2005年度給付奨学生からのメッセージ



三上 貴司(平沢研 M1)

この度、記念すべき第1回目の応用化学会給付奨学生に選ばれ、身に余る光栄と深く感謝しております。
本奨学生のご審査を賜りました推薦委員会委員の皆様方をはじめ、応用化学会会員の皆様方、応用化学科の諸先生方に厚く御礼申し上げます。私が本奨学生を目指したきっかけは、大学院博士後期課程への進学を希望するにあたっての現実的な事情もさることながら、身近にめぐりあわせた好機は見逃さずに即刻チャレンジするべき、という私自身の日頃からの意識によるところが大きかったように思います。審査会当日は、応用化学科ご出身の先輩方に、若き一後輩として将来の夢と抱負を伝えたい、という一心で臨みました。審査会場ではいくつか手厳しいご質問を頂戴致しましたが、先輩方のご心中は終始温かく感じました。本奨学生に選ばれたことを知ったときは、まさかと大喜びしましたが、同時に、これからは応用化学会と共に在りたい、という連帯意識も生まれました。
今後は、博士後期課程への進学を見据え、より一層の研鑽を積むとともに、応用化学会との接点を広く持ってゆきたいと考えております。今後とも宜しくお願い申し上げます

第1回給付奨学生へ戻る   ページトップへ戻る

小幡 洋輔 君(武岡研 M2)

 この度、早稲田応用化学会より奨学金を賜り深く感謝いたします。またご多忙の中、選考を行っていただきました推薦委員会委員の皆様、さらには応用化学会給付奨学金制度を導入していただいた応化会の皆様に厚く御礼申し上げます。応化会の活性化、さらには早稲田全体に波及を目指す奨学金の御助力に感謝するとともにその責任を強く感じております。応化会の皆様の期待に沿えるよう一層研究に力を注ぐ所存でございます。
 私は、リポソーム(ナノカプセル)を利用したDDS(ドラッグデリバリーシステム)製剤の研究を行っております。特に遺伝子デリバリーを用途とする細胞導入効率が高く、徐放性などが制御可能なリポソーム製剤を目指しております。本研究はバイオ企業や医学部との共同研究であり、その一員として応用化学科への期待を間近で感じながら、充実した研究を展開させていただいております。そのような恵まれた環境を与えていただきました応用化学科OBの皆様に感謝いたします。
博士後期課程進学後は、ぜひ早稲田応用化学会の更なる活躍、発展に寄与できればと考えております。今後とも応化会の皆様方の御指導と御鞭撻を賜ります様宜しくお願い申し上げます。

第1回給付奨学生へ戻る   ページトップへ戻る

小松 寛  君(酒井・小堀研 M2)

 この度は2005年度早稲田応用化学会給付奨学生として採用していただき、誠にありがとうございました。学生であると同時に研究者として過ごす博士課程進学にあたっては、金銭面における問題があることが現状だと思います。(現に金銭面を理由に博士課程進学を断念する者もいます。)そのような中で、幸運にも本奨学金により奨励していただいたことに深く感謝しております。本奨学金は学生として、そして研究者としての素養を身につけるべく、学費の補助、書籍の購入や学会の旅費等に充てさせていただく予定です。
 現在は学生として講義やセミナー参加を通じて学問を修めると同時に、研究者として共同研究先である産業技術総合研究所バイオニクス研究センターにおいて研究活動に専念しております。多岐に渡る専門を持つ研究者の方々の中で、研究の何たるかを肌で感じ学ぶ日々です。またそれに伴い国内外問わず広く学会に参加し、議論を深め見聞を広げ、世界を見据えた研究活動に従事しております。早稲田応化発、世界行。本奨学金により奨励されたことを誇りに思い、世界に羽ばたくべき研究者を目指し、引き続き精進したいと思います。

第1回給付奨学生へ戻る   ページトップへ戻る