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2019年度定期総会

2019年5月18日(土)13:30~19:00
場 所:    早稲田大学西早稲田キャンパス
                         57号館2階201教室(定期総会・先進研究講演会)
                ロームスクウェア(交流会)

本年度も、昨年同様、定期総会と、それに引き続き先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」、そして交流会を開催した。
総会108名、講演会118名にご参加頂き、交流会(懇親会)では104名の会員の皆さんが集い、盛会な総会の一日となった。

1. 定期総会

議  長:西出会長
司  会:和田庶務理事

13時30分より和田庶務理事の司会で開催された定期総会では、最初に西出宏之応用化学会会長より挨拶が述べられた。

西出宏之応用化学会会長の挨拶

 

議 案

2018年度事業報告案及び決算案の審議

和田庶務理事及び門間会計理事より各々「2018年度事業報告案」及び「決算案」の説明がなされた。特に、収支決算書では、「先輩からのメッセージ」の参加費用が改定されたため、当初予定していた収支補填準備金を取り崩さず、逆に支出減に努めた影響もあり、1.2百万円繰り入れすることが出来たことを説明した。

和田宏明庶務理事による事業報告

引き続き、河野監事より、5月9日に監査を行い、会計部門においては領収書、通帳等の各種帳票確認した結果、適正に処理されており決算書、貸借対照表は正当であると報告された。また、業務部門においても議事録を精査した結果、三委員会とも、計画通り概ね順調に運営されたと判断したと報告された。

河野監事による監査報告

以上により、2018年度事業報告案及び決算案が承認された。

2019年度事業計画案及び予算案の審議

和田庶務理事より、事業計画(案)について説明がなされ、引き続き門間会計理事より、それに伴う予算(案)について説明がなされた。
2019年度は特に、事務局長の円滑な引継ぎと事務局体制の確立の立場から事務費を昨年より1.9百万円増額での予算立となっているが、その分は収支準備補填金の取り崩しで手当てすることを説明した。

門間聰之会計理事による予算案の説明

本内容で2016年事業計画案、予算案は承認された。

報告事項:

  • 2019年役員の体制について

資料に基づき西出会長が説明した。要点は以下の通り。

    1. 副会長:安達博治氏が2018年9月8日より就任  
    2. 会計理事:2018年9月8日より本間敬之氏が退任、門間聰之氏が就任
    3. 2018年9月8日より入江伸一氏と常見宏一氏が理事就任
    4. 2019年5月18日より関西支部長が交代:退任 岡野泰則氏、新任 田中航次氏
    5. 2019年5月18日より交流委員長が交代:退任 町野彰氏(理事としては残留)、新任 椎名聡氏

 

  • 交流会講演会の紹介

和田庶務理事より7月6日(土)開催予定の宮坂氏の交流会講演会の紹介があった。
また、今後の交流会講演会の講師の推薦と仲介をお願いした。

  • 応用化学会奨学金給付学生の紹介

門間主任より2018年度応用化学会奨学金給付学生と里見奨学金給付学生が壇上で紹介された。壇上に上がったのは下記の6人。

応用化学会奨学金給付生:

浅子貴士さん(山口研)、海野城衣さん(平沢・小堀研)、女部田勇介さん(本間研)、鳥本万貴さん(関根研)、村上洸太さん(関根研)

里見奨学金給付生:

松野敬成さん(黒田・下嶋・和田研)

奨学生紹介

 引き続き門間主任より初の森村豊明会からの奨励賞の授与式の様子と対象となった成績優秀者が紹介された。

教室近況:

門間主任より、応用化学科・応用化学科専攻の現状が報告された。

  1)今年は126名の新入生が入学した。(定員135名:秋入学含む)
  2)教室は福永明彦教授(JXTGエネルギーより)が着任し25名体制となった。
  3)山口教授が文部科学大臣表彰技術賞を、関根教授が日本化学会学術賞を受賞した。

閉会挨拶:

濱副会長より、それぞれの世代がわくわくする応化会活動を実現する為には、各世代が活動に参加してインスパイアされるような企画の充実が必要であるが、同時にそれを実行する委員会等の活動を、しっかりとサポートする体制を各年代層で作ることが重要とした。
最後に、出席メンバーに是非その強力なサポーターになってほしいこと、そして様々な魅力的なアイデアの提案を依頼して、閉会とした。

