この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究をまとめるにあたり、御指導、御高配を賜りました桐村光太郎教授に心から御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました桐村光太郎教授、木野邦器教授、常田聡教授ならびに応用化学科の諸先生方に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、T7 RNAポリメラーゼを用いた新規DNAシークエンス解析法としての転写シークエンス法(TS法)の開発についての研究内容をまとめたものです。本研究によって開発致しましたTS法を用いることにより、サイクルシークエンス法と比較して反応時間の顕著な短縮や未精製PCR産物を直接解析可能であり、さらにこれまで難解読とされていたDNA領域のDNAシークエンス解析が可能であることなどの優れた特長を明らかに致しました。本研究によって得られた成果が遺伝子診断やゲノム創薬分野の発展に寄与することができれば幸いと存じます。
現在、私は株式会社ニッポンジーンにおきまして、遺伝子工学分野における研究開発業務に従事しております。今回の学位取得を励みとして,更なる研鑽を積んでいく所存であります。今後とも皆様方の御指導・御鞭撻賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました西出 宏之教授ならびに小柳津 研一准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました逢坂 哲彌教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、ラジカルポリマーを用いた斬新なメモリ素子の作製とその特性評価に関する知見をまとめたものです。化学的に安定なラジカル種をモノマー単位にもつ有機高分子を、本論文ではラジカルポリマーと総称し、実際に数種合成して素子を組上げるとともに、ポリマー界面の構造解析と電荷の伝播・貯蔵に関する基礎的な考察を通じて、メモリ性の起源を明確にいたしました。本研究によって得られた知見は、次世代の機能性有機エレクトロニクス分野に大きく寄与するものであると期待しております。
現在、私は富士フイルム株式会社 有機合成化学研究所の研究員として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、新規有機エレクトロニクス材料の創製を展開しております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました竜田邦明教授ならびに細川誠二郎准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました清水功雄教授、中田雅久教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、特異な構造と生理活性を有する天然物として、Xanthocillin類とYCM1008Aの世界初の全合成に関する研究をまとめたものです。前半のXanthocillin類については全合成とともに関連誘導体を合成することで、構造活性相関についても新たな知見を明らかにしました。後半のYCM1008Aについては全合成によって、これまで不明であった絶対構造を決定しました。また、どちらの化合物においても生物活性試験にサンプルを供与し生物学的な研究にも寄与することができたことから、本研究は生物学的観点からも意義があり今後の医薬品開発に貢献するものであると考えています。
現在、私は第一三共株式会社において新薬の創生に携わっております。一度社会に出てからの『早稲田』における研究生活は大変密度の濃い充実したものでした。今後も学位取得者として、早稲田大学で学んだ研究に対する愚直な姿勢を忘れず、創薬に邁進する所存でおります。卒業生の一人として、早稲田大学の益々のご繁栄とご発展をお祈りするとともに、今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました武岡真司教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました西出宏之教授とRigoberto C. Advincula教授(Huston University)をはじめとして、応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、水素結合性超分子カラムナー液晶の鋳型重合による配位性ナノ空孔高分子薄膜の構築、およびカチオン- 相互作用によるカリックスアレーン集合体の合成手法の確立とその分子認識能について明らかとしたものであり、特に前者の配位性ナノ空孔高分子薄膜が、金属錯体の分離材料や集積媒体として有望であること提案するものであります。
現在、私は日本学術振興会特別研究員PDとして、引き続き武岡研究室所属で研究を展開しております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なる御指導、御鞭撻を賜りました黒田一幸教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました逢坂哲彌教授、菅原義之教授、本間敬之教授、Cathleen Marie Crudden教授をはじめとする諸先生方に厚く御礼申し上げます。さらに、幾多の面で大変お世話になりましたキヤノン株式会社の宮田浩克博士、および先輩方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本論文は、細孔配列が高度に制御されたメソ多孔体薄膜の作製と応用についての研究内容をまとめたものです。球状ミセルから形成するメソ多孔体薄膜の基板全体での配向制御は従来困難とされてきましたが、これを実現し、従来にないメソスケールでの単結晶状薄膜として提案しました。また、これらの薄膜について、基板上に固定した粒子への形態制御、および細孔壁の組成制御を報告しました。さらに、配向制御した細孔を鋳型に用いてナノワイヤの配向制御を達成し、そのナノワイヤの光学異方性を示しました。本研究によって得られた知見はメソ多孔体の配列制御と応用についての知見を大きく広げるのみならず、益々発展するナノ空間材料創製に寄与できるものと考えております。
