2015年度給付奨学生からのメッセージ

佐藤 陽日(細川研究室修士課程2年)

  この度は2015年度応用化学会奨学生として採用していただき、誠に有難うございます。昨年に続き本奨学金を賜ることができ、身に余る光栄と存じます。昨年度は講演会・懇親会など様々な場において諸先輩方からお声をかけていただき、大変励みになりました。充実した1年間を過ごすことができたのも、応用化学会の皆様のお力添えがあったからこそと深く感謝しております。今後も応用化学会奨学生の名に恥じぬよう研究活動に勉学に邁進していく所存ですので、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

私は現在、生物活性を有する天然物の全合成研究を行っております。天然物は複雑な骨格や多くの不斉炭素を有するため、立体化学を制御しながら合成を行うことは容易ではなく、化学技術が発達した現代でも天然物の効率的な全合成を達成することは大きな研究課題の1つとなっています。当研究室では、天然物の中でも特に「ポリケチド」と呼ばれる骨格を有する化合物の効率的合成手法の開発研究を行っております。私はその開発した手法を用いて実際に天然物を短工程かつ高立体選択的に合成することを目指し、日夜研究を続けております。

最後に、ご多忙の折に選考してくださいました推薦委員の皆様方、 本奨学金のためにご尽力賜りました諸先輩方、ならびに日々指導をしてくださる応用化学科の先生方に厚く御礼申し上げます。


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YELCHUR VENKATA AKASH(本間研究室修士課程1年)

I thank personally from my heart for selecting me from your busy schedule for the scholarship of the Society of Applied Chemistry of Waseda University. I also would like to thank each and every member of committee for their enormous support. This scholarship will be a memorable one for me during my study in Japan and throughout my lifetime. I am willing to work for the other committee activities which are to be held and will satisfy all your expectations in near future.

At present, I am doing research on carbothermic reduction process of a silica pellet irradiated by laser beam. The main aim of this experiment is to get the metallurgical grade of silicon, which is the initial step process for manufacturing of solar grade silicon and to understand more about the reaction mechanism of silicon formation. During Doctoral course program my research topic will be “Purification of silicon”. In this research, I am planning to manufacture a micro channel device using 3-D printing technology for the purification of silica.

I would like to devote my strength towards the Doctoral program and succeed in various kinds of experimental activities with your guidance and encouragement. I would also be happy to talk with all the members of the society and build a very good relationship.

Finally, I once again thank all the members of the Society of Applied Chemistry of Waseda University.


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牛木 涼友(松方研究室修士課程2年)

この度は2015年度応用化学会給付奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。御多忙の中、選考に貴重な時間を割いていただきました推薦委員会の方々、本奨学金の設立・維持に御尽力いただいている応用化学会の諸先輩方にこの場を借りて御礼申し上げます。
奨学生として皆様の期待に応えられるよう精一杯努力し、研究活動に励んでいく所存です。

現在、私は松方研究室にてFe添加がPt担持BEA型ゼオライトに及ぼす影響というテーマで研究を行っており、UV-VisやESR、XPSなどを用いて、BEA型ゼオライト上でのFe担持状態やPt-Fe間の相互作用の検討を行っております。 今後、更なる検討を行い、得られた知見をもとに金属担持ゼオライトのエキスパートに成長したいと考えております。

博士課程進学後は常に向上心を忘れず、研究者としてより研鑽に努め、微力ながら応用化学会の発展にも貢献していければと思っております。
最後になりますが、応用化学会の皆様に重ねて御礼申し上げます。


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