この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、終始懇切なるご指導を賜りました黒田一幸教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました逢坂哲彌教授、菅原義之教授、本間敬之教授をはじめとする応用化学科の諸先生方に心より感謝申し上げます。また、米国留学中のスーパーバイザーであり、本論文の審査のために来日してくださったThomas E. Mallouk教授(Pennsylvania State University)にも深く感謝申し上げます。
本学位論文はホスト物質およびゲスト種が共に負電荷を有する場合でも、無機層状酸化物の層表面を制御することで可能となった種々の新規機能性複合材料の合成およびその応用に関してまとめたものです。本研究は無機層状物質をホストとしたインターカレーション化学に新たな手法を示し、従来困難であった種々のアニオン性ゲスト種の包接が可能となり、今後、色材、化粧品のみならず光学、医学、触媒、環境など様々な方面での応用が可能な機能性複合材料の創出に広く貢献すると考えております。
現在、私は株式会社資生堂の研究員として、メーキャップ製品全般の研究開発に従事しております。今後は、この学位取得を大いなる励みとし、早稲田大学から頂いた博士(工学)の学位に恥じぬよう更なる研鑽を積んでいく所存でございます。今後とも皆様のご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、終始懇切なるご指導、ご鞭撻を賜りました常田聡教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました酒井清孝教授、平沢泉教授をはじめとする応用化学科の諸先生方に心より感謝申し上げます。さらに、多大なご指導を賜りました独立行政法人産業技術総合研究所の野田尚宏博士に深く感謝申し上げます。
本学位論文は、遺伝子解析手法の一つであるアフィニティーキャピラリー電気泳動法に着目し、従来の手法の問題点を鑑みて、それらを克服した新規なアフィニティーキャピラリー電気泳動法とその周辺技術の開発に取り組んだ結果をまとめたものです。本成果は、ヒトの病気診断等を目的とした遺伝子発現解析や遺伝子多型解析、敗血症に関わる特定の微生物をはじめとする様々な病原性細菌の検出・定量、そして、排水処理施設やバイオレメディエーション等の環境修復・保全現場における微生物菌叢解析など、生命科学分野全般にわたって応用が可能であり、社会的にも非常に価値の高いものであると考えております。今後これらの研究成果が、生命科学の発展に少しでも寄与することができれば幸いと存じます。
現在、私は早稲田大学博士キャリアセンターの研究員として、産業界で活躍できるよう博士人材としてのキャリアアップ・スキルアップに励んでおります。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存でございます。今後とも御指導・御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました木野邦器教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました桐村光太郎教授、西出宏之教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、効率的なペプチド合成法の開発を目的として微生物由来酵素であるL-アミノ酸リガーゼ(Lal)に着目し、新規酵素の探索ならびに諸性質の解析を行った研究をまとめたものです。LalはATPの加水分解反応と共役して、保護基を持たない遊離のアミノ酸同士を直接連結することが可能ですが、従来の酵素ではアミノ酸が2個連結したジペプチドまでしか合成することができませんでした。本研究によって初めて複数個のアミノ酸が連結したオリゴペプチドを合成可能なLalを見出すことに成功し、より多彩なペプチドの合成が可能となりました。本研究によって得られた知見は効率的なペプチド合成法の開発に貢献するとともに、ペプチドの用途開発研究にも大きく貢献できるものと期待されます。
現在、私は早稲田大学理工学研究所の助手として、新規機能を有する酵素の開発ならびに、これらを利用した有用物質生産に関する研究に従事しております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました武岡真司教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました西出宏之教授、酒井清孝教授、Arianna Menciassi准教授(University of Scuola Superiore Sant'Anna)をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、アミノ酸を極性頭部としたアミノ酸型脂質から成る分子集合体の特性を利用して、従来困難とされていた核酸や蛋白質の細胞内運搬効率を格段に高め、且つ細胞毒性を大幅に低減させた実践的なドラッグデリバリーシステムに関する研究内容であり、核酸や酵素などを用いる現代のテイラーメード治療に貢献する基盤的な材料として期待できるものと考えております。
現在、私は花王株式会社の研究員として、世に役に立つモノづくりに向けて日々研究に励んでおります。これまでの学術研究とは大きく異なり戸惑うこともありますが、早稲田・応用化学で学んだ知見や研究姿勢は今でも大いに研究の基盤となっていると感じております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、心より深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました逢坂教授、本間教授、門間准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました黒田教授、菅原 教授、海外から来られたScrosati教授、Alkire教授、Shacham-Diamand教授に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、燃料電池の実用化および普及のキーコンポーネントとなっている燃料電池の酸素電極用新規非白金触媒の開発を目的とし、新たな燃料電池の触媒作製法である超音波法を用いた非白金系合金触媒のナノ制御による作製しを試み,より高活性な次世代カソード触媒を開発し,かつ燃料電池に組み込んでその最適化を試みた研究内容をまとめたものです。さらに,従来の燃料電池に対してパッシブタイプ直接メタノール形アルカリ燃料電池というシステムの可能性を提案するものです。本研究によって得られた知見は燃料電池の低コスト化の可能性や従来の燃料電池の性能向上のための指針として寄与するものであると期待されます。