現在、私は旭化成株式会社に入社し、エレクトロニクスに関わる分野で研究開発に従事しています。早稲田で学んだ応用化学の知見を軸に、産業の発展に貢献するよう、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、終始懇切なるご指導を賜りました西出宏之教授ならびに小柳津研一准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました木野邦器教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、ラジカルを側鎖に有する高分子の電気化学的酸化還元特性に注目し、エレクトロクロミック型表示素子の対極活物質として用いたものです。セルの構造上の様々な工夫とあわせ、省エネ駆動に関する学術および技術的成果をまとめており、その結果は実用化されているEC層作製技術と組み合わせることで更なる特性向上を期待させる学術的知見を含んでいます。
現在、私はDIC株式会社の社員として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、顔料分散体の配合条件の検討を行なっております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました竜田教授ならびに細川准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました清水教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、ETH Zurich Andrea Vasella教授ならびに研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、特異な複素環構造を有する天然生理活性物質であるlymphostinおよびlagunamycinの全合成についてまとめたものです。いずれも初の全合成であり、天然物が有する特異な環構造の構築法を確立したといえます。また、全合成手法を利用した構造-活性相関研究を行うことにより、活性発現に必要な部位の特定を行っており、さらなる創薬研究に大きく寄与するものであると期待されております。
現在、私は武田薬品工業株式会社の研究員として、創薬研究を行っております。薬は人体に直接投与されるものであるので、化合物の合成だけではなくさらに多くの要素について検討を行わなければなりませんが、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、日々使命感に燃えて研究を行っております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました常田聡教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました酒井清孝教授、平沢泉教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、stable-isotope probing法を導入した微生物生態解析により、同化反応を利用した"生物活性"や脱窒酵素遺伝子群を指標とした"生物機能"という観点で、排水処理プロセスにおける脱窒生態系を明らかにしました。さらに、電子供与体の選定が高塩濃度含有排水からの脱窒処理を達成するうえで重要であることを明らかにした。本研究によって得られた知見が排水処理および微生物生態学の分野に大きく寄与するものであると期待されます。
現在、私は早稲田大学 グローバルCOEプログラム「実践的化学知」の客員研究助手の任についており、ヒト(モデルマウス)と微生物を仲介する免疫というインターフェースにおける相互作用解析について研究展開を図ろうと考えています。世に還元できる成果を報告できるよう頑張っていこうと思っておりますので、今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました本間教授ならびに逢坂教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました黒田教授、菅原教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、化学科の中井教授、Tel-Aviv大学のYosi Shacham-Diamand教授、ならびに研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、ストレインドシリコンに代表されるようなシリコンの"歪み"が結晶構造に与える変化をモデル化し、その構造変化が表面反応性に与える影響を"電気化学的な電位"により量子化学計算と電気化学的解析の両面から解析した内容を纏めたものです。本検討の解析手法は、次世代ULSIデバイスの材料として着目されている結晶構造に歪みを持つ他の素材に対しても応用でき、デバイスの高性能化に向けて工業的にも寄与できる内容であると期待されます。
現在、私は応用化学科の助手として、これまでご教授いただいた内容やこれまでの経験を元に,研究および教育の一端を担わせていただいております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました松方教授、菊地教授、関根准教授をはじめとする諸先生方に心より御礼申し上げます。特に、本論文の審査も賜りました松方教授、菊地教授、黒田教授、関根准教授、そして学外審査員として審査を賜りましたミネソタ大学のTsapatsis教授には心より感謝申し上げます。