濱逸夫副会長 閉会の挨拶

 

2. 先進研究講演会 「応用化学最前線教員からのメッセージ」 (応用化学科と共催)

先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」(共催 早稲田大学 先進理工学部 応用化学科、早稲田応用化学会)は、応用化学科の各研究室応用化学科の教員が、企業の研究者・技術者や学生に、自らの研究分野を紹介し、その先進性、先導性を熱く語りかけるもので、 その後の交流会(懇親会)で、教員、社会人および学生との交流や懇談を深め、早稲田応用化学科の研究に関する理解を深めていただくために、毎年総会とあわせて企画される。本年は西早稲田キャンパス57号館201教室において下記の4先生にご講演をいただいた。

    • 14:45-15:15  有機合成化学部門 細川誠二郎准教授
        「演題 真ん中から作る:多段階合成を革新する合成戦略」
    • 15:15-15:45  触媒化学部門 関根泰教授
        「演題 表面プロトニクス・イオニクスと低温作動触媒」
    • 15:45-16:15  高分子化学部門 小柳津研一教授
        「演題 エネルギー変換と高分子」
    • 16:15-16:45  化学工学部門  平沢泉教授
        「演題 晶析工学の知恵を実践する」  

多彩なスライドを用いて興味深い研究内容をわかりやすく説明していただき、学生、卒業生ともに研究への理解を深めると共に研究室への親近感を強めることが出来た。

 

3. 交流会(懇親会)

2時間の講演会の後、場所を63号館1階ロームスクエアへ移し、橋本副会長の司会により、西出会長の開会挨拶、そして安達副会長からは応用化学会の益々の発展を願って乾杯のご発声を頂き、交流会(懇親会)がスタートしました。 

今年の交流会は卒業生・教員・学生合わせ104名の会員の皆さんで和気あいあいとした雰囲気で進み、途中で奨学金受給者の挨拶があり、最後に黒田副会長の中締めのご挨拶と神守学生委員会委員長の一本締めにて散会しました。

神守学生委員会委員長による一本締め

(文責:広報委員会・応化会事務局)

以上

 

 

加藤忠蔵先生を偲ぶ会報告

加藤忠蔵先生は、去る2018年4月24日に96歳でご逝去されました。生前の先生のご遺志により葬儀はご親族のみで執り行われました。先生のご功績とご足跡を偲ぶため、10月6日に先生とご縁の深かった皆様にお集まりいただき、5名のご遺族とともに「加藤忠蔵先生を偲ぶ会」を開催致しました。

 会は二部構成とし、第一部は早稲田奉仕園スコットホールで、第二部はリーガロイヤルホテル東京 ロイヤルホールⅡで開催致しました。第一部は101名、第二部は83名のご参加がございました。

第一部では、司会の菅原義之 世話人の開会の辞の後、黒田一幸 世話人代表から加藤忠蔵先生のご功績を紹介致しました。次に、卒業生(土井 章 世話人、服部英昭 氏(新15)、里見多一 世話人、山崎信幸 氏(新23)、里川重夫 氏(新36))から、先生との思い出の写真を紹介しました。ピアノ演奏のなか、参加者による献花が行われ、最後にご遺族を代表して奥様にご挨拶いただきました。

第二部では、司会の里川重夫 氏の開会の辞に引き続き、黒田一幸世話人代表からの挨拶があり、次いで応用化学会会長 西出宏之 早稲田大学特任研究教授と応用化学会元会長 棚橋純一 日本化学工業取締役会長にご挨拶いただきました。門下生からは、土井章 世話人、里見多一 世話人から先生との思い出の紹介がありました。逢坂哲彌 早稲田大学研究特任教授のご発声による献杯の後、参加者が加藤先生の思い出を語り合いました。和田宏明 世話人の閉会の辞の後、二回に分けて写真撮影を行い、散会致しました。


本会の開催に当たりましては、ホームページでの告知を始め、早稲田応用化学会には大変お世話になりました。また、西出会長を始め、多くの会員の皆様にご参会いただき、第一部では早稲田応用化学会より献花も頂戴致しました。心より御礼申し上げます。

世話人一同

 

世話人

黒田一幸(代表・新24)
土井 章(大修15)
里見多一(新22)
和田宏明(新29)
菅原義之(新33)
下嶋 敦(新45)