今後、私は韓国サムソンSDIの責任研究員として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見のもとに基礎研究をエネルギーデバイスの実用化向けの研究開発へ取り組んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました平沢教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました酒井教授、常田教授、Martin-Luther大学 Ulrich教授に心より感謝申し上げます。また、幾多の面でお世話になりました応用化学科の諸先生方ならびに研究室の皆様に厚く御礼申し上げます。
本論文は、近年工業晶析プロセスにおいてニーズが高まっている、所望の高品質の製品結晶を選択的に創製する晶析手法の研究をまとめたものであります。その成果の一つとして、アミノ酸の製品結晶の粒径制御をより高めるために重要となる一次核の選択性において、超音波照射を利用した核化速度の抑制あるいは促進のコントロールにより、核化までの待ち時間/核化個数/製品結晶粒径の制御が可能となることを実証しております。また、超音波照射下での結晶多形の析出挙動の研究により、照射エネルギーのコントロールによって所望の結晶形を選択的に取得できる独創的な技術を提案しています。本論文で示された一連の選択的晶析手法の研究成果は、その他多くの有機化合物の晶析系においても適用・応用が期待できることから、工業晶析プロセスの新展開においてその貢献度は大きいものと考えております。
現在、私はアステラス製薬轄成技術研究所にて、治験原薬の工業化研究をしております。この学位取得を大いなる励みにし、更なる飛躍を目指して尚一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも皆様の御指導・御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました西出 宏之教授ならびに小柳津 研一准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました酒井 清孝教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、Kurt E. Geckeler教授(韓国・光州科学技術院)、学部・修士の3年間ご指導を賜りました生命医科学科 武岡 真司教授、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、酸素と可逆的に相互作用するキャリア分子を内部に偏在したミクロ相分離高分子の合成、ミクロ相分離構造と酸素濃縮能との相関解明ならびに多機能化についての研究内容をまとめたものです。特に、ミクロ相分離高分子の簡便な合成法、相分離構造を決定する因子を明らかにするとともに、高分子膜のミクロ相分離構造と気体透過性について実証した初めての報告となる本研究結果は、メソスケール科学と機能性高分子化学において、次世代の機能性高分子膜の構築に新たな道筋を提示するものであると期待されます。
現在、私は旭化成株式会社の研究員として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、電子材料としての機能性高分子材料の創製を展開しております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました桐村光太郎教授、木野邦器教授ならびに石井義孝准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました桐村光太郎教授、木野邦器教授、西出宏之教授、石井義孝准教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、応用生物化学研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、環境調和型の物質変換プロセスの構築を目的として、微生物あるいは酵素を酸化還元反応の触媒として利用した有用物質生産に関する研究内容をまとめたものです。酸化活性あるいは補酵素の還元活性を有する新規な微生物あるいは酵素を探索し、諸性質を明らかにするとともにその機能解析を行い、特に各種微生物あるいはその遺伝子組換え株および変異導入株の酸化還元活性を利用することで、難分解性の複素環式有機硫黄化合物であるジベンゾチオフェンの微生物脱硫、フェノールからのカテコール選択的生産、安息香酸からのパラヒドロキシ安息香酸の選択的生産に成功しました。本研究によって得られた知見は、新規な酸化還元酵素を探索し、有効な共役系を構築することによって、微生物変換による新たな物質変換プロセス開発の可能性が拓け、有用物質の酸化的生産を可能にするものと考えております。
修了後には民間企業に就職(研究開発職)が決まっております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究に関しまして、ご指導を賜りました逢坂哲彌教授、本間敬之教授ならびに門間聰之准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました黒田一幸教授、菅原義之教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、学外審査員のブルーノ・スクロザッティ教授(ローマ大学)、リチャード・アルカイヤ教授(イリノイ大学)、ヨッシー・シャッハムディアマンド教授(テルアビブ大学)、また研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、直接メタノール形燃料電池の触媒層の開発に取り組んだものです。まず、電気化学交流インピーダンス測定を用いる解析手法を検討し、触媒層内部の電解質の状態を評価できるようになりました。さらに、その手法を元に電解質の適切な付与方法や新規電解質材料の検討を行いました。また、電気化学的な手法を用いて微小な電極上へのパラジウム−コバルト合金の直接合成を可能とし、その技術を元に隔膜を必要としないオンチップ燃料電池の設計およびコンセプトの実証をしました。本研究によって得られた知見は燃料電池の実用化へ寄与し、持続可能な社会の構築へ貢献するものと期待されます。
