2006年度給付奨学生からのメッセージ



高橋 信行(黒田研 M1)

この度は応用化学会給付奨学金に御採用頂き身に余る光栄です。本奨学金は皆様の寄付および、応化会員予算から捻出されており、その全ての方々に感謝するとともに、その期待を改めて自覚し、身の引き締まる思いです。また、選考を行っていただきました推薦委員の皆様、そして推薦書を書いて下さった黒田先生に厚く御礼申し上げます。

現在、無機物と有機物を分子レベルで複合化した新規材料の合成の研究を行っております。新規材料の合成という未知への挑戦は希望通りにいかず失敗も多いものですが、それだけに日々、新鮮な発見に富んだ研究です。毎日、醍醐味を感じながら研究に励んでおります。

私はいま生活のためにアルバイトが必須な経済状態であり、本奨学金を受け賜ることは、研究へ専念できる時間の確保に直結します。本当に嬉しい限りです。本奨学金を、社会全体への貢献に変換することが、奨学生としての私の役目であります。そのために、より一層の研究成果を出し、それを学会発表や論文投稿により科学の発展に寄与していきたいと思います。 また、応化会の発展も本奨学金の趣意のひとつであります。応化会のより一層の活性の為に今後も精力的に応化会の活動に参加していきます。

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伊部 武史(西出研 M2)

この度、2006年度早稲田応用化学会奨学生として採用していただき、大変光栄に思っております。応用化学会へ御寄付をいただいた有志の皆様、またお忙しい中選考を行っていただきました委員の皆様に厚く御礼申し上げます。寄付者の御芳名を拝見致しましたところ、応用化学会の長い歴史を実感ました。また当研究室の諸先輩方も数多く名前を連ねられていることから、応用化学会の活動をより身近に感じております。こうした奨学金制度をはじめ、応用化学会の運動が活発になることで、進学や就職の形態もより良い方向へ変わっていくのではないかと思います。

 現在私は安定有機ラジカルを構造単位に持つ高分子の合成とその磁気的性質の研究を行っております。有機合成から物性評価法、計算化学に至るまで広く理解しなければならない困難なテーマですが、着実な進歩を実感しております。またこのような恵まれた環境で研究ができるのも、応用化学科の先輩方の御活躍によるものであり、私も後進のために貢献できる研究者にならなければならないと、その責任を強く感じております。今後、ぜひ早稲田応用化学会の一員として、その発展に尽力させていただきたいと思います。今回このような意義深い奨学生として採用いただいたこと、早稲田応用化学会の皆様には重ねて御礼申し上げます。

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三上 貴司(平沢研 M2)

この度,2006年度応用化学会給付奨学生に選ばれ,身に余る光栄と深く感謝しております。本奨学生のご審査を賜りました推薦委員会委員の皆様方をはじめ,応用化学会会員の皆様方,応用化学科の諸先生方に厚く御礼申し上げます。

 私は,幸運にも2年連続の本奨学生に選ばれ,改めて応用化学会会員の皆様とのご縁の深さを実感するとともに,博士後期課程への進学にあたり,たとえ経済的なハンディキャップを抱えていたとしても,意志あるところに道は開けている,という認識をより一層強くした次第です。
昨年度の本奨学生に選ばれてからは,応用化学会の方との交流も増え,実りある有り難いお話を度々拝聴致しました。その度ごとに,先達方のご助言をよく咀嚼し,そしてよく内省し,今後の人生を生きるための糧にしたいと思った次第です。このように,単に奨学生に選ばれて終わることなく,応用化学科ご出身の諸先達方との心のつながりを育むことのできる本奨学生に選ばれたことを,心より嬉しく思う次第です。今後,一人でも多くの後輩が本奨学生の光栄に浴すことを願ってやみません。今後共,宜しくお願い申し上げます。

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