化)、コーティング、フォトレジストなどに汎用される実用技術である。我々は、迅速なUV硬化反応に敢えて「光駆動型」の精密ラジカル重合機構を組み込み、時間軸を制御することで、硬化と同時に類例のない傾斜ナノ構造の形成を見出した。光重合の精密制御が拓く高分子合成化学の展望・新素材の創出について紹介する。

 

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