現在、私は早稲田大学の研究助手(特別推進研究「電気化学デバイス工学の確立と深化」)として、これまで学んできた応用化学の知識や技術を元に、燃料電池の性能向上のための材料創製やシステム設計を展開しております。学位取得が研究者としてのスタートラインと考え、これまで以上の努力を積み重ね、早稲田大学の卒業生として活躍できるよう研鑽を積んでいく所存であります。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました木野邦器教授ならびに桐村光太郎教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました西出宏之教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、医薬品や化成品の合成中間体として有用な非天然型アミノ酸ならびにその誘導体の合成法についてまとめたものです。本研究で見出した新規な生体触媒(酵素)を用いることで、これまでに効率的な合成法が確立されていない非天然型アミノ酸や光学活性ヒドロキシアミノ酸の実用生産プロセスへの展開が期待されます。さらに、従来知られていない微生物酵素の機能解明に向けて、重要な知見を与えるものと考えられます。今日のポストゲノム時代において、未利用・未解明の多様な遺伝子資源を活用することは大きな課題のひとつであり、今後ますます幅広く展開されるものと予測されます。このような背景のもと、本研究において明らかにした微生物酵素に関する情報は、我が国が得意とする微生物発酵技術を基盤とした「ものづくり」の活性化に寄与するものと期待されます。
現在、私は早稲田大学先進理工学部助手として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、微生物機能を利用した新規有用物質生産プロセスの開発を展開しております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、終始懇切なるご指導、ご鞭撻を賜りました常田聡教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました酒井清孝教授、平沢泉教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、ベルリン・フンボルト大学のOliver Seitz教授に心より感謝申し上げます。さらに、多大なご指導を賜りました独立行政法人理化学研究所の阿部洋博士、伊藤嘉浩博士に深く感謝申し上げます。
本学位論文は、酵素または蛍光発生分子でラベルしたオリゴ核酸(機能性核酸)を用いた新規RNA蛍光検出技術を開発し、さらに、蛍光発生システムの改良により化学反応の回転を起こすことによって、生細胞内での低発現RNAの可視化にも応用できることを明らかにした結果をまとめたものです。本成果は、今後のRNA研究およびバイオイメージング技術に大いに寄与することが期待されると考えております。さらに,フローサイトメトリー・セルソーターと組み合わせることにより,生細胞の選別技術に応用することも可能であると考えられ,今後これらの研究成果が、微生物学,分子生物学,再生医療学等,様々な分野への発展に少しでも寄与することができれば幸いと存じます。
現在、私は日本学術振興会特別研究員(PD)として、本学先進理工学部生命医科学科の常田聡教授のもとで、引き続き研究に従事させて頂いております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存でございます。今後とも御指導・御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました酒井教授ならびに小堀専任講師に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました平沢教授、西出教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、化学工学的視点から血液透析治療に用いられている透析膜の機能向上を目的とし、マクロレベルの検討だけでなく、原子間力顕微鏡などを用いたナノレベルの表面工学的検討を織り交ぜることで、透析膜のナノ制御による生体適合性向上を図った研究内容をまとめたものです。特に湿潤透析膜表面特性をナノレベルで評価できる手法を確立し、膜表面の親水化剤存在量と 線滅菌における 線照射が膜表面特性に与える影響を明らかにしています。本研究によって得られた知見は、医用化学工学(人工臓器)分野の更なる発展に大きく貢献することが期待されます。
現在、私は早稲田大学理工学術院先進理工学部応用化学科の助手として、研究に邁進するとともに、後輩学生の指導にも力を入れています。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました常田聡教授ならびに寺田昭彦博士に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました酒井清孝教授、平沢泉教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文では、バイオフィルム複合微生物系の全体像を明らかにすることを目的として、分子生物学的手法および数学モデルを併用したバイオフィルム微生物生理生態解析方法論の構築を行いました。近年の分子生物学的手法の発達により、バイオフィルム内の微生物生理生態に関する知見が蓄積しつつありますが、バイオフィルム機能の全体像を明らかにした例はほとんどありません。これは現行の要素還元的な研究手法ではバイオフィルム複合微生物系の複雑な全体像を解明するには限界があるためです。そこで、バイオフィルム複合微生物系全体を一つの複雑なシステムとして捉え、分子生物学で得られた様々な微生物生理生態に関する情報をシミュレーションにより再構築し、バイオフィルム複合微生物系の全体像を明らかにする方法論を構築しました。本方法論は、自然界に存在する様々なバイオフィルムの微生物生理生態解析にも適用可能であり、その寄与は大きいと期待されます。
現在、私は名古屋工業大学の博士研究員として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、新規生物学的水処理法の開発をしております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。