応化三九会(新14 昭和39年卒)55周年記念会報告

 

応化三九会は、卒業後5年ごとに記念会を開催しておりました。本年は55年目にあたり55周年記念会を平成31421日(日)に、懐かしの早稲田の杜、グランド坂下の「金城庵」で開催しました。

今回も、応化会の同期会支援プログラムにより、案内状の印刷・発送・回収を応化会事務局にお手伝いをしてもらいました。卒業時は76名で、50周年の前回は32名の参加でしたが、その後5名の仲間が鬼籍に入り、体調不良、介護などの理由により21名の参加になり一寸寂しい結果となりましたが、参加者はそれぞれ仕事に、ボランティアに、趣味にと大活躍しており、昨年喜寿を迎え益々元気で、会場は盛り上がりました。

記念会は、世話人の萬君の司会で始まり、冒頭、応化会幹事の河野君から、応化会の近況の報告と、会費納入、寄付金などの応化会サポートの要請がありました。今年も会場に応用化学会給付奨学金の募金箱を置き寄付を募り、3万円が集まりました。

懇親は、早稲田大学名誉教授の菊地君から応用化学科の近況の紹介と、乾杯の音頭で始まり、5年ぶりの再会に旧交を温めあいました。2時間はあっという間に過ぎ、熊倉君の指揮により校歌斉唱で記念会を締めました。

(世話人 大矢毅一郎、小川弘、加藤秋仁、菊地英一、河野恭一、渋谷武文、野際基実、萬肇、平中勇三郎(文責・写真))

 

 

中部支部第12回総会・交流会の報告

早稲田応化会中部支部第12回総会・交流会議事録

1. 日時 :平成31年4月6日(土)16:00~17:45
2. 場所 :北京料理「百楽」名古屋店 第14会議室
3. 議事 :
(1)中部支部総会  16:00~16:40
①支部長挨拶           三島支部長
 *講演会の出席者が目標の30人に届かない。更なる工夫が必要と認識。
 *2018年度より関西支部との情報交換会を実施。→支部紹介パンフ作成。
  →若手、女性会員の多い関西支部の活動を参考に勧誘活動を強化。
②支部活動報告          堤 代表幹事 
・2018年度活動実績報告
・2019年度事業計画と予算案 →全会一致にて承認
③西出応化会会長のご挨拶
・西出会長より、会長を引き受けた背景や応化会の現状と今後の抱負等について話された。

(2)交流講演会   16:40~17:45
・演題:「化学教育と大学入試の化学」
・発表者:河合塾講師 大宮 理氏               

*高校生は今どんな化学を勉強しているのか?
最新の高校教科書の紹介。日本は化学の後進国として教育も知識詰込み方式で来た。
一方、世界の化学は知識の多寡ではなく、どのようにその原理・知見を知り得たのかを重視。
 
*予備校業界の現状
少子化により平成の30年間で大学受験生が激減。衛星放送利用の授業採用などで、大手予備校が全国展開、寡占化が進んだ。競争激化に伴い、大手予備校もダウンサイジングを迫られ、リストラ実施中。
 
*大学入試の化学の今
欧米の有力大学の個別試験は殆どが論文形式。日本では、受験生の格差が拡大し、国公立大や早慶などの有力私立大とその他大学で入試問題の内容も二層化が進む。
前者では、最先端の化学領域(リチウムイオン電池や太陽電池の反応、ノーベル化学賞の対象となったメタセシス反応、ヒト免疫不全ウイルスに対する治療薬の創薬分野など)を積極的に取り上げている出題があるが、受験生は教科書レベルで学習した古い化学で思考して回答せざるを得ないので、出題者側もその点に配慮するジレンマを抱えていると推察される。
又、事故やケガを嫌って、化学実験そのものを一切やらない学校も増えている実情もあり、実験活動の中で当然身についているはずの知識が欠如している点も出題者を悩ませているであろう。