本学位論文は、モルデナイトやZSM-5型ゼオライトの多孔質α-アルミナ管上への緻密な多結晶薄膜の形成方法と、水・メタノール・水素の混合ガス分離性能および透過分離機構について研究した結果をまとめたものです。特にゼオライトのミクロ細孔内のNa+に対する水やメタノールの強い吸着を利用し、比較的高温でも機能する新規な脱水、脱メタノール膜を開発したことで、混合ガスの分離プロセスや、固体触媒反応と分離を組み合わせた反応分離プロセスなど、新たな応用への展開、発展が期待されます。
現在、私は早稲田大学先進理工学部の助手として教育・研究活動を行っております。ゼオライト膜を用いた分離膜の開発に加え、分離膜と固体触媒反応器を組み合わせた新規な反応分離プロセスの開発へと研究を展開し、エネルギー・環境問題の解決に寄与することが期待できる省エネルギー技術の開発に意欲を燃やしております。『早稲田』で培ってきた応用化学の知見と心構えを軸に一層の研鑽を積んでいく所存でございますので、今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました竜田教授ならびに細川准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました清水教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、ETH Zurich Andrea Vasella教授ならびに研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、高度に酸素官能基化された骨格を有する天然生理活性物質であるtetrodecamycin、actinopyrone AおよびTMC-264の全合成についてまとめたものです。いずれも特異な生理活性を有していることから医薬品へと展開されることが期待されておりましたが、初の全合成を完成したため、天然物が有する複雑な環構造の構築および立体選択的な骨格構築法を確立したといえます。また、その全合成の過程で発見した新規反応は、他の天然物の合成や新規医薬品の開発へと応用されることが期待できます。
現在、私は協和発酵工業株式会社の研究員として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、医薬品製造のプロセス開発研究を展開しております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、終始懇切なる御指導を賜りました竜田邦明教授ならびに長縄博客員教授に心より御礼申し上げます。また、幾多の面でお世話になりました細川誠二郎准教授、諸先輩方ならびに研究室の皆様にも厚く御礼申し上げます。さらに、本論文の審査を賜りました清水功雄教授をはじめとする応用化学科の諸先生方に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、ピラノナフトキノン骨格を有する天然生理活性物質の全合成についてまとめたものです。糖質であるL-rhamnoseを不斉炭素源として用い、さらに独自に開発したenantiodivergent合成法を活用することで、天然生理活性物質の全合成を達成いたしました。本研究によって得られた知見は、その合成経路を利用することで様々な類縁体へと誘導可能であり、さらに構造活性相関研究を通じてその活性中心となる構造を解明する手段として非常に優れております。従って、医薬品ならびに農薬品開発において幅広い展開が可能であり、有機合成化学のみならず、有機工業化学の発展にも少なからず寄与するものであると期待されます。
現在、私はスイス連邦工科大学の研究員としてヘテロ環化合物の研究をしております。全く異なった環境で戸惑う事も多々ありましたが、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に研究を展開しております。今回の学位習得を機に、研究者として尚一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました竜田邦明教授ならびに細川誠二郎准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました清水功教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、Andrea Vasella教授(ETH Z?rich)ならびに研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、多環式構造を有する天然生理活性物質(+)-tubelactomicin Aおよびvinaxanthoneの全合成についてまとめたものです。Diels-Alder反応を用いて、基本骨格の構築と環上の官能基および不斉炭素の構築を一挙に行い、効率的に多環式構造を有する天然生理活性物質の全合成を完結させています。本研究によって得られた知見は有機合成化学や有機工業化学の分野に大きく寄与するものであると期待されます。
現在、私はエーザイ株式会社 創薬第二研究所の研究員として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、新規抗がん剤の創製に取り組んでいます。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度,早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり,身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり,懇切なるご指導を賜りました常田聡教授ならびに(故)平田彰教授に心より御礼申し上げます。また,本論文の審査を賜りました酒井清孝教授,平沢泉教授をはじめとする応用化学科の諸先生方,研究室の皆様に心より感謝申し上げます。また,株式会社前川製作所には本研究についての心強い理解と辛抱強い援助を図っていただきました。ここに心から深く感謝致します。こうした方々をはじめとする様々な方々の協力と助力によって本研究を無事成就することができました。心から厚く感謝を申し上げます。
本学位論文は,単一槽型栄養塩除去プロセスの低コスト化およびコンパクト化を達成するための手段として,嫌気/好気/無酸素(AOA)プロセスの開発と制御手法の検討についてまとめたものです。そして,長期間に渡る安定した窒素・リン除去率の除去性能を維持することに成功しました。また,AOAプロセスのシミュレーションモデルを構築し,実作業現場における除去性能の予測を可能にしました。本研究で開発されたAOAプロセスならびにシミュレーションモデルは,さまざまな産業分野において生物学的栄養塩除去プロセスの普及を促すと期待されます。
現在,私は職場に復帰し,弊社では未開拓市場である排水処理分野に対して悪戦苦闘の日々が続いておりますが,本学で培った人脈・知見・根性を最大限に活用して荒波を越えて行きたいと思っています。この学位取得を第一歩として,一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
現在、私は早稲田大学先進理工学部の助手として教育・研究活動を行っております。ゼオライト膜を用いた分離膜の開発に加え、分離膜と固体触媒反応器を組み合わせた新規な反応分離プロセスの開発へと研究を展開し、エネルギー・環境問題の解決に寄与することが期待できる省エネルギー技術の開発に意欲を燃やしております。『早稲田』で培ってきた応用化学の知見と心構えを軸に一層の研鑽を積んでいく所存でございますので、今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました西出教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りましたLigoberto C. Advincula教授(University of Huston)、武岡教授、小柳津准教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、安定な高次構造を有する共役高分子の合成法を開拓し、特異な構造による新機能発現への展開研究をまとめたものです。共役高分子ポリ(メタフェニレン)のらせん巻き性を、側鎖キラルチオアルキル基またはポリイオンコンプレックス生成より強固に誘起できること、長鎖アルキル基置換ポリ(スルホニウム)が高い配向性を示すことを見出し、らせん共役分子を自己組織的に配列することに成功しました。構造不安定という有機物の限界を超えた、特異な立体構造を強固に保持した共役高分子の合成手法確立は、高次構造が発現する機能を有する次世代デバイスの開発を強力に推進し、今最も活発に研究されている分野の一つである分子エレクトロニクス研究に大きく貢献するものであると期待しております。 現在、私はソニー株式会社 先端マテリアル研究所の研究員として、早稲田大学応用化学科で学んだ進取の精神を基に、新規分子情報処理デバイスの研究開発を展開しております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かりまして、身に余る栄誉に深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、的確かつ丁寧なご助言や励ましを賜りました平沢泉教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました酒井清孝教授、常田聡教授をはじめとする応用化学科ならびに生命医化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、無機粉末蛍光体の蛍光特性改善および粒子ナノサイズ化に向けて化学工学的手法、特に晶析工学の概念を考慮した反応晶析法の適用についての研究内容をまとめたものです。発光理論の異なる二種類の粉末無機蛍光体について実験的検討を行い、反応晶析工学的見地から目的の高品位蛍光体を得るための新規な概念を提出し、無機蛍光体粉末の輝度・色度強化やナノサイズ化など、日々、その生産量を増す蛍光体分野に大きく寄与するものであると期待されます。
現在、私は早稲田大学理工学部の助手として教授の方々を微力ながら助力させていただく傍ら、これまでの研究を更に発展させるべく研究に勤しんでおります。現在、日本パーカライジング株式会社に内定をいただいておりますが、早稲田大学で学んだ研究者としての哲学、意識、知識、技能を元に、更に上を目指して研鑽していく所存です。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました常田聡教授ならびに平田彰名誉教授に心より御礼申し上げます。また、本研究の機会を与えて下さり、貴重なご助言を頂きました、独)国立環境研究所循環型社会・廃棄物研究センター・バイオエコ技術研究室・稲森悠平室長、独)製品評価技術基盤機構バイオテクノロジー本部生物遺伝資源開発部門・原山重明部門長、ならびに研究員の皆様にも心より御礼申し上げます。さらに、本論文の審査を賜りました酒井清孝教授、平沢泉教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、複合微生物生態系を効率的に活用するために、微生物叢の構成を簡易に把握できるT-RFLP法を環境バイオテクノロジーに応用した研究内容をまとめたものです。特に、複合微生物叢のモニタリングやスクリーニングにT-RFLP法を適用し、その有用性を検証したことによって、生物学的排水処理プロセスの向上のみならず環境浄化技術およびメタゲノム解析の効率化などの環境微生物を利用したバイオテクノロジーの分野に大きく寄与するものであると期待されます。