(3)懇談会 18:00~20:00
 14階洋室で円卓を囲み、後藤顧問乾杯の挨拶で懇談会を開始。田中関西支部長をはじめ、新しく役員人事を受けた友野幹事と浜野理事、さらに初めて参加頂いた、中山一郎氏、箕村雅史氏
、伊藤正泰氏など多くの方々からスピーチを頂き、楽しく懇談が進んだ。小林幹事より中国の思想家、孔子、孟子、韓非子についての紹介スピーチもあり大いに盛り上がった。最後に三島支部長より会費納入のご協力をお願いし、全員写真を撮って散会した。

4)出席者名簿(敬称略)
講演者:大宮理(新46回生)、本部:西出宏之(新20回生)
関西支部:岡野泰則(新33回生)、田中航次(新17回生)
中部支部:三島邦男(新17回生)、後藤栄三(新19回生)、小林俊夫(新19回生)、谷口至(新22回生)、山崎隆史(新25回生)、服部雅幸(新32回生)、中山一朗(新41回生)、
植村裕司(新44回生)、山本瑛祐(新63回生)、白川浩(新18回生)、柿野滋(新19回生)、木内一壽(新24回生)、上宮成之(新35回生)、堤正之(新17回生)、友野博美(新22回生)、浜名良三(新29回生)、箕村雅史(新37回生)、伊藤正泰(新59回生)、以上22名。
                                  (文責:友野)

 

 


関西支部(早桜会)第32回懇話会のお知らせ

 

第32回懇話会を下記要領で開催します。講演の途中で質問も可能な気の張らない会ですので、初めての方もご気軽にご参加ください。

終了後、簡単な懇親会を予定しています。

日時

2019年6月1日(土)15:00~17:00

場所

 

中央電気倶楽部(大阪・堂島浜)
大阪市北区堂島浜2-1-25  06‐6345‐6351

https://www.chuodenki-club.or.jp/

演者

髙田隆裕氏(新37回 加藤・黒田研 村田製作所 革新技術開発部 )

演題

「(株)村田製作所の電子部品とそれを支える材料技術 」

要旨

電子部品の小型・高機能化の開発例として、コンデンサ、多層基板・モジュールのセラミック材料技術を中心にご紹介します。

早稲田応用化学会関西支部

支部長 田中航次(新17回)

第12回「στの会」開催報告

第12回「στの会」

12回「στの会」を3月23日(土)に大隈会館教職員食堂「楠亭」で開催しました。今回は産学で知財関係に携われている飯野由里江さんに話題提供を頂き、科学技術論文の国際分析や国内大学の評価情報など、お話し頂きました。刺激になる内容で参加者30名弱も、その後の会話に弾みがつきました。
多田先生、佐藤先生のご家族をはじめ、幅広い年代層の集いとして続いていますが、佐藤研と多田研は親密な交流と相互啓発が続いた研究室同士であり、改めて出席者はその繋がりを再確認しました。
恒例の全員によるスピーチでは、近況報告や趣味、社会貢献、などに加え話題提供の話に纏わる話題も多彩で、相互刺激にも十分に一役買った時間となりました。この会は新入会員が入らない平行移動で年を重ねる会ですが、社会参加への意欲が強く、そして相変わらず笑顔の多い会で3時間の会食時間もあっという間に過ぎ、集合写真を撮った後、名残惜しげに散会となりました。
次回も同じ場所(大隈会館・楠亭)で、3月の第4土曜日(3月28日)を開催候補日としますので、是非、会員の皆様におかれましてはスケジュール調整にお含みください。
末尾になりますが、今回のこの同門会便りで開催を知った方も居られると思いますが、メールアドレスの判明している方々への呼びかけで開催に漕ぎ着けていますので、ご理解を頂きたいと同時に、不備のあったことはお詫びしたいと思います。次回以降に向けてメール連絡網を整備するためにも、会員の方々のアドレス登録を幹事役の井上まで(下記アドレス)お願いいたします。

(文責:幹事役、新制19回井上健:takeshi.inoue@akane.waseda.jp

2018年度 学位記・褒賞授与式

応用化学科学位記授与式

応用化学科および応用科学専攻研究科の2018年度学位記・褒賞授与式は、2019年3月26日(火)16時半より、西早稲田キャンパス63号館2F大教室にて式次第に従い小堀深 専任講師の司会で執り行なわれました。

式次第(左:応用化学科褒賞授与式  右:学位記・褒賞授与式)

今年も学部卒業生、修士修了生の研究室代表者に学位記が授与されました。

応用化学科褒賞授与式

引き続き、応用化学科褒賞の授与式が行われました。門間 聰之主任教授から以下のような本賞設立の経緯、主旨等の説明があり、本賞および副賞が濱村 咲妃さんに授与されました。
「優れた業績をあげた学生を表彰して更に人間的な成長を促すことを主旨として設定した褒賞で、学業成績と人物の総合的評価で一人ということになりました。この褒賞は、OBの皆さんと我々教員および教員OBの寄付によって成り立っているもので、私達教員の気持ちを込めて対象の方に授与するものです。おめでとうございます。副賞を用意させていただきました。濱村さんの名前と先進理工学部応用化学科の名前を刻んだバカラの花瓶です。落として壊したりしないよう大切に持ち帰ってください。」

褒賞授与 受賞者 濱村 咲妃さん

褒賞の授与の後、受賞者の濱村 咲妃さんより受賞の挨拶がありました。

 

祝辞:門間 聰之主任教授

祝辞 応用化学科主任門間 聰之教授から祝辞がありました。

応用化学科主任門間 聰之教授の祝辞

祝辞:濱逸夫早稲田応用化学会副会長

ついで、早稲田応用化学会濱逸夫副会長から祝辞がありました。

早稲田応用化学会 濱逸夫副会長の祝辞

 

在校生代表からの送辞

今年の送辞は 在校生を代表して、学部3年生 田中亮祐君が、卒業生に向かって感謝の気持ちを伝える送辞を述べました。

送辞 在校生代表 田中亮祐君

 

学部卒業生の答辞

これに答えて、学部卒業生を代表してハルジョウィノト ダニー君が答辞を述べました。

学部卒業生 答辞 ハルジョウィノト ダニー 君

 

修了生からの答辞

引き続き、修了生を代表して北川 紗映さんから在校生に向けて答辞がありました。

大学院卒業生 答辞 北川 紗映さん

 

乾杯

乾杯の言葉 黒田一幸教授・応化会副会長

応用化学科褒賞授与式及び受賞挨拶を終え、黒田教授の発声による恒例の乾杯へと式が進みました。

乾杯

校歌斉唱

校歌斉唱 指揮:松島 貫太君

卒業生を代表して松島 貫太君の指揮によって校歌を斉唱しお開きとなりました。

 

(文責:広報委員会)

 

2019年度関西支部(早桜会)総会・講演会・懇親会の開催報告

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 2019年度総会・講演会・懇親会を2019年3月16日(土)に開催しました。関西で開催中の日本化学会春季年会に合わせ、前倒しの開催となりました。

  甲南大学で開催されている日本化学会春季年会に参加されている松方正彦、和田宏明両教授と中部支部から堤正之代表幹事、藤井高司理事に来賓としてご出席いただきました。

  岡野支部長の開会挨拶に続いて2018年度事業実績報告、会計報告(暫定)が上程され、いずれも提案どおり承認されました。

  続いて役員改選の提案があり次のメンバーが選任されました。任期は2019年度、2020年度の2年間です。

支部長:田中航次(新17回)
副支部長:市橋宏(新17回)
監事:中野哲也(新37回)
事務局長:澤村健一(新53回)

理事:斎藤幸一(新33回) 和田昭英(新34回) 脇田克也(新36回) 高島圭介(新48回) 遠藤文子(新50回) 數田昭典(新51回) 陳鴻(新59回) 猪村直子(新61回) 桜井沙織(新64回)

  2018年度の岡野泰則(新33回)支部長と前田泰昭(新14回)理事は勇退し、名誉顧問に就任します。名誉顧問は、津田實(新7回)氏、井上征四郎(新12回)氏とともに4名となります。

  続いて2019年度事業計画、予算案が上程され、いずれも提案どおり承認されました。

  総会終了後、引き続き講演会に移り、松方先生による「早稲田応用化学科100年史」が1時間半にわたり語られましたが、残念ながら70年あたりで時間切れとなりました。後日機会を作り、より充実した内容での続編をお約束いただきました。非常に興味深い内容で、私学の化学系は財政的に成り立たないと言われる中、いかに多くの方々の物心両面の支えがあって、100年の歴史を紡いできたかがよく理解できました。