現在、私は日本学術振興会特別研究員(PD)として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、メタゲノム解析の効率化を目指し、研究を展開しております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり,身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり,逢坂教授ならびに門間准教授には懇切なるご指導を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。また,本論文の審査を賜りました逢坂教授、本間教授、門間准教授、Prof.Scrosatiをはじめとする応用化学科の諸先生方、また、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、相分離構造を作製手法に取り入れたリチウム二次電池材料開発についての研究内容をまとめたものです。ポリマーゲル電解質の強強度化、Sn合金系負極の長寿命化を目的に、電解質では、異なる特性を有する2種のポリマーをブレンドする事によって得られるミクロ相分離構造を有するゲル電解質、負極では、リオトロピック液晶相と水相から成る相分離めっき浴を用いて、多孔質構造を有する電極の作製および評価を行いました。本研究により得られた知見は、相分離構造を用いたリチウム二次電池材料の作製、およびその高出力高容量化への一助となり、携帯電子機器、電気自動車などの更なる発展に大きく寄与するものと期待されます。
現在、私はグローバルCOE「実践的化学知」の客員研究助手として、早稲田大学入学からの9年間で得た経験、また6年間の研究室で得た知見を糧に、リチウム二次電池材料の研究推進に励んでおります。まだまだ,研究者として未熟な部分がございますが、地球に優しい研究者となるべく努力する所存ですので、今後とも御指導、御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、多岐にわたり懇切なるご指導を賜りました桐村教授ならびに木野教授に心より御礼申し上げます。さらに、本論文の審査を賜りました西出教授をはじめとする応用化学科の諸先生方に心より御礼申し上げます。また、研究室の諸先輩方をはじめ学生の皆様には多大なご支援をいただいたことに深く感謝いたします。
本学位論文は、クエン酸生産糸状菌Aspergillus nigerにおけるシアン非感受性呼吸系酵素の生理学的機能解析と当該呼吸系の代謝工学への応用に関する研究内容をまとめたものです。本研究においては、緑色蛍光タンパク質を利用した当該呼吸系酵素の効率的な発現解析法を構築し、さらに遺伝子工学的手法を用いてクエン酸生産菌の代謝機能の改変を行いました。本研究によって得られた知見は微生物を利用した有用物質生産や生物化学の分野に大きく寄与するものと考えております。
現在、私は早稲田大学理工学術院先進理工学部応用化学科の助手として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、微生物機能の応用開発を行っております。この学位取得を研究者としての第一歩として、これからもより一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後ともご指導ご鞭撻を賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました西出 宏之教授ならびに武岡 真司教授、小柳津 研一准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました本間 敬之教授、Rigoberto C. Advincula教授(University of Houston) に厚く御礼申し上げます。お世話になりました応用化学科諸先生方、諸先輩方ならびに研究室の皆様にも深く感謝申し上げます。
本学位論文は、発光センサー高分子を用いた酸素・温度可視化コーティングについての研究内容をまとめたものです。色素分子とターゲット間でのエネルギー移動を利用した発光消光挙動や色調変化を組み合わせて巾広い範囲の酸素濃度と温度を同時に検出する新規手法を確立しました。発光プローブ材料として機能性高分子を用いることで、これまで不可能であった高温大気下や極低温低圧下など様々な環境で広く実用に供することが可能となりました。本研究によって得られた知見を用いて酸素濃度(表面圧力)や温度をリアルタイム可視化することで、例えば燃料電池内での化学反応やMEMS内の超微細流路内での分子の挙動が明らかとなり、新たなデバイスの開発に大きく寄与するものであると期待されます。
私はグローバルCOEの研究助手を経て、今秋から米国Houston大学で博士研究員として、超薄膜材料の創製を展開する予定です。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、終始懇切なるご指導、ご鞭撻を賜りました常田聡教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました酒井清孝教授、平沢泉教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、生命医科学科の竹山春子教授に心より感謝申し上げます。さらに、多大なご指導を賜りました独立行政法人産業技術総合研究所の野田尚宏博士に深く感謝申し上げます。
本学位論文は、ある種の蛍光色素が核酸のグアニン塩基と相互作用することにより蛍光が消光する現象に着目し、従来の手法よりも簡便・迅速・低コスト・正確である新規核酸定量手法の開発に取り組んだ結果をまとめたものです。本成果は、ヒトの病気診断等を目的とした遺伝子発現解析、SARS(重症急性呼吸器症候群)や鳥インフルエンザウイルス等に代表される国民生活を脅かすウイルスの検出・定量、そして、遺伝子組換えダイズに代表される遺伝子組換え食品の混入率の検査など、生命科学分野全般にわたって応用が可能であり、社会的にも非常に価値の高いものであると考えております。今後これらの研究成果が、生命科学の発展に少しでも寄与することができれば幸いと存じます。