  懇親会は、JR六甲道駅付近の「バル・ザル」にて開催しました。懇親会から川口史郎(旧30回)大先輩も合流され、最若手の桜井沙織(新64回)さんとは、実に70歳近い年齢差の会になりました。和田宏明先生が、川口さんから盛んに旧制時代の応化の様子を取材されていたのが印象的でした。

  「早稲田応用化学科100年史」のご講演もあり、参加者が多く、にぎやかな会となりました。

(文責 : 田中)

参加者 28名

(早稲田大学)

和田宏明教授(新29回) 松方正彦教授(新34回)

(中部支部)

堤正之代表幹事(新17回) 藤井高司理事(新36回)

(関西支部他)

川口史郎(旧30回) 津田實(新7回) 井上征四郎(新12回) 前田泰昭(新14回) 関谷洋輔(新15回) 市橋宏(新17回) 井上昭夫(新17回) 田中航次(新17回)  浜名良三(新29回) 篠崎匡巳(新30回) 岡義久(新33回) 岡野泰則(新33回) 和田昭英(新34回) 古川直樹(新36回) 脇田克也(新36回) 高田隆裕(新37回) 中野哲也(新37回) 古谷敦志(新38回) 山本太郎(新42回) 髙島圭介(新48回) 數田昭典(新51回) 澤村健一(新53回) 陳鴻(新59回) 桜井沙織(新64回)

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第20回 先生への突撃インタビュー(門間 聰之 教授)

「先生への突撃インタビュー」の第20回として門間教授にご登場願うことにしました。
今回も学生、現役OB/OGにインタビュアーとして参加をしてもらい、応化会の本来の姿である先生・学生・OB/OGの3者による合作を目指しました。門間先生にも快く賛同していただきましたことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。
門間先生のプロフィール:1990年、早稲田大学理工学部応用化学科卒。 1995年、早稲田大学院博士後期課程修了。同大学理工学部応用化学科助手、米国ミネソタ大学の博士研究員を経て、早稲田大学に赴任。2010年より早稲田大学理工学術院 准教授。2014年より早稲田大学理工学術院 教授。 2001年に、電気化学進歩賞・佐野賞、2007年には「Electrochemical Communication Award 2007」を受賞。

・先生の現在に至るまでの足跡をお話頂けますか?
     
~科学には継続して面白さを感じていました~

小学生の頃は理科好きの子供で、時計を分解して遊んだり、当時出始めのLEDで遊んでいた記憶があります。高校になると物理と数学が好きだったと思います。理屈がわかれば、今までわからなかったことを証明できたり、確定できる面白さを感じていました。大学では化学を中心に学ぶようになりましたが、分野としては、化学工学や電気化学に大きく興味がありました。大学3年生の時に、これから深く勉強し、自分が身に着けるべき化学として、物理化学、特に電気化学を遠い将来にも必須の領域と感じて選びました。修士へは自然の流れで進みましたが、博士課程には研究が非常に面白いと思うようになると同時に、自分で決めたテーマを研究したいという思いを大切に進みました。更に、ドクターを取得したら海外で修業をしたいという思いもあり、1年間助手をした後に米国・ミネソタ大学に博士研究員として行き、その後早稲田大学に赴任して現在に至っています。研究内容は、学生時代は電池を中心に、またセンサー分野にも関わり始め、加えて、デバイスの種類を超えて、電気化学分析として電気化学反応のインピーダンス解析に注力して研究を進めています。

先生の専門の中で大切に思われているポイントなり、スタンスなりをお聞かせください?
     
~端的に言えば面白いから深堀したいし、人の役に立ちたいという思いです~

電気化学が好きで色々と研究を進めてきていますが、化学反応の中でも有機や無機といった扱う物質で分野を限定するのではなく、電子のやり取りを取り扱う領域としての電気化学を扱っています。基本的には界面反応で不均一反応であり、物質移動も関わります。電気的数値をオンタイムで測定できるという面もあり、非常に面白い領域だと思っています。応用面では、自分の得意領域である電気化学解析を取り入れたセンサー等への応用展開にも取り組んでいます。電気化学の特色を簡便に纏めてみると、化学反応の基本である酸化・還元反応を、電極を使うことで分離して評価できるというのが素晴らしいことだと思っています。

・先生の最近の動向や展望に関するお考えをお聞かせください。
     
~情報化時代を含めた現代社会への応用展開を進めたい~

現在、情報化の加速度的な進展でIoTなどが期待されていますが、インプットされる情報は物理的センサーの応用が先行しています。これでは限界がありますし、不十分だと思っていますので、化学や物理化学が組み込まれた、より高度なものに進展させたいという思いがあります。化学物質と電気エネルギー/シグナルを直接変換できる電気化学は、化学センサーに非常になじみが良いと考えています。具体的な一例としては、尿、汗、唾液などから病気や人の状態を測定できるようなセンサーの開発などが挙げられます。疾病のマーカー物質やアレルギー、ストレス状態などを測定できるセンサーなどが、体温計のように簡単に測定でき、その情報がIoT等の活用で疾病の超早期発見につながればと思っています。物質面だけでなく、こういったサービスでQOLの向上にも寄与出来たら良いと思います。これらの研究を通して、電気化学の学問領域を拡充したいという思いも強いです。

 ・関連質問として、異分野に対する取り組みは、どうでしょうか?

興味があればなんでも、調べたり、詳しそうな人に聞いたりしています。自分の関わっている領域では、しっかりとした基本を身に着けておくのがまず大事ですが、興味が湧けば周辺領域も知識を得て、また面白そうなことは取り組んでみるという姿勢が重要だと思っています。個人的には、化学に関係のあまりないようなことも、自宅では時間のあるときに実験や工作をしてみたりしています。

・応用化学会への期待を聞かせてください。
     
~もっと敷居の低い、会員家族が楽しめる企画があっても良いかと~

応用化学会は素晴らしい会だと思いますし、活動にも感謝をしています。自分も会員の一人と思っていますが、一卒業生としては、催事に関してはもう少し敷居の低い、参加対象の広い、会員の伴侶や子供たち家族も楽しめるような企画も良いのかな、と思う時があります。

・100周年を迎えた応用化学科についてコメントを聞かせてください。
~自分を育ててくれた学科で、これからはそのように思う学生を多く輩出したい~

応用化学科は、自分を成長させてくれた大切な場であると思っています。その面では感謝の気持ちが強いですが、今の立場で言えば、これからの学生が同様に「育ててくれた」と感じてくれるように携わりたいと強く思いますし、楽しんで過ごして欲しいと思います。

・21世紀を担う皆さんへのメッセージをお願いします。
     
~目先にとらわれずに、長期の夢や希望を持ち続けられるように~

研究の面白さや、面白いから研究を続けていることを話してきましたが、学生の皆さんにも是非とも自分の夢を追い続けるようにして欲しいと思います。目先の利益や安定、安心を求めるばかりでなく、長期にわたって追い続けられるような夢や希望をもって生きて欲しいと思います。また、折角化学を学んできたのでそれを活かして欲しいという思いもあります。

参考資料:

インタビュアー&文責: 
佐藤 由弥(学生広報班)、西尾 博道(学生広報班)、新谷 幸司 広報委員会副委員長(新34)、井上 健(新19回)

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新制12回 同期会報告(2019年3月13日)

昭和33年に応用化学科(05)に入学したので、私達は「3305クラス会」と名づけて、ここ20年ほど毎年クラス会を開催しております。

 今回は「銀座でワインを飲みながらフレンチを楽しもう!」とのコンセプト、「銀座 Sun-mi 高松本店」で12時から開催しました。参加者は、奈良から駆け付けた井上(征)さんを含め30名。

 森川幹事の開会挨拶と白ワインで乾杯の後、細田幹事の司会で30名全員がスピーチを。趣味の話、健康の話、108歳の母の話、18歳の愛犬の話、〇〇首相の批判など、談論風発。

3305クラス会では、「ネットによる連絡網」を始め「旅行」、「作品展」、「ゴルフ」などを行っており、スピーチの合間にそれぞれの幹事から今年の予定の案内があり、綱島さんの6弦ウクレレ・ギター伴奏により「花」、「思い出のグリーングラス」を皆で唄い、大変盛り上がりました。

 米田幹事の閉会挨拶と記念写真撮影の後、来年の再会を約し予定の14時30分に解散。翌朝、「雰囲気も良く、美味しい仏料理で楽しかった」との参加者半数以上からのメールで、幹事3名胸を撫で下ろしました。

                       (文責:森川、写真:米田)

集合写真