現在、私は日本学術振興会特別研究員(博士研究員)として本学先進理工学部生命医科学科の常田聡教授のもとで引き続き研究に従事させて頂いております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存でございます。今後とも御指導・御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました常田聡教授ならびに、本論文の審査を賜りました平沢泉教授、榊原豊教授をはじめとする応用化学科ならびに社会環境工学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、新しい微生物反応(嫌気性アンモニア酸化反応)を活用した低コスト・省エネルギー型の窒素廃水処理技術に関する研究内容をまとめたものです。この反応を担うアナモックス菌は、発見から未だ10年程度しか経っておらず、その知見が極めて少ないことや、廃水処理への適用に向けて、菌の培養技術および固定化技術の確立が大きな課題となっていました。本研究では、アナモックス菌の生理学的特性を明らかにすると同時に、高分子ゲル内に微生物を固定化、培養する技術を確立し、廃水処理への適用性を評価しております。本研究は、現在、実証段階に移っており、今後、様々な窒素廃水へ活用されていくものと期待されます。
現在、私は鞄立プラントテクノロジーの研究員として、廃水処理技術の開発を行っております。今後の研究開発業務においては、早稲田大学で学んだことを基礎に、実用化研究を行っていると同時に、多数の論文執筆を通し、わが国の高い技術レベルを海外に示して行きたいと思っております。この度の学位取得は、研究者としての第一歩として受け止め、今後も一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました清水功雄教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました竜田邦明教授、中田雅久教授、また応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、ステロイドもしくは双環状アリル化合物のパラジウム触媒を用いた -アリルパラジウム中間体を経由するエナンチオおよびジアステレオ区別反応についての研究をまとめたものです。天然物合成などの有機化学反応においてパラジウム触媒は広く用いられ、有用な反応のひとつであるとされています。その中でも辻-Trost反応として知られる -アリルパラジウム中間体を経由する反応は生成物の立体化学を制御することで不斉合成へと展開できるため多くの研究報告例があります。本研究では、パラジウム触媒による求核置換反応を用いた新たな速度論的光学分割法の開発やその反応メカニズムを錯体化学的な解明を試みました。幅広く用いられてはいるものの未解決・未知なる問題が山積するこの分野において、本研究によって得られた知見は大きく寄与するものであると期待しております。
現在、私は早稲田大学理工学術院助手として『早稲田大学』に在籍し、パラジウム触媒を鍵反応に用いた天然物合成の研究をしております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この春、「ナノ粒子の化学的合成と生体分析・医療への応用」という題目で博士論文研究をまとめ、博士(工学)の学位を授かることができました。本研究を遂行するにあたって御指導を賜りました逢坂教授には心より御礼を申し上げます。また、本論文の審査を賜りました本間教授、黒田教授、菅原教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、逢坂研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本研究は、バイオ応用に適したナノ粒子材料の設計とその生体分析や疾患治療への応用についてまとめたものです。始めに、粒径や表面状態の制御を可能とするナノ粒子の化学的合成法の確立を目的として、磁気特性および光学特性を有する種々の無機ナノ粒子材料を液相反応によって合成しました。さらに、合成したナノ粒子の溶媒への分散性や生体関連物質との親和性の向上を目的として種々の有機分子や高分子膜で表面改質を行い、生体分析や疾患治療に用いるためのナノ粒子材料として提案しました。特に医療機関との共同の成果である磁性ナノ粒子を取り込んだヒトリンパ球細胞を用いたがんの新規免疫細胞療法確立のための基礎的研究は高い評価を頂き、バイオ・医療の分野の発展に大きく貢献することができたと考えております。
現在はソニー株式会社にて、応用化学科で学んで得た知見を糧に、新材料の研究開発に取り組んでおります。これからも早稲田の応用化学科にて学び、博士号の学位を授かったことに誇りを持って地道に努力を重ねて行く所存であります。今後とも御指導、御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました逢坂哲彌教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました黒田教授、本間教授、菅原教授、朝日教授、常に激励をくださいました応用化学科の諸先生方、研究室でお世話になりました皆様にこの場を借りて心より感謝申し上げます。
本学位論文は、有機自己組織化単分子膜を利用したキラルセンサという観点から、新しいマイクロセンシングシステムの開拓に向けて、キラル識別場やセンサ用電界効果トランジスタを研究した成果をまとめたものです。特に、キラルなアミノ酸の単分子膜で修飾したAu電極上においてアミノ酸の結晶成長、酸化還元反応、金属錯体形成反応がキラル選択的に進行することを見出しました。本研究によって得られた知見は、キラル識別場の設計のみならず、有機膜による界面設計にも指針を与えうるものと期待しております。
現在、私は早稲田大学の生命医療工学インスティテュートの研究助手として、早稲田大学で学んだ応用化学、特に有機・無機複合化による界面設計や電気化学の知見を生かし、医療診断用デバイス(バイオセンサ・キラルセンサ)の創製に向けた研究を展開しております。今後は、更なる飛躍を目指し、より